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「グリル風車」の思い出
本サイトの洋食部門をご覧になれば分かるとおり、味にAランクを付けている洋食の店はまだありません。
いや、もちろんBランク以上を付けているような店はどこもおいしいんですよ。でも、感動するというところまではなかなか行かないんですよね。まあ、市販のトンカツソースをかければ済むとんかつ屋とは違って、そこからさらに手間のかかるドミグラスソースやブイヨンなどを用意しなければならない洋食屋で、1食1000円以下の安いところを探すという事自体が間違っているのだとは思いますが・・・
もう一つ、個人的に思い当たるのが、昔の阪急大宮駅の食堂街にあった、「グリル風車」の思い出が強すぎるんじゃないかという理由です。
その店は、私が自分の小遣いで外食をしだした時に良く行った店で、今まで家族と良く行っていた店以外の、自分の目と財布で選んだ店で食べるという経験は非常に新鮮で刺激的だったんですよね。
ええおっさんになってしまった今では、たま~に高そうなところに接待を受けたりする機会もあったりするんですが、正直あんまりどこも心底からおいしいと感じた事がありません。いや、接待していただいた企業の方には申し訳ないんですけど、やはり自腹とは出てきた料理に対する舌の味覚細胞の働き具合、必死度が違います(笑)。
とにかく、その当時は軽い緊張と興奮状態で店に入って、足がちょっと届かないスツールに座り、カツを乗せたご飯の上に卵をといたあんかけをかけたカツライスや、ちょっと小遣いに余裕がある時は、焼いたハラミの上にワインベースのソースがかかったステーキランチなんかをむさぼるように食べたものです。名前は失念しましたが、その奥にあった店で食べたマトンの鉄板焼きもうまかったなあ・・・
それらの店も、大宮駅の改装と同時に消滅してしまいました。その頃は、学生で別の土地に下宿をしていたので名残を惜しむチャンスが無かったのが残念です。どっかに移転していてくれればなあと思うのですが、手がかりなど見つかるはずもありませんしねえ。
まあ、たとえ今その店が残っていても、食べてみれば「な~んだ」と思って味にDなんかを付けたりするかもしれませんがね。しかし、思い出だけに残る味ほど厄介なものはありませんなあ(笑)。
投稿者 kobayashi : 2004年10月22日
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