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2004年12月28日

樽・金盃

グルメ時代となった最近では、日本酒や焼酎などの日本古来の酒も、醸造法にこだわった高級プレミア銘柄がどんどん生まれてdancyuのような雑誌で特集されたりして、居酒屋などでも小さなガラスの器に入れられて貴重品のような扱いで出てくる事も多いですが、まあそれはそれで良いとしても、全部が全部そういうグルメ指向になってしまうのはどうかなと思ったりもします。

そんな中で、オヤジ御用達の立ち飲み店がずらりと並ぶ新梅田食道街にあるこの店は、「金盃」ただ1種類の銘柄の樽酒のみで勝負という今時貴重なスタイルを保っています。

今では樽酒なんぞを置いている店はめっきり少なくなってしまいましたが、私らの親父の世代では外で飲むうまい酒とは樽酒の事と相場が決まっていたもので、そういう店でおいしそうに飲む親父の顔と座席にほのかに香る木の香りに、酒が飲めない子供ながらもなんとなしに嬉しさを感じたものでした。

もちろん今ではどんな酒でも喜んで飲みまくりですが(笑)、やはりぐい呑みになみなみと注がれた樽酒に漂う杉白木の香りは、ワインやシングルモルトなどの香りに感じるものとは全く違う、心身がリラックスして気持ちが豊かになるような、日本人としてのDNAに訴えかけてくる癒しの力を感じますね。おしゃれなミニグラスで飲む吟醸酒ではこういう気分にはなれません。

アテのほうも、奴ホットや焼き味噌、かしわ肝煮、ゆりねの梅肉和えなど、あくまでも酒を邪魔しないシンプルな味付けと量、それでいて滋味豊かな品が選りすぐられています。

当然と言うか、お客さんは樽酒文化を知っている年配の方が中心ですが、若い人にこそ来てもらって、日本酒の温故知新を体験して欲しい店ですね。

ただ、店内は大声、タバコ厳禁なので、大勢でワイワイやりたい若者は違う店にどうぞ(笑)。


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投稿者 kobayashi : 2004年12月28日 

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では、飲みに行きますか。 ビールスタンドのそば、新梅田食道街へ。 久しぶりに「金盃」。 ... [続きを読む]

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