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天五中崎通商店街の西端、地下鉄中崎町駅のそばにある、正統派の大衆居酒屋。今は無き名店「天満正宗屋」の元スタッフもおられるそうだ。
メニューは当然ながら、揚げ物焼き物煮物と鍋と寿司以外はひと通りの品が揃っており、おでんは80円、枝豆などの小鉢が150円からあり、ほとんどの品が200〜400円の間にある安心価格。酒もビール大瓶が390円、チューハイが280円と安く、280円からある焼酎も普通よりはたっぷりした量が出て来てお得。
黒板にはその日の日替わりメニューがたくさん書いてあり、大きなデミソース付きのミンチカツが2個で280円だったり、「中村シェフの洋風メニュー」と銘打たれた300円そこそこのグラタンやオムレツ、ポトフ、ヒラメのムニエルなど洋風のアテも多く揃っており、豚フィレカツなどは卵そぼろとワインが効いたソースがかかっていて見た目も美しく味もオシャレである。
もちろん、刺し身や煮魚、串焼き、串カツ、惣菜などの定番モノも抜かりなく、大きなだし巻きやクリーミーなポテサラは250円だし、たっぷりの赤魚煮付けが300円、ゴーヤや赤ピーマン、しめじなど旬の品が入った野菜炒め、トロトロの白味噌どて焼き、ちゃんとダシが引かれた薄味のおでんなど、どれもこれも手作りで極めて良心的な品ばかりである。
(11/11/25 更新)
千林・森小路エリアにある、コの字型の大きく古びたカウンター席のみという、いかにも年季が入った大衆居酒屋。普通、こういう店を仕切っているのはたいてい年配のチームだったりするのだが、ここはイケメンスタッフが勢ぞろいで若々しい活気に溢れており、公式サイトは何とjpドメインである!
酒はビール大瓶が480円、焼酎が300円台といったところで普通の品揃えと値段だが、アテのほうはスタッフの若さに見合わない本格派で、丁寧な作りが美しい根菜の天ぷらが300円に、紛れも無い天然ダシがかかった大ぶりの揚げ出し豆腐が270円、分厚い豚肉と野菜がこんがり焼かれたバーベキュー焼が330円、ダシが良く効いたロールケーキのようなフンワリ出し巻が250円、アキレス腱までトロトロに煮込まれたどて焼きが280円、おでんや串焼きに至っては100円と90円という安さでありながら、ボリュームも見た目も大満足の品ばかり。
特にお薦めなのが日替わりメニューで、トロリと脂が載って絶品の金華サバの「づけ」、醤油に切り身の先っちょを浸したらさっと皿の一面に脂が広がるぐらい、トロ顔負けの脂が乗った寒ブリといった、選りすぐりの旬の刺身がおよそ500円台という値段でいただけ、冬場にはカキやタラの白子などが登場して季節感もバッチリだ。魚介類だけでなく、洋食屋顔負けの手作りハンバーグなんかも400円程度という値段でいただけるのだから圧巻である。
お客さんはほとんどが常連という感じで、〆に茶漬け(海苔410円より)はもちろん、メニューに無いおにぎりや白ご飯まで頼まれる場面が多いところも、近所の一杯&メシどころの名店として愛されている証拠であるように思う。
(10/01/13 更新)
ソース二度漬け禁止の大阪風「串カツ」ではなく、抹茶塩・ポン酢・味噌ダレ・ソースが入った皿に付けて食べる「串揚げ」を提供するお店。南巽にも同じ店名の店があって、ここ新森古市店のほうが新しいようだ。
その串揚げだが、なんと驚くことに全ての品が100円均一で、牛ヒレマスタードやキスのしそ巻き、うずらベーコン、マッシュルームチーズ、れんこんカレー詰め、オクラチーズ、たらこポテト、赤飯といった創作タイプはもちろん、季節によってはフグや牡蠣、貝柱、鮎といった高級素材まで登場するのだから驚かされる。しかもアスパラには食べやすいように細かく切り目が入れられるなど仕事が細かく、素材もしっかり吟味されていて、エビは甘くてホクホク、牡蠣は衣の中からジュースがほとばしって絶品。
各席にはまず大根とニンジンのスティック、キャベツが入った入れ物が出され、食後には口直しにカリカリとした食感が楽しい小梅の串揚げが出されるのもユニークで楽しい。ビールは生と中瓶が450円、焼酎は300円とまずまずリーズナブル。酒が飲めない人用に、ご飯と味噌汁のセット(300円)も用意されている。
(12/04/25 更新)
住所:大阪府大阪市都島区都島南通2-5-24 大阪屋シャレード京橋1F 【MAP】
定休日:不定休(月曜が多い)
08年の4月にオープンしたばかりの居酒屋。1本100円の串かつや焼酎のボトルキープなど一部を除けば、ビール中瓶や生ビール、焼酎などの酒類、そして全ての料理が300円均一の超明朗会計。
会計システムとは裏腹に料理の内容は非常にしっかりしており、カンパチの刺身はコリコリの分厚い切り身が5枚も載り、美しく大きなだし巻は調味料の影を感じさせない丁寧なダシで作られ、はじかみまで添えられるゴージャスぶり。生ダコとマグロが添えられた海鮮のカルパッチョや牛肉のたたきなど、他店では軽く500円以上はしそうな料理まで揃っている。焼酎も、一生一代や薩摩一といった普通300円ではとても飲めない銘柄が並んでいるのも素晴らしい。
店は居抜きで入ったらしく、安居酒屋とは思えないほど店内がゆったりとしているのも魅力だ。
(08/07/09 更新)
萩之茶屋商店街から少し脇道にそれた場所にある、穴場の一人鍋専門店。
鍋は20種類近くのラインナップを誇り、豚肉・鶏肉のすき焼きが570円、高くて鱈ちりの820円、冬場の牡蠣鍋が880円という激安価格。店の一押しである鶏ミンチ鍋(770円)は、にんにくの入った鶏のつみれがどんぶり鉢にみっしりと詰められて供され、牛のすき焼き(620円)は上質の肉と野菜がたっぷりで、一人鍋と言いながらも十分2人前はあるボリュームは圧巻の一言。店のオリジナルらしい、ちり鍋用ポン酢もしっかり柑橘の香りが効いていてうまい。
一品ものも種類は豊富だが、超定番はまぐろのすき身。220円という価格ながら、皿に大ぶりの身が積み上げられ、これと丼ご飯があれば大盛りのマグロ丼が完成してしまうぐらいの量だ。酒はビール大瓶470円など。
(08/03/26 更新)
もはや大阪ののんべえで名前を知らない人はいないとも言える、大正駅前の名物居酒屋。
闇市時代の香りを色濃く残す飲み屋街にある店は、中の雰囲気も戦後の昭和そのまんまで、もしゲートルを巻いた復員兵が店にいたとしても全く違和感は無いはず。そしてアテの値段ももちろん昭和で、かくしゃくとした老主人が作る甘めのダシが利いた巨大なだし巻が260円、一串で十分にボリュームがあるレンコンの肉詰めやエノキのベーコン巻といったくわ焼きが2本で210円、皿に文字通りのてんこ盛りで出されるゲソ天や椎茸のホイル焼きが320円、そしてたっぷりした生野菜や湯豆腐も110円とは正に脱帽の一言。ビール大ビンの値段こそ470円だが、110円相当の小鉢物がお通しで付くので死角無し。
追記:1年ほどの一時閉店からようやく復活。だが、大マスターは引退されたようでだし巻きがメニューから消えてしまった・・・仕方ないとは言え、寂しいね。
(12/02/05 更新)
正宗屋と並び称される天満の激安居酒屋の雄。味は正宗屋に比べればやや落ちるものの、ボリュームはこちらの方に軍配が上がる。
ビール大瓶350円、酎ハイ260円のドリンク値段は当然として、おでんや焼鳥は1つ100円程度ながら「包丁使うのがめんどくさいんか?」と思わず聞いてみたくなるほどの大きさで、カニやブリ刺しなどの海鮮類もほぼ400円以内という素晴らしさ。そしてメニューの多さも半端じゃない。店員の愛想はお世辞にも良いとは言えないが、そこまで望むのは贅沢というもんだ。
(2004年以前のデータ)
夜は人影が消えるオフィス街の外れに、隠れたように佇む狭くて小さな店ながら、曜日に関わらず毎日満席になる人気を誇る店。
それもそのはず、新鮮な胸肉、コリコリの砂ずり、脂が乗ったプリプリの肝が載った「造り盛り合わせ」は他店なら3人前は出せるボリュームで1000円ポッキリという値段にまず仰天。焼鳥も、非常に丁寧な仕込みがされた背ギモ、濃厚な肉の味を感じるネギマ、食べやすく仕事がされた手羽先、じっくり脂が落されたサクサクの三角、まるでハンバーグステーキのようにジューシーなつくねと、どれもこれも感嘆すべき品揃いで、モッチリとした胸肉たたきのわさび和えにはおろしたての香り高い本ワサビが使われ、カウンターの七味や山椒(やまつ辻田製?)にも質の高いものを揃えられていて全く隙が無い。そして締めに外せないのがここの鶏飯で、濃い目に炊き上げられた鶏の旨みが詰まったご飯とコラーゲンたっぷりのスープの組み合わせは、どんなに腹が一杯でもワシワシ行かざるを得ない魔力がある。
串はほぼ120円から180円の価格帯でしっかり突き出し料も取られてしまうが、一品料理はそれぞれハーフサイズが選べるし、酒もチューハイが300円にビール中ビンが480円、量り売りのブレンド焼酎(1合あたり600円)とまずまずリーズナブルで、トータル的なコストパフォーマンスも抜群の名店だ。
(09/04/08 更新)
1本100円と120円という二度漬け禁止の安串カツ店と変わらない値段で、いわゆる「串揚げ」を提供してくれるお店。串のメニューは年間300種類以上という驚異的なバリエーションの中から、25種類程度が日替わりでラインナップされる。
当然ノーマルな牛肉や野菜といった品もあるが、やはりここの真骨頂は創作メニューの数々で、カニの身が詰まったフライの上にかに味噌が載った「カニ団子かに味噌添え」や、シャクシャクとした大根とほっこりしたブリのコントラストが面白い「ブリ大根ゆず胡椒」、ネットリした里芋に春菊の香りが利いた「春菊こいもコロッケ」など、一串の中に完成された料理が丸ごと詰まっているようで、さすがにそれぞれのボリュームは一口サイズだし、ドリンク類も大衆居酒屋よりはちと高めだけれど、それでも120円の串揚げでこれだけ楽しめるのは格安と断言せざるを得ない。
タレはレモン汁、塩、ポン酢、ソースの4種類があり、マスターが揚げた品を置いてくれる時に、串の先が刺す方向でお薦めのタレが示されるのが面白い。当然ながら、かなりの人気店なので週末は予約をしたほうが確実。
(09/03/25 更新)
鶴橋駅を出て千日前通りを少し東にいったところにある、老舗居酒屋「中島屋」を引き継いだお店。
おでんを除けばアテの価格は皆300円以上で一見するとCPがあまり良く無さそうだが、この店の看板メニューである980円の刺身盛り合わせを見ればその疑念は消し飛んでしまう。何しろ、大ぶりな皿の中に巨大なマグロ中トロのぶつ切りやエンガワ付きの平目、肉厚のイカ、そして新鮮なウニなどの鶴橋市場直送の新鮮な魚が所狭しと盛られ、この鮮度と量なら普通であれば軽く2倍の値段は取られるような代物なのだ。当然、その魚のアラをふんだんに使っているだろう大きなあさりがゴロゴロ入った赤だし(300円)やおでん(100円より)も絶品。ほとんど中トロのマグロが詰まったぶっとい鉄火巻や大きな海老の寿司(380円)もマストアイテムだ。ただしワサビは粉だし魚系以外のメニューはあまりお薦めできないが。
また、この店には11時から14時までのランチタイムに生ビールと一品で500円になるサービスがあり、一品とは言え巨大なアラ炊きもあったりしてお得感は十分だ。ビール大瓶450円。
(05/06/22 更新)
一番のお気に入りだった天満の正宗屋亡き後、各地に数多くある正宗屋の中で次の代表として挙げたいのがこのお店。
料理や酒の値段、店の活気という面では天満に劣ってはいるが、料理の質ではこちらが上回っている部分もあり、ねっとりとしたイカのウニ和えや柔らかく煮込まれたアワビ、キレのある酢味噌が利いた「ぬた」、そしてボリュームのあるどて焼きといった何でもないアテが実においしい。それでいて、おでんはじゃがいもの50円から、アテはだいたい250円〜350円前後、活きの良い刺身は550円からと正宗屋の名に恥じないリーズナブルさ。そしてメニューに運よくあれば是非頼んでおきたいのが、練り上げた鯛の子にかに味噌を重ねて固めた名物の「カステラ」。見た目の楽しさとねっとりした食感と海の香りで、思わず日本酒の杯を重ねてしまう逸品。
店内は細長くて狭い上に、何人もの店員が給仕に動き回るので落ち着かないが、真っ当なアテを安く食べたい向きにはうってつけの店だろう。ビール大瓶390円。
(08/10/22 更新)
南海萩ノ茶屋駅から東に伸びる萩ノ茶屋商店街の中ほどに位置する居酒屋(朝と昼は立ち飲み)。店内には常にギャンブル関係の放送が流されているのが興味深い。
値段はこの界隈にしては高めだが、鱸の洗いやてっさ(フグ刺し)、粒が立ったウニといった網元から直送される活けの高級ネタが常時何品も取り揃えられていて、さすがにボリューム的にはそこそこではあるが、これらの品が300〜400円台で食べられるのだからCP的には申し分無し。それ以外の一品も豊富で安く、プリプリのてっちゃんを使った鍋や鉄板焼きもこの店の隠れた名物だ。朝8時ごろの開店から11時までは、モーニングサービス(笑)と称して貝汁や湯豆腐、冷奴が100円になるサービスがあって、290円の淡麗生とペアで楽しむのもオツだ。
(10/01/02 更新)
西九条の本店を中心とする大黒グループの1店。正宗屋とは違ってこちらはメニューも雰囲気もほぼ共通だ。店内は黒を貴重とした和風の空間で気持ちが良く、女性にも抵抗は無い作りだ。立ち飲みで紹介した福島店に比べ、こういった肴をじっくり楽しみたい店は座って飲むほうが合っている。
関サバ400円やマグロ中トロ580円、本マグロアラ塩焼き400円など、量はやや少なめだが良い素材をシンプルに調理した日本酒に合う海鮮メニューが非常に豊富。ただ、ワサビが粉ワサビだったり卓上の塩がアジシオだったりするのが非常に残念。50円ずつ値上げしていいので改善して欲しいところ。
(2004年以前のデータ)
ジャンジャン横丁の八重勝やてんぐなど、大阪と言えば串カツが有名なのだが、その中でもCPで特筆すべき店。
ふんわりとした口当たりの良い衣が特徴の串カツが、1本90円からという激安ぶり。まずはこの店一押しの、甘めの味噌にくるまれたとても柔らかいドテ焼きを食べつつ、何を揚げてもらうのかを決めるのが定番コース。串カツメニューの中ではイカやカキなどの海産物の串がお薦め。ただし、大型の有頭海老だけは時価(およそ800円前後)なので、頼む時は値段を確認しよう(笑)。食べた後の串は串入れに入れて後で清算する。時間が遅くなると油が古くなる時があるので早めに訪れたい。
東大阪市の長田交差点から1km弱ほど北に行ったところに弟さんがやっているら支店があり、こちらは海老が定価で800円、どて焼きが少し大きめという違いがあって面白い。
(08/04/10 更新)
天神橋筋を天六から少し北に上がったところにある、半オープンエアーの海鮮居酒屋。既にマスコミに取り上げられて大人気で、7時ぐらいには大バコの店が満員になる。
メニューはほとんど全てが魚の料理で占められ、しかも内容が毎日入れ替わるのだから凄い。天然タイやスズキ、クエ、本マグロなどの高級魚からカマス、ハタハタといったものまで30種類以上が並ぶ刺身が280円から、肉厚のキスや大海老、野菜などの天ぷらが100〜200円、サイズこそ小ぶりながら半身の金目鯛煮つけが650円と、鮮度は大黒・値段は得一レベルのクォリティには驚くばかりだ。スルメイカのワタ焼きなんかも1杯まるごと出てきて嬉しい限り。
天ぷらや煮物の調理には大雑把なところがあるし、夏場冬場の空調には全く期待できないが、新鮮な魚をたらふく食いたいという欲求にはベストの店だろう。ビールは中ビンが450円と天満価格じゃないのがちと残念。最近、新京橋商店街と堺東にも支店が出来たそうだ。
(07/11/19 更新)
言わずと知れた大阪B級グルメのメッカ、上本町ハイハイタウンに集結する安飲み屋の中でも、そのハイブロウな屋号と33メートルと言うギネス級の長さを誇るカウンターで一際異彩を放つ、文字通りのサラリーマンの止まり木である。
しかし、そのいかにもチープな雰囲気とは裏腹に、かなり真っ当なアテを良心的な値段で出してくれる店で、ゲソや野菜盛り合わせなど250円からある天ぷらは通し揚げに(品によっては)ダシが付くし、250円の小芋煮もゆずのすりおろしが散らされていたりの芸コマぶり。きりりと歯に染みる「ぬた」や、上品に焼かれただし巻き、綺麗に盛られたポテサラもよろしい。酒もビール大ビンが400円に日本酒が200円とこちらもあくまで大衆価格だ。
(05/11/17 更新)
何しろ1週間のうちでたったの土日しか店を開けないという文字通り幻の串カツ店。
とそう聞けば、よほどのぼったくりか商売気0かのどっちかに思えるのだが、もちろんこの店は後者で、牛カツやじゃがいもが80円なのは標準的だが、新世界だと200円以上は確実に取るであろう、カキや貝柱、はも、たらこといった高級シーフードまでもが120円以下の値段なのは驚愕の一言。衣やソースはさほど洗練されてはいないが、昔の縁日屋台で売っていた串カツの味を知っている人には涙モノの懐かしさがある。近所のひげ勝に比べると、何故か串カツのみならずどて焼きも下町っぽい味わいなのが不思議だ。ビール大ビン500円。
(2004年以前のデータ)
串かつ屋を中心とした派手な看板が並ぶ新世界ジャンジャン横丁にあって、所見ならうっかり見過ごすこと確実な、店先にかかっている縄のれんだけが目印の居酒屋。
簡便な安酒屋が揃っているこの界隈にあって、珍しく正統派の居酒屋メニューが揃っており、若竹煮(300円)やおでん(100円〜)、大人の手のひらサイズはあるだし巻き(300円)に使われるダシは真っ当に引かれていて滋味溢れ、その場でさっと酢味噌と和えられる「ぬた」はワケギのサクサク感が絶妙、蒸し焼きなどに調理される鶏肉は肉味が濃いし、豪快に2匹が揚げられる赤舌平目のから揚げなんかも、骨までバリバリと行けてしまう。刺身は500〜800円と高めだが、ヒラメの昆布締めやピカピカの鯖といった上質なものが揃えられている。
酒はビール大瓶が550円、焼酎は麦とゴマがあってそれぞれ320円、日本酒は浪花正宗の270円よりと、座り飲みの居酒屋としてはまずまず標準的なお値段である。
(11/07/20 更新)
住所:大阪府大阪市生野区生野西2-1-30 【MAP】
電話:06-6741-9001
JR寺田町駅のすぐ近くにある、昭和の雰囲気が充満している老舗の居酒屋。渋いという言葉を超越した店内には2台のテレビが置かれ、常連達が毎夜阪神戦を楽しんでいる。若者や女性客が皆無な店なのに、今時の若い女の子2人が携帯片手に給仕しているのがなんともミスマッチで面白い(笑)。
料理も店同様虚飾が極限まで排された実直ぶりで、350円の甘いつゆが特徴的な天ぷら盛り合わせには大ぶりの白身魚やイカが乗っかり、250円の鉄火巻はマグロが濃厚で、500円の寄せ鍋はイカや数種類の白身魚、鶏肉など実に盛りだくさん。ぎんなん、鰻、魚などがぎっしり詰まった茶碗蒸しやサバ(松前)寿司も実にうまい。
他にも日替わりで魚の刺身や焼き物(350〜500円程度)がホワイトボードに書かれている。冬場にはてっさやてっちりも楽しめるようだ。ビール大瓶400円。
(08/11/05 更新)
住所:大阪府大阪市平野区平野本町2-4-15 【MAP】
電話:06-6796-1194
平野区の市街地のど真ん中に、串カツ店が3軒ほど密集しているところがあって、ここはそのエリアを代表する店と言ってもいいだろう。串カツの値段は何とほとんどの品が60円であり、牛肉や野菜はもちろんの事、小さめだけどエビやイワシ、キス、甘鯛といった海鮮でも同じ値段なのだから仰天する。まあ、全体的に鮮度を厳しく問う人にはちょっと合わないかもしれないが、値段が値段なのだから文句があるはずも無い。
中には1本200円の品もあったりするが、巨大なアスパラをベーコンでグルグル巻きにし、揚がったら4つに切ってポン酢をかけて出されるアスパラや、エビ・イカ・肉・ししとう・ウインナーが串に刺さったバーベキューといった豪快な品だったりするので、割高感は全く無い。
ソースはちょっとドロリとした不透明なタイプで、不思議なコクがあってジャンクな串カツに良く合う。もちろん、どて焼き&こんにゃくも同じ値段で、甘すぎない白味噌でトロトロに煮込まれていて、串カツの前につい何本も行ってしまう事請け合いだ。
また、鉄板焼きメニューもなにげに豊富で、細く割いて醤油マヨネーズをかけたエリンギは常時オーダーがかかる人気だし、串カツ用の山芋がたっぷり入った生地でひょうたん型に焼き上げられる、エビ・牡蠣・肉・イカ・じゃがいもがギッシリの「いぬい焼き」など、いろいろアイデアに溢れている。初老のマスターと、お母ちゃんの掛け合い漫才も楽しい、下町の雰囲気あふれる老舗である。
(12/02/01 更新)
麒麟麦酒の古いポスターや店で使っている七輪や文化なべが象徴するように、まんま昭和の匂いを感じさせる伝説の居酒屋。
店には一切メニューが無くて、周りが食べている物やカウンターにある物を頼むしかない。惣菜や煮物は総じてひなびた味わいだが、カニや刺身は新鮮そのもの。冬なら味噌ダレがかかった湯豆腐を是非。もちろんどこにも値段は書いてないが勘定は安い。ビールの大ジョッキは今時珍しいぐらいの本当の大である。常連さんによると2日に1度はあるという自家製厚揚げも外せないところ。
追記:何と店が一新されてステンレス張りの厨房になり、メニューまでもが完備されたようだ。あの空気感が無くなったのは寂しいが、内容は今まで通りだそうで一安心。
(11/03/31 更新)
まるで海の家のようなバラック風の建物が特徴的な、半屋台風海鮮居酒屋ブームの先鞭となった店。鳥取の境港から専用トラックで買い付けされるらしい海鮮を、刺身や七輪焼き、揚げ物、煮物といったさまざまな調理法で楽しめる。
値段は安いもので300円、メインは500円から1000円の価格帯とあってそれほど安くは感じないが、1000円の刺身盛はトリ貝や生ダコ、まぐろ、カンパチ、ホタテ、サーモン、イカが大皿に盛られ、イワシの天ぷらやカレイのから揚げはまるごと一匹、ホタテ焼きは大人の手のひらサイズ、そして鉄火巻きは文字通りの太巻きが1本どーんと出てくるなどボリュームがものすごく、1人で3000円もあれば腹いっぱい飲み食いできるのだから十二分なコストパフォーマンスだ。
味は全体的に大味ではあるが、4人から26人まで無料送迎のサービスがあるので、大勢でワイワイと楽しむには最適な店だろう。月曜から木曜までの17時から18時までビールとチューハイが100円になるサービスもあり。
(08/09/10 更新)
JR桜ノ宮駅東側のガード下にある、年配の女性陣だけで切り盛りしておられる居酒屋。
メニューは刺身から煮物焼き物揚げ物鍋と非常に豊富で、アテの値段はおおよそが200円台後半からと単品ではそれほどのCP的な魅力を感じないのだが、大ぶりの刺身6品と生ビールの「おたのしみセット」が800円、冷奴半丁+小鉢の惣菜3個+海老と野菜の天ぷら6個+生ビールという、これだけで腹が一杯になる「まごころセット」が900円と、セットメニューの安さが「何か間違ってるんじゃないか?」と思わず首を傾げるぐらいに際立っている。
素材はごくありふれたものだし調理もあくまで家庭料理レベルだが、勘定と共に出される味噌汁のサービスに象徴される店の暖かみが、年配のサラリーマン諸氏を惹きつける魅力になっているのだろう。
(07/09/11 更新)
西成署前のあいりん銀座と萩之茶屋商店街が交差するあたりに新しく出来た、豚と鶏の焼き物を売りにした居酒屋。
宮崎風に炭火で焼かれる鶏のもも焼き(270円)や手羽先(1本100円)、テッポウやレバー、タン、ガツ、ハツなど豚肉のホルモンあぶり焼きが200円、その場であぶってくれる自家製チャーシューが250円と、どれも激安な割りにボリュームは十分。酒もビール大瓶が440円、チューハイが300円、薩摩白波が240円とあいりん標準価格で合格点といい事ずくめだが、豚や鶏の肉質についてはちと看板倒れな感じだし、味付けにアジシオを多用しているのも玉にキズ。
他には一品ものもそこそこあり、霧島直送の豆腐なんかは関西では味わえないしっかりした豆の風味と素朴な歯ざわりが楽しめてお薦め。
(08/11/05 更新)
住所:大阪府大阪市西成区萩之茶屋2-3-12 【MAP】
営業時間:20:00まで
萩之茶屋商店街の中ほどにある渋い雰囲気の居酒屋。公営ギャンブル放送を流す巨大なモニターが5つも置かれた店内は、いつも常連客と女将の掛け合いで賑わっている。
看板メニューは豚&かしわの水炊き、味噌鍋、牛すきと揃った鍋(350円均一)と牛肉や豚、鶏、野菜の炒め物(250円より)で、近所のなべやほどの具のボリュームはさすがに無いが、鍋は肉・野菜・うどんがバランスよくたっぷりと入っており、牛焼肉や野菜炒めも熱く焼かれた鉄板の上で野菜と赤身の薄切り肉がジュージューと音を立てた状態で出されるシズル感あふれるもので、酒を飲みながら安くたらふく食べたい人にはぴったりの店だ。
他にも冷蔵ケースに刺身などのアテがいくつか揃っており、その中でも何故かメロンの人気が高いのが面白いところ。
(08/11/12 更新)
八重勝やだるまを筆頭に新世界で猛威を奮う、山芋を使った生地にパン粉を薄くつけてカリッと揚げた串カツスタイルの元祖と言われる店。場所柄観光客らしき人は当然皆無だが、地元民だけでも空き待ちが出来るところに、この店の実力が表れている。
もちろん串カツは新世界の人気店にも全く引けを取らない内容で、しかも値段は牛串カツ80円から海老300円までとお安めなのが嬉しいところ。メニューには鳥ささみのシソ巻、ししゃものから揚げといった季節もの&創作ものも多い。ソースはあっさりとしたフルーティーなタイプで、たくさん食べても胃にもたれない軽さが特徴。白味噌が効いたどて焼きとこんにゃくも人気の品だ。最初の注文は紙に好きな串を書いて渡すシステムが独特。
(05/11/28 更新)
住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 あべのキューズタウン内ViaあべのWalk1F 【MAP】
電話:06-6641-5280
営業時間:13:00-22:00
定休日:日曜
アクセス:JR、地下鉄天王寺駅を出てチンチン電車の走る阿倍野筋を南にずっと下がった西側。
阿部野再開発攻勢の中でも毅然として店を保っていたが、とうとう2011年の春にViaあべのWalk内に移転となった。玄関の扉や看板、カウンターなどは元のところからそのまま移築してきたもので、内装の雰囲気は限りなく以前と同じようにしつらえてあるが、チン電の揺れと音、昼下がりの日当たりという演出が無くなってしまったのが個人的にはとても寂しい。
しかし食べ物と飲み物については完全一致を保証。メニューは相変わらずカウンター横の黒板に細かく書かれていおり、定番は卵の皮でくるまれたプリッとしたシューマイ、さっぱりした三杯酢で軽く締められた「きずし」、トロトロとダシでゆっくり温められた湯豆腐だが、ヨコワなどの季節の刺身は新鮮だし、秋にのみ登場するマツタケの土瓶蒸しも外せない。何でもないえんどう豆の卵とじなんかも、歯ごたえを残した豆の歯ざわりと、キリッと冷えた甘めの出汁のコンビネーションが秀逸で瞠目させられる。それ以外にも黒板に達筆で書かれた数々のアテは、どれもこれも手作りで酒のあてとしては申し分ない。
酒は生ビール、瓶ビール、銘柄ものの日本酒が揃っているが、やはりここは樽から銅製の酒燗器で温められ、薄手のガラスで作られた徳利で出される、松竹海老の燗酒が気分である。
(11/05/23 更新)
JR・近鉄俊徳道近くにある串かつの店。以前はもっと駅近だったが、最近に100mほど東へと移転したようだ。白い「次郎吉」と書かれた提灯が目印で、何故かのれんは出されたり出されなかったり。
一応串カツの店ではあるが、串カツのメニューは一切無く、木の板に10種類以上の海鮮メニューが書かれているだけ。常連さんの頼み方を見ると、まずはどて焼きを頼んで、そこから海鮮、そして串カツと進むパターンのようだ。そのどて焼きのスジ肉はかなりの大ぶりで、味噌も濃厚で食べ応え十分。活ハゲの刺身は、大きめの皿に身がずらりと並べられ、小皿一杯の濃厚なキモが添えられる凄いボリューム。天然物の鯛刺身は1皿で半身、バイ貝なんかも皿にビッシリ敷き詰められる豪快ぶり。しかしワサビは本物だし、鯖のキズシなんかは昆布を贅沢に使ったマイルドな締め加減なんか絶品である。
串カツは薄めの衣で軽く揚げられ、薄切りの肉が綺麗に刺された牛カツや、美しく4匹が串に刺された小エビのから揚げ、巨大な大エビなどが常備品で、たまに立派なサイズの穴子串が出てきたりと、マスターの仕入れによって変わるようだ。揚げられる前の牛串を、生姜醤油でそのまま刺身として食べたり、衣を付けない素揚げで食べる方法があるのも面白い。
料理や酒の価格表記が全く無い上に、常時サーバーからビールやチューハイでガソリン補給しつつ、マシンガントークの片手間に(笑)調理をするマスター「てっちゃん」によって、その日のオススメ品がどんどん追加されて行くので、おそらく最終的にはどんぶり勘定で計算されているとは思うが、腹いっぱい飲んで食べても絶対に5000円は行かないし、串ものだけならもっと安く付く。
(11/08/12 更新)
日本酒とコラボした飲食店を展開している「山中酒の店」が天満にオープンした天ぷら主体の居酒屋。場所は天満市場の一角にあり、半オープンエアーのしつらえも相まってかつての八尾蒲鉾店を髣髴とさせる。が、内装は白木をメインにしたおしゃれなもので女性でもOKな雰囲気。立ち呑みと店名にはあるがスツールが置かれているのでゆっくりと座り飲みが出来る。
一応店名では天ぷらをメインに押し出しているが、以前は単品でも頼めたのだが今はセット売りが基本になってしまい、どちらかと言うと創作のアテが主力になりつつある。それでも、自然薯や茄子といった季節の野菜や、わずかなつなぎで野菜の甘みを引き出したかき揚げなど、天ぷらは相変わらず丁寧な仕事でおいしい。テーブルにはスダチ塩やカレー塩など3種の塩と、きちんとダシが香る天つゆもあってクォリティは万全。日替わりで内容が大きく変わる創作系のアテも当然手は抜かれておらず、新鮮な刺身や紀州直送の干物、珍しいマグロのなますや鶏ひき肉を山芋でくるんで香り高く揚げ出しにしたものなど、ちょっとした割烹顔負けのクォリティだ。
もちろん日本酒のほうも、王祿や秋鹿、奥播磨などマニア垂涎の銘柄が数十種類揃っており、約半合で300円台からと比較的リーズナブルにいろいろ楽しめる。基本的に調理担当の人数が少ないので、混んでいるときや大人数で押しかけるときは料理が出てくるのが遅くなるのを覚悟で。
(09/02/04 更新)
難波の千日前大通りのちょうど下を走るなんばウォークという地下街の東端、まさに地下鉄日本橋駅改札の隣にある、清酒「初霞」を製造する久保本家酒造が経営する居酒屋。
いつも朝から常連の呑み助で賑わっている人気ぶりの秘訣は、大衆酒場然とした雰囲気に似合わぬアテの味の確かさ。鶏の生ギモや焼鳥は肉の味が濃く、きずしにはしっかりと脂が乗っており、おでんや煮物のダシはあくまで白くあっさりで、「初霞」のにごり酒や純米吟醸の上品な味わいに良くマッチしている。おでんは100円と300円、一品ものは280円から500円まで、そして刺身は500円以上と決して激安ではないが、食後には気持ち良く財布からお金を出せる店だ。
(08/09/17 更新)
天満橋交差点の北東に面した場所にあるおでん屋。店内は大きなコの字型のカウンターになっており、店の人が家族総出で忙しく立ち働いている。
おでんはほとんどが1品100〜150円と大衆的な値段ながら、少し甘目のダシのバランスが非常に良く、味がしゅんだ大根、独特のもっちり感が楽しいがんもどき、ふんわりと上品な魚河岸あげやうめやきなど、どれも秀逸な品ばかりである。そして、器に添えられる辛子がビシッと辛いのも高ポイント。
そしてこの店のスペシャリテが湯豆腐と湯葉のおでんで、湯豆腐はたっぷり注がれた切れ味鋭い鰹ダシとゆずの香りが絶品。淡雪のようにとろける生湯葉のおでんも、350円という値段以上の幸福感が味わえる事請け合いである。
おでん以外にも、小鉢や焼き物、串かつ盛り合わせなどの1品料理は揃っているが、どれも400〜600円程度とお安くはなく、オーダーしてもかなり時間がかかったりするので、ここは素直におでん中心で楽しんでおくほうが吉。酒は、ビール太瓶が500円、日本酒や焼酎は400円より、チューハイは350円と居酒屋標準なお値段。
(12/03/28 更新)
「だるま」や「やっこ」などの実力派の店が並ぶ、新世界串カツ銀座の中でも異色を放つ一軒。ストーンズのグッズが飾られた店内にはロックが流れ、ここが新世界だと言う事を忘れそうになる。
「ネオ新世界スタイル」とも言うべき、薄めの衣で軽く揚げられた串カツは、牛やうずら卵の70円からと格安ながら、具によって衣をカレー風味のものにしていたり鳥の香り揚げといったメニューまであるなど、豊富なメニューのそれぞれにひねりが効いている。そして卓上には定番のウスターソースはもちろん、ケチャップや山椒塩のような調味料もあり、さらなるバリエーションが楽しめるのも嬉しい。そのせいか、非常に豊富なメニューも相まって、腰を落ち着けて何本も食べる人が他店に比べると多いようだ。ビール大瓶550円。
(2004年以前のデータ)
新世界の元祖串かつ通り、ちょうど居酒屋「酒の穴」の隣にある正統派の居酒屋。大きく細長いコの字型のカウンターが特徴的で、かつて労働者の街であった新世界の伝統を踏まえた朝方の営業時間に合わせて、昼間っから一杯やるご隠居さんで賑わっている。
アテのメインは、単品で100円からある天ぷらやフライといった揚げ物で、ホクホクのアジやイワシのフライが200円台、海老天や穴子天、野菜天盛り合わせなどでも400円台と上質でありながらリーズナブル。一品も、玉子たっぷりのポテサラ、見た目の濃さに反してあっさりしたどて焼き、しっかり目に焼かれただし巻き、上品な出汁で煮込まれたおでんなど、どれも真っ当な仕事ぶりが堪能できる。ただ、刺身類はちょっと高めかも。
冬場には湯豆腐鍋やキムチ餃子鍋といった一人鍋もラインナップに並び、580円の寄せ鍋などは海老2尾に魚、鶏肉、豆腐にシュウマイ(!)と具が盛り沢山で贅沢気分満開である。酒は、ビール大瓶が430円、チューハイが300円、日本酒が220円からとまずまずリーズナブル。
(12/02/29 更新)
一見すると何の変哲も無い古びた飲み屋なのだが、JR玉造駅の南東すぐにある公園の脇というアクセスの良さもあってか、老若男女問わず店の前には常に空き待ちの列が出来る。
その客の目当ては何と言ってもこの店のおでん。30種類近くあるネタは大根や玉子などが90円から、高くてもすじ肉160円、ほたて170円と激安ながら、鶏ガラと昆布ベースのダシにすじ肉のコクが合わさった、あっさりしていながらも深みのある味が魅力的で、若い女性に人気が高いのもうなずける。もともとの商売なのか何故かうどん類がメニューにあって、これが客にとって格好の締めになっている。大瓶ビール500円。
(2004年以前のデータ)
天満エリアで新興ながら既に手堅い人気を博している食堂兼居酒屋。本店は扇町のほうにある。店内にはスポーツ新聞も置いてあっていかにも大衆食堂な雰囲気だが、清潔で女性にもそれほど抵抗は無いはず。
ビール大ビンが560円、料理メニューは380〜580円中心と絶対的な価格は安くないが、イカ刺しの上に大根おろしとマヨネーズがかかった名物の「生イカおろし」や、マヨネーズとカリカリになったちりめんじゃこの食感が楽しい「じゃこトースト」、海老を串に刺して卵でくるんだ豚平ならぬ海老平、ニューミュンヘンを思わせる骨付き鳥のから揚げなど、アイデアで一工夫された料理がずらりと並び、海鮮類も非常に新鮮でどれを頼んでも外れがなく、全体的な味の平均レベルが高い店。
他にも丼ものや麺類、ランチタイムには3品でワンコインと格安なプレートや目玉焼きまで付く巨大なトンカツ定食などが揃っており、まさしく店名のとおり、ちょっとハシゴの合間にアテで一杯ではなくて、ここ1軒でしっかり食事と酒、というパターンで行く店だろう。
(09/08/26 更新)
京橋にある超有名屋台「とよ」から独立したお店。マスターの名前が泰三さんだから泰三屋という分かりやすいネーミングだ。中は手前にカウンター、奥にテーブル席があり、カウンターでは椅子でも立ち飲みでもOKな感じになっている。
「とよ」と言えばインドマグロのトロ、ウニとイクラの漁師盛、マグロほほ肉のあぶりが代名詞だが、この店では「おひとりさまセット」としてその3つが1000円でいただける(2人用もあり)お得なセットがあって、少人数でも楽しめる配慮が嬉しい。他には日替わりで、ミルキーでとろける厚岸産のカキ(380円)や自家製なめろう、のどぐろの干物、ぐちの塩焼きといった海鮮メニューがいくつか並んでおり、品数は少なめだけど選りすぐった質の高いものが揃っている。海鮮以外の品もハイレベルで、ねぎま、ぼんじり、つくね、ずりといった焼き鳥(1本150円)は丁寧な仕事がされていて旨いし、豚平焼きの肉は分厚く、鶏のから揚げもジューシーな仕上がりだ。
全体的に料理のボリュームはそれほど多くは無いが、その分リーズナブルな値付けがされているし、少人数での飲みに使いやすい店である。酒は生中が350円、ビール大瓶が480円、日本酒が300円と、座り飲みにしてはまあまあというところだが、八海山やダバダ火振といった銘柄ものが500円以下で飲める点がポイント高し。
(10/10/13 更新)
京橋の西側、国道1号線沿い東野田交差点近くにある、おしゃれな焼き鳥店。
焼き鳥は単品(オーダーは2本以上)でも注文できるが、7本で1260円、10本で1680円の1本ずつ違った種類が出て来るセットをほとんどの客がまず頼んでいる。10本コースでは、ササミのワサビ焼き、ズリ、エンガワ、皮、キモ、ココロ、三角、手羽先、生姜の角切りをバラ肉で巻いた豚の生姜焼きといった品が出てきて、ボリュームは十分。小豆やなごりといった全く予想がつかない多数の部位の中で、あれば是非注文したいのが「ちょうちん」(1本300円)。いわゆる玉ひもと呼ばれる産卵前の卵と卵管にあたる部位で、卵のところがレアに焼かれて濃厚な黄身が飛び出てくる快感はこたえられない。
キモ刺しも480円という値段の割にはたっぷりとあり、同じく480円の特製味噌ドレッシングがかかったサラダも食べ応え十分。締めに5円でサービスのスープがいただけるが、コンソメを使ったような安っぽい味でちょっと興ざめ。
酒は、中ビールが450円、中瓶が500円、焼酎やチューハイが380円とまずまずのお値段。総じて素材の質や焼きの技術が抜群というわけでは無いが、雰囲気とコストパフォーマンスが両立しているという点では良質なお店だと思う。
(11/08/05 更新)
天満橋交差点の南東角という超一等地にへばりつくように営業している、10人も入れば満杯の串カツ屋。40年以上の歴史があった店らしいが、途中で店を閉めてしまって6年ほど前にまた復活したそうだ。
串カツは100円と150円の2種類があるが、150円はカニや海老、子持ち昆布(!)といったシーフードや大きな鶏のから揚げなどに限られ、鮭しそ巻きやささみ梅肉巻き、梅マロン、なすの田楽といった創作系でも100円でいただけるのにはビックリ。衣は固めで分厚いクラシックスタイルだが、それぞれのメニューにはこだわりがあるようで、オヤジさんが一つ一つ串を出すごとに塩・ポン酢・ソースのかけ方を懇切丁寧に教えてくれたりするのが面白い。ただ、アルコールは中瓶ビールが500円、細長いグラスに入ったチューハイが300円と高めなので、B級的には軽く数本つまんで帰るのがお薦めかな。
客は注文を自分で伝票に書き入れ、混んできたらパイプ椅子をたたんで立ち飲みになるのがルールなので、まごまごしないように覚えておこう。
(09/03/11 更新)
およそ世間から隔絶された雰囲気の常連率100%の小さな居酒屋。看板には焼肉と串カツと書いてあるが、誰もそんなものは頼まず(笑)、御年80を越えるかくしゃくとしたお母ちゃんと娘さんが作る、煮物や天ぷらといった手料理を楽しんでいる。
メニューには全く値段が掲載されていないが、ある日食べたものを例にあげると、ビール大瓶とかぼちゃ1/8個は使っていそうな煮物、海老2尾と玉ねぎ、ピーマン、しょうがの野菜天6個で890円、同じくビールとたっぷりしたほたるいかの酢味噌、ネギとしょうがが入った大きな出し巻で990円という合計からすると、大瓶390円、料理は200〜400円というところか。いずれにせよ、座り飲みでこのボリューム、この値段は商売度外視と言うしかない。常連相手に撒かれるお母ちゃんの毒舌とは正反対の(笑)、大阪の良心を堪能できる店だ。
追記:残念ながら名物女将は亡くなられてしまい、今は娘さんが切り盛りされているようで、天ぷらはメニューから消えてしまったそうだ。
(12/04/18 更新)
住所:大阪府大阪市西成区太子2-3-22 【MAP】
営業時間:多分朝から夕方まで
今池本通商店街と堺筋が交わる場所の、すぐ北にある路地を東に入ってすぐのところにある古民家の軒先で食べるおでん屋。まさに昭和初期、じゃりン子チエの世界そのままの雰囲気を残す店の表にはおでんが入った丸鍋が置かれており、客はその中から好きなものを頼んで中の席や外側のカウンターらしき場所で食べるシステム。
おでんの値段は120円の梅焼き、110円の餅巾着以外は全て100円均一で、牛すじの脂が利いた甘くこってりとしたダシがいかにも労働者の街らしい風味を出している。とは言え、日雇い労働者の客ばかりと言う訳ではなく、持ち帰りで何品も買っていく近所のおばちゃん達にも大人気の店だ。
ただし、外にも表通りにも屋号が分かるものは何も無いので、店が閉まっていたら場所すら確認が不可能なので注意。ビールは大瓶が490円、小瓶が290円。
(08/08/27 更新)
新世界内に8店舗、黒門市場にも支店を持つ居酒屋、やまと屋グループの中で最も大バコな、ジャンジャン横丁にある旗艦店。
やまと屋と言えば、串カツから寿司、焼肉、果てはどじょうやすっぽん鍋に至るまで、ありとあらゆる居酒屋メニューが揃っているのが売りなのだが、値段をどういう考えで付けているのか分からないぐらい基準がバラバラなのが面白い(笑)。その中でもコストパフォーマンス的にお薦めなのは、衣は普通だけどボリュームは新世界の有名店よりもはるかに大きい串カツや、ボリュームたっぷりのニラ玉や焼きそばといった炒め物かな。海鮮や生肉系は高めだけど、日替わりで寿司が1品割引になったり、ランチタイムにはワンコインで寿司8貫に赤出汁がついたセットがあるなど、システムをうまく組み合わせればお得に食べられる。
さらに飲み物では、生中を2杯頼むと生小1杯、酒2合で1合がもらえる有名なサービスや、1500円でドリンク飲み放題のセットもあり、1軒で家族をたらふく食べさせたいファミリー客やグループ客にも使い易い万能店だ。
(09/06/24 更新)
千林商店街に面した、いかにも昭和な店構えの古びた居酒屋。が、ごめんくださいと木戸をガラリ開けて・・と思ったらウイーンと開く自動ドアになっていてちょっと最初はビックリしたりする(笑)。
ビール大瓶が520円で日本酒は350円から、刺身は400〜600円、もやし炒めなどの炒め物が450円から、鶏ちりなどの鍋物は小が700円で大が1200円と、店の雰囲気からすると若干高めの値段に感じてしまうが、280円のどて焼きは軽く100gは入ってそうなてんこ盛りで、380円のヒレカツは直径5cm、厚さ1.5cmのカツが4つゴロゴロ、野菜炒めは中華の一品並の肉と野菜の量、鍋の大サイズなんかは十分大人3人がつつけるぐらいで料理はどれもかなりのボリュームがあり、トータルでは意外と安くつく。カツ丼や焼き飯、定食などのご飯物も豊富で、昼から9時までという営業時間を見ても、食堂使いをするお客さんが多いのだろう。
ただ、店の人を含めて団塊世代の常連度がほぼ100%という店らしく、良く飲んで良くしゃべりながら濃密なコミュニケーションを楽しむ、高度経済成長時代の熱気をそのまま持ち込んでいるような店なので、当然ながら店は公私の区別無い内輪話で始終うるさいし、店の大将を含めて皆スモーカーが揃っているので、そういう面での昭和的な濃さが嫌いな人には向かないので注意のこと。
(10/05/25 更新)
千林商店街から北へと伸びる今市商店街に面している、年季の入った大衆居酒屋。森小路の松久のようにコの字型の大きなカウンターが特徴だが、こちらは店員さんが店同様に相当な年季が入っているところが違う点(笑)。
ビール大ビンが460円、日本酒が1合290円と大衆居酒屋にしては平均的な値段だが、揚げ物から煮物、炒め物、鍋などが揃っているアテはどれもボリュームがあって安く、ほとんどの品が200〜400円の値段に納まっている。炒め物こそ調味料がパッパッと振りかけられる昭和クォリティだが、おでんや煮物のダシは真っ当な作りが感じられ、タコと山芋の煮物なんかには山椒の葉っぱまで添えられていて嬉しい限り。
他にもトロリと甘いどて焼きや、肉に玉ねぎを挟んだオールドタイプな串カツなんかが1本100円で食べられ、大ぶりカットの野菜天ぷらは大根おろしと天つゆ付きで280円、分厚いヨコワ刺身なんかも脂が載っていて大変おいしく、品数は少なめだが満足できる品が揃っている良店だ。
(10/06/01 更新)
鶴橋駅の北東に位置するディープな場所ながら、そこに現れたるはまごうかたなき英国風パブリックハウス。公式サイトのドメインがukなのもある意味凄いが(笑)、もちろん中身もしっかり英国で、ジョンスミスやBassのエールを始め、ギネス、キルケニー、ヒューガルテンなどの本場物ビール(1パイント800円〜)が生でいただける。スタウトやエールの泡もしっかりクリーミーで、マスターのビールに対するこだわりがビールのうまさに現れている。
で、何がB級グルメかと言えば、スコッチエッグやヨークシャープディングなどイギリス料理が全て500円のワンコインで食べられるところである。フィッシュアンドチップスなど山盛りのフライドポテトに白身魚のフライがゴロゴロしていて一人で食べると胸焼けする事確実のボリュームである。最近では不定期での提供ながら何とあのハギスまでメニューに載るようになった。自由に使える輸入物のソース類も豊富で楽しい。
(2004年以前のデータ)
店は見るからに安普請(失礼)だし、焼魚やハムステーキなどの一品ものもおでんの具もどう見てもその辺のスーパーで買ってきたような食材だし、ビール大ビンも490円とあまり激安とは言えない値段。それでも、この店をわざわざ取り上げるのは、ひとえにおでんのダシの個性にある。
120円のすじ肉と豆腐以外は全て80円均一のおでんは、店先にある丸鍋の中で全てが真っ黒に煮あがっていて、玉造のきくやのような「関西風」とは正反対の、いかにも醤油の辛さが突出していそうな感じの代物なのだが、これが食べてみると穏やかな甘辛さと濃厚なカツオの旨みが実に印象的で、大変にビールとよく合う逸品である。当然、具はじゃがいもや大根などダシが染み込んだものがお薦め。人情味溢れる、店のおかみさんと客の雰囲気もまた楽しいところだ。
(2004年以前のデータ)
船場センタービルの堺筋本町駅に隣接したJOY船場50と呼ばれる地下飲食店街にある、かくしゃくとした老夫婦が営む串カツ店。
大阪の串カツと言えば新世界式の、大きなソースの器にどぼんと串を漬ける二度漬け禁止タイプが主流だが、ここはまず小皿にトンカツソースが出てくるのが面白い。それに卓上にはフルーティなウスターソースも置かれているので、自分で好きなほうを使って食べる事が出来る。串カツは牛や豚、ほとんどの野菜が120円、海老やキス、糸よりの海鮮類が170円と若干高めだが、衣が薄い割りにカツ自体のサイズが幅広で大きく、高温でさっと揚げられているので油切れも良好で、ザックリしたパン粉のオールドスタイルだがこれはこれで十分いける。そしてビールの大瓶が390円とこの手の店では珍しい安さなのも嬉しいところ。他にもメニューには書いてないがカウンターには一品料理が並んでおり、常連のオヤジ達はどちらかと言うとそっちで飲んでいるパターンが多かったりする。
そしてある意味夜よりお薦めなのがランチタイムで、大きくて肉厚のアジフライ定食(550円)や串3本がついた串カツ定食、670円で海老や豚、キス、野菜が5本乗った盛り合わせ定食などが食べられ、これらにはたっぷりの丼ご飯と山盛りキャベツ、おいしい味噌汁がついていて、物足りない人には串カツが1本50円で追加出来るのだから、ランチ激戦区である船場センタービルの中でも出色のコストパフォーマンスである。
(09/12/25 更新)
2010年の秋に京橋エリアで新規開店した居酒屋。店名からすると、いかにも酒屋の立ち飲みらしく見えてしまうが、実際はテーブルもある結構大バコの店だったりする。3〜4人向けのホルモン焼き盛り合わせ、刺身の盛り合わせ、おでんといった品を除けば、アテの値段は280円と380円均一。串カツやから揚げ、出し巻き、ポテサラなど一品物も豊富に揃っている。
おでんは、トロトロで大ぶりの牛スジでも100円均一で、醤油味のスッキリ出汁は調味料控えめでなかなかのもの。だから小芋などの煮物鉢もいけるのは当然。ハラミやホルモンの肉質はそこそこだけど、タレがそれぞれ良く工夫されていておいしいし、5本で380円の串カツは小ぶりながらも肉と魚が2本ずつ+玉ねぎと結構ゴージャス。それにトンカツソースにはあのヘルメスソースが使われているし、コンサルっぽい店作りながら中身は結構本格志向で好感が持てる。
酒は生ビールが380円に大瓶が430円、焼酎とチューハイが280円から、日本酒が380円と、こちらは立ち飲みレベルからするとやや高めで、品揃えももう一つなのでこれからのレベルアップに期待したいところ。
(10/12/28 更新)
表を飾る大きな赤提灯や、その日に手書きで(活)などと丸く囲んで書かれるメニューを見ても分かるとおり、あの得一グループの座り飲みバージョンがここ「得助」である。
日替わりで提供される、活け物を中心とした豊富な種類の魚介メニューがあるところや、焼酎&チューハイが200円と言う得一システムは同じだけれど、ビールは生や中瓶が350円だったり、料理の値段は300円台が中心と、立ち飲みの得一よりは全体的に値段が少しずつ高めになっている感じ。あと、特徴的なのは鍋物(430円〜680円)や釜飯(山菜以外は580円)といった品があるところで、特に小さな五徳と固形燃料を使い、客席で調理されるアツアツの釜飯は絶品。それ以外では、得一グループらしく新鮮な魚介類をシンプルに調理されたものがお薦め。焼き鳥やサラダ、鉄板焼きといった普通の居酒屋メニューは海鮮に比べると割高。
店内は広めで、カウンターやテーブル席はもちろん掘りごたつ風の座敷まで完備されていて、立ち飲みが無理な家族連れやグループ客にも、得一クォリティが楽しめるという意味では価値が高い。
(10/04/20 更新)
JR天満駅から天神橋筋商店街を北に上がってすぐ、ちょうど天満酒蔵のすぐそばにあるカウンターのみの奥に細長い串カツ屋。半オープンエアー状態の店内は、人通りの多い商店街からまる見えでちょっと気恥ずかしさがある。
生ビールは最初の一杯が100円、そして瓶ビールも350円と酒は激安天満価格。牛からフグまで非常に幅広いバリエーションを誇る串カツは、店の雰囲気からすると意外に軽い仕上がり。ただ、串の値段は100円の野菜ものからカニ爪350円ぐらいと激安というわけではなく、腰を据えて飲み食いするというよりは、天満での飲み歩きの出だしとして軽くつまんで酒をひっかける使い方のほうが良さそうだ。おでんやどて焼きもあるが味は標準的。
(06/01/18 更新)
住所:大阪府大阪市都島区東野田町3-4-15 【MAP】
電話:06-6351-8030
京橋駅東側の飲み屋街の真中にある、まさに「大衆の大衆による大衆のため」の居酒屋。昭和の時間がそのまま流れている店内は、店とともに激動の時代を生き抜いてきたであろう煮染め抜かれたおっちゃんで一杯である。
メニューには当然、煮物焼き物揚げ物刺身鍋寿司と何でも揃っている。個人的なお薦めはシンプルさがいい湯豆腐(150円)や、くわ焼きにされる鳥皮(200円)、小柱などのボリュームのある天ぷらやかき揚げ(250円前後)というところ。おでんも労働者向けに甘めだがなかなかうまい。週末の混雑日なんかは黒板の日替わりメニューが早々に売切れてしまうので注意の事。ビール大ビン450円。
(06/01/18 更新)
タウンページでの登録は「青果物」なのに、お母ちゃんが作ってくれるのはお好み焼きと焼きそば、奥の冷蔵ケースにはパックそのままの刺身と手作りの煮物が同居しており、隣には缶のビールやチューハイがずらりという、何ともジャンルの分類に困る店。客のほとんどは粉もんとアテを並べて居酒屋使いをしているようだ。
メインのお好み焼きと焼きそばの値付けも謎で、豚入りやイカ入りが350円なのに、豚とイカのミックスやそばめし、焼き飯になるといきなり600円以上になるのがこれまた謎(笑)。粉もんの味のほうは、よく言えば「昔、家でこんなの食べたよな」ってな感じの家庭的なレベルだけれど、甘めに煮込まれた魚や野菜の煮物は結構ボリュームがあっておいしい。酒は総じて酒屋値段の2割り増しというレベルだし、おでんは3品で250円、煮物はほとんど200円台、パックの刺身も300円とこれまた激安。
客が勝手に酒や小鉢、皿を持って来て自分で紙に書き込む完全セルフサービスなシステムも含めて、自分の家で晩酌をしているような気軽さが、安さ以上にオヤジ世代にとっては心地よいポイントなのだろう。
追記:元気そうにお好み焼きを焼いていたお母さんが亡くなったそうだが、お父さんと娘さんのコンビで営業を引き継いでおられる様子。
(10/05/18 更新)
今や串カツを求めて観光客が大挙する新世界のど真ん中にあって、何か得体の知れない力で隔離されたかのようにひっそりとたたずむひなびた酒場。
アテは何と200円の八宝菜を始め、串カツやおでんは80円から、一品ものはハモの湯引きなんかもあってほとんどが200円と250円と言う超庶民的価格。隣は同名のお好み焼き屋で、19:45までは400円の豚玉を始めとするメニューをこちらでも頼む事が可能。味は取り立てて取り上げるものは無いけれど、全てがしみじみとした一昔前の新世界の空気を堪能できる店だ。
(05/08/29 更新)
住所:大阪府大阪市鶴見区鶴見4-11-40 【MAP】
電話:06-6912-0039
地下鉄今福鶴見駅からほど近い住宅地の中にある酒屋、と書けばいかにもな角打ちを想像させるが、立派なカウンターとテーブル席がある座り飲みの店が酒屋に併設されているのが珍しい。
アテも80円からあるおでんや天ぷら、刺身、フライ物と手のかからないものが中心ながら、センマイ・レバー・ハツの生ホルモンやクエ鍋といったような角打ちにしては珍しいアテなんかもあったりする。300円のとん平焼きには2個の卵が使ってあったり、200円のポテトサラダなんかも手作りでたっぷりなのが嬉しいところ。
椅子があるせいか角打ち標準よりもほんの少しアテの値段が高めだが、ビール大ビンが350円、チュウハイが250円、レモンやグレープフルーツを使った生絞りチュウハイでも350円という最安価格帯なので無問題。
(07/11/12 更新)
近頃、天満や江坂といった繁華街に進出しつつある、串カツではなく串天ぷらを売りにした平八亭グループのチェーン店。
その串天ぷらは野菜類が1本50円、海老や豚肉といった肉・魚類が80円とかなりの戦略的な価格でボリュームもそれほど悪くない。とは言え、衣はいかにも天ぷら粉を使用しましたって感じの固くバリッとしたものだし、天つゆは調味料たっぷりの安物だけど、ビール大瓶が390円とこの界隈では比較的安めだし、食べるよりも軽く飲むという目的ならばそこそこ楽しめる店だ。ただし、刺身や煮物といった一品ものは安くない上にしょぼいので頼まないほうが無難。でも出し巻きとニラもやし炒めだけはまずまずいけたかな。
お勘定の際には、自分の座った席の後ろにかけられた伝票をレジに持っていくのを忘れずに(笑)。
(08/10/01 更新)
住所:大阪府大阪市西成区萩之茶屋1-9-8 【MAP】
電話:06-6649-3490
あいりん地区の職安裏手あたりにある、どうにもこうにも年季が入りまくったホルモン煮込みの店。
フードメニューはホルモン煮込み(120円)と、そのホルモンが入ったうどんと中華そばが300円、白飯150円オンリー。酒は、550円と妙に高い大瓶ビールに、330円の日本酒、250円の甲類焼酎ストレートというラインナップ。そのホルモン煮込みは、ほぼフワ(肺)主体でたまにテッチャンが混ざっている様子。味付けはあっさりした醤油味で、あまり臭み取りには気を使われておらず、ネギと一味唐辛子でクセを緩和しつつ食べる感じ。
しかし、客のオッサンはだいたいが一升瓶に入った焼酎をグイグイやっていて、ホルモンすら頼まずに飲んでるだけの人も結構いたりする。今では「なべや」や「難波屋」を始めとしてあいりんも世間に開かれつつあるが、リアルディープな釜ヶ崎を味わえる貴重な店である。
(12/05/10 更新)
店の外観には以前の店と思われる「カネゼン食料品店」の看板がそのまま残り、幸福町にあるから「幸福」と名づけられたであろう工夫のない屋号が、かろうじて店の外においてある黒板の端でようやく確認できるという凄まじいお店。メニューはそれなりに揃ってはいるがほとんどが出来合いか冷凍で、マスターは日がな座って新聞を読んでいたりと、店の内容も外観を裏切らない脱力感にあふれている(笑)。
が、この店はとにかく何でも恐ろしく安い。ビール大ビンは380円、生中が250円、チューハイに至っては酒屋の立ち飲みでも見たことが無い130円という驚きの値段。これでも少し前から30円値上げしたそうだから笑えてしまう。アテのほうも、冷奴やポテトサラダの100円から始まり、魚・ゲソフライが130円、出し巻きやうどんが180円、結構たっぷりある焼きそばが250円とあいりんの難波屋もビックリの価格。正直、調理技術は自分で作ったほうがはるかにマシと呼べる代物だけど、コンビニで酒とアテを買うのとさほど変わらないコストで飲み食いできるのだから文句はあるまい。
昼も定食が450円均一とこれまた激安。
(10/06/24 更新)
串カツ、ホルモン串カツ、ホルモン串焼きが1本40円、ミノや肝のフライと串焼きでも70円、最高額の生キモが300円という今時信じがたい店。場所は動物園前駅を降りてジャンジャン横丁と国道43号線が交わるところに、鉄板と丸いすがあるだけの吹きさらしといういかにもなシチュエーション。
味はまあ評価するだけ野暮と言うものか。とは言えホルモン串が何度も漬けられたであろう串焼きのタレはうまみが出ていてなかなかうまい。ともかく四の五の言わずに正にB級中のB級と言えるこの雰囲気を楽しもう。夜の7時には店を閉めてしまうので注意。ビール大ビン420円。
酒はビールや日本酒もあるが、出来れば焼酎甲類ストレートで、終戦直後の気分を味わって欲しいところである。
(11/03/15 更新)
マスコミに登場して比較的間もない店ながら、クォリティの高さで早くも全国的に知られている居酒屋の名店。有名料亭の主人など同業者のお客さんも多いそうだ。以前は結構ふらりと入れたが、今では予約が必須になってしまった。
料理は加太のアジや明石の鯛、比内鶏、京野菜など厳選吟味された素材の料理がずらりと並ぶ。それでいて値段は割烹よりもはるかに安い。日本酒の方も十四代や義侠、奥播磨など精米や醸造法にこだわった、他の店ではプレミア値段が付くような蔵元の酒が安くで飲める。予算は5000円以上だが、味のレベルを考えたら非常にお得。とっておきの機会にどうぞ。
追記:移転につき住所データ修正。最寄り駅は谷町6丁目か玉造。
(2004年以前のデータ)
住所:大阪府大阪市中央区難波4-2-9 【MAP】
電話:06-6643-6623
営業時間:17:30-24:00
定休日:日祝
アクセス:地下鉄なんば駅12番出口を出て新歌舞伎座の北沿いにある道を西に行ってすぐ。
日本酒好きにとっては正に天国のような店。
とにかく十四代の大吟醸や王禄など、まず普通では手に入らないような銘酒を数十種類も常備しているのが凄い。しかも一杯500円からと値段も良心的だ。日替わりでお薦めの銘柄がホワイトボードに書かれるが、店の人に頼めば秘蔵の酒を出してくれる事もある。もちろん酒だけではなくアテの方も、するめの麹漬け(350円)を始め、チーズ豆腐やひらめやかきなどの自家製スモーク(600円)、そして旬の刺身(900円)など、日本酒との相性をとことんまで考え尽くされた品ばかりである。ただし、料理が出てくるのが非常に遅いので注文は早めに。席数が少ないので週末は早めに行きたい。
(2004年以前のデータ)
以前は天満市場の蒲鉾店の店舗営業していたが、このたび新しく専用の店舗を構えてオープン。すっかり上品で落ち着いた雰囲気の店内になった。
圧巻なのは芋焼酎(半合・度数により550円〜)のラインナップの多さで、百合や、限定品の松露、宝山芋麹全量といった銘柄物から原酒、ハナタレまで100種類以上の数があり、前日割されたものまで用意されているのは驚き以外の何物でもない。もちろんどの銘柄でもプレミア価格とは無縁である。ただ、銘柄選びは基本的に店主おまかせで、平均すれば酒類は高めなのでCPとしてはこの評価。
メインのアテである、なめらかで上品な揚げたての蒲鉾は200円からあって、以前に比べると穴子やハモなど海鮮を中に入れて揚げた品が多くなった。店主お手製のキーマカレーは、トマト味がしっかり利いた本格的な味でなかなかいける。外側の衣を練り物にしたオリジナルの辛子レンコンや、ハモ皮ときゅうりの酢の物など、ちょっとした一品もなかなか充実している。なお、店の予約は7時以降の時間帯は出来ないので注意。
(10/09/02 更新)
谷町9丁目交差点からすぐ南に下がったところにある、関西では珍しく豚の串焼きいわゆる「やきとん」をメインに据えている店。店はこじゃれた農家風の内装で、この手の店にしては女性客の割合が非常に多い。
店の看板はスペインの銘柄豚であるイベリコ豚の串焼きで、値段は1本320円からと結構なお値段だが、濃厚でコクのある脂が大変印象的でさすがのお味。が、廉価版のもち豚(1本140円より)のほうはややインパクトが薄く、今ひとつ値段に見合わないような感じを持たせるのが正直なところ。とは言え、焼きには荒塩や薄味のタレを使っていたり、芋焼酎、特に宝山はさつまから芋麹全量までを揃える豊富なラインナップを見ても、味にこだわる姿勢は感じられるだけにこれからが楽しみな店である。
(05/05/17 更新)
半世紀も前から新世界で営業していた老舗串カツ店が、2008年に八戸ノ里に移転した。こちらはカウンターに加えてテーブル席も用意されており、よりグループ客にとって使いやすくなった。
串カツは、山芋入りのふわっとした衣と、細かいパン粉であっさりフルーティな二度漬け禁止ソースにどぼんと浸して食べる、まさに新世界の王道スタイルで馴染みのある旨さ。ただ、串カツの値段は100円と150、200円と幅があり、カキと貝柱の海鮮が350円、ビール中瓶が500円と値段の高さも新世界並みで、どて焼きは1本100円だが固いアキレス腱の部分がほとんどなのが残念なところ。しかし大海老は長さ15cm&太さ3cmはある巨大サイズで、実質的に100円の牛肉串の10倍以上はある具の体積で値段が500円とは、この品だけはバーゲン値段だと言うしかない。
コストパフォーマンス的には万々歳とは言えないが、店は小奇麗・清潔で明るく、店員の対応もハキハキと活気があり、女性でも誰でも楽しめる串カツ店だと言えよう。
(09/12/08 更新)
堺筋本町駅の北東、東横堀川沿いに開けたのピザ&タパスバー。夏はクーラーはかけずに工場扇がブンブン回っていて、こういったオープンエアーの店が大好きな欧米人が、夜な夜な集まってきて日本とは思えない空間を作り出している。
メニューには、ナチョスやポテトフライ、ガーリックシュリンプといったおつまみもあるが、メインはアメリカンタイプのピザで、800円のチーズピザに、各150円のサラミやトマト、パイナップル、照り焼きチキンなどに、50円のオニオンやガーリックなどのトッピングをプラスするシステム。
今流行の釜で焼くナポリタイプじゃなくて、ガスオーブンで焼いたアメリカンタイプではあるが、丁寧に1枚1枚手で伸ばされて焼かれたピザは、パリッとした薄目の生地にジューシーなチーズがたっぷり載せられ、直径25cmはある巨大サイズながらサクサクと軽く食べてしまえる。
ドリンクは、カクテルや焼酎、フレーバーコーヒーなども揃っているが、ほとんどの客は400円の生ビールをグビグビやってはピザ片手におしゃべりを楽しんでいる。店の奥には川に面したテラスもあるので、リゾートにあるバーのような気分も味わえるぞ。
(11/08/30 更新)