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大阪飯店
その昔、阪神百貨店や新阪急ビルの裏手、今はちょうどイーマがあるあたりに、闇市の名残らしい非常にボロい飲食店街がありまして、その中に「まるい飯店」という100円餃子と100円ラーメンが名物の狭くて汚い店がありました。立ち退き後は大阪駅前ビルのテナントになり、今はどうやら兎我野町に移っているようなのですが、めっきり綺麗になって値段も上がってしまったようですね。
さらにマイナーな話題をすると、そのまるい飯店の支店らしきものが、その昔のまた昔には、ちょうど市バスの住吉車庫の近くあたりにもありまして、酢豚とかに玉が乗った中華定食なるものが400円で売ってたりしました。
とある公立大学に通っていた私は、ちゃんぽんが280円で食べられるなど当時はまだ安かった王将とともに、貧乏学生の胃袋の友として「まるい飯店」を良く利用していたものです。しかし、その店も店主が体を壊してたたんでしまいました。
かように、今や風前の灯となってしまった大阪の大衆激安中華の中で、いまだにこの「大阪飯店」が元気で営業しておられるのは心強い限りです。
もちろん、もやしとネギ、チャーシューがしっかりと載っているさっぱり味のラーメンは今でも100円です。餃子は150円になりましたが味は昔のままですし、200円が300円になった炒飯もボリュームたっぷりです。
それにしても不思議なのは、店内は改装されたように見えるにもかからわず、当時と同じくらいの汚さに見えますし(失礼)、店主は雰囲気も髪型もほとんど変わらなくて、顔だけがやや老けたように見えて(さらに失礼)、久しぶりに来たような気もするし、そうでない気もしてしまうところですね。
ただ、少子化の影響なのか、当時と比べると子供の客がちょっと減ったように思いますし、場違いなカップルもちらほら見かけるようになりました。
まあ、自分も格好だけは大学時代と変わらないくせに、顔と体型は年を食ってくたびれたオッサンになっているわけですから、店にも変わったり変わらなかったりするところがあるのも当たり前なわけで、正に店も人の人生そのものですよねえ。
投稿者 kobayashi : 2005年02月18日
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