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観光地と化す新世界
この記事を見るまでも無く、ある程度オッサンの年齢になった私のような関西人にとって、八重勝やだるまに若い男女の行列が出来ているのを見て、新世界のジャンジャン横丁がすっかり観光地されている事に驚きを禁じえないと思います。
今でこそ再開発の進行でジャン横の多くの店舗は取り壊しになってしまいましたが、かつては場末の飲み屋と食堂、そしてゲーセンが建ち並び、そこにいる面々も西成のおっちゃんかヤンキーしかおりませんでした。
しかし、今では新世界の串カツは一大観光名所となって女性グループの客すら見かけるようになり、かつては鈴なりだった将棋クラブの窓にたかって盤を覗くおっちゃんの数も、今では覗いている人すらほとんどいない状況になってしまいました。
大阪市が市民の血税を投入して作った屋内遊園地のフェスティバルゲートが一瞬にして廃墟と化してしまい、開設当初はフェスティバルゲートのおまけとしてマスコミに取り上げられた新世界が繁栄してしまったのは皮肉としか言いようがありません。
まあお上の阿呆さと庶民のしたたかさについては昔からの大阪の伝統ではあるんですけどね・・・(笑)
それにしても、単なる大阪のジャンクフードに過ぎない「串カツ」がどうしてここまで受けたのでしょうか。
やはり、その大きな原因として挙げられるのは「ソース二度漬け禁止」というローカルルールですね。
様々な情報が巷に溢れ返っている現代では、飲食店を宣伝する一般的なキーワードである「うまい」「安い」「おしゃれ」といった言葉をいくら並べても、大多数の人の耳を右から左へと抜けていってしまうだけです。
かえって、テレビの情報番組なんかを見ていても「頑固親父」「取材拒否」「私語禁止」というネガティブなフレーズの方に興味を引かれることが多いのではないでしょうか。
キャッチーなフレーズと新世界と言う大阪以外の人にとっては異世界チックな場所、そして手軽な値段といったところがちょっとした冒険心をくすぐられるところなのではないでしょうか。
投稿者 kobayashi : 2005年04月19日
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