D級店とは、B級とは対極にある、つまり「ガイドブックに必ず載っている店なのだが、実は値段に見合う値打ちの無い店」の事である。せっかく大阪に来てガイドブックを信じてがっかりする事の無いように、あえて有名グルメ店として紹介されている店をぶった斬ってみたい。店名は一部伏字で紹介（笑）。
芸能人御用達の店らしいが、松田○作が好きだったらしい名物鍋はもやしと豚を蒸しただけの原価100円で作れそうな代物。しかも、ただのとん平焼きが1000円もしたりする。とりあえずまずくは無いので、芸能人と同じ場所で食べる事に価値を見出すならどうぞ。
「○んぼ焼き」が名物でうまいとMeetsでよくプッシュされる京都の店なのだが、普通のお好み焼きにたくあんとテッチャンがほんのちょろっとまざっただけで1000円近くも取るのは割に合わないにも程がある。
ここもお釜で炊いた珠玉のご飯！とMeetsで絶賛されている店だが、ご飯はまあおいしいけど普通だし、他の大衆食堂と同じようにいろんなおかずを付けていたら結構なお値段になってしまう。近くに住んでいればどうぞ。
どちらも大阪のおでんの老舗として名高い店。
両店ともとにかく値段が高すぎる。たこ○でさえずりなんぞをたくさん食べた日には諭吉さんが軽く吹っ飛んでしまう。おでんなんてそんな値段で食べるものか？
きつねうどんの元祖で知られる店。
マスコミで材料には全てこだわってると吹聴してるみたいだが、なぜかごくごく普通の味。いくら材料が良くてもそれが味に生かされなければ意味なし。
鶴橋で焼肉と言えば一番に名前が挙がる有名店。
昔は確かにうまかったが今は見る影も無い。なのに今日も客で満員なのが不思議。どうしても鶴橋駅前で焼肉ならとらちゃん、明月館、パゴダあたりでどうぞ。
鶴橋の穴場焼肉屋として有名な店だが、味はそれほど変わっていないものの昔に比べるとずいぶん値段が上がってしまった。店内は人が多いと恐ろしく煙いし、今は値段に見合う店とはとても言えない。
織田作之助が夫婦善哉で書いて有名になった店。ルーがごはんに混ざってるカレーが名物なんだが、多分昔はカレーというだけで珍しいご馳走だったんだろうね。というノスタルジーを味わえる人にはいいのでは。でも個人的にはこれにソースをぶっかけて食うのが結構好きだったりする（笑）。
新梅田食堂街にあるいつも大行列を作るお好み焼き店。まあまあうまいが安くも無いし量も少ないし、まだ鶴橋風月あたりで食べるほうが良い。最近は行列もあまり多くなくなったらしいが・・・
新世界のジャンジャン横丁の串カツ超有名店。それなりにうまいのだが、いかんせん行列が酷すぎるし、酒の値段も高い。新世界であれば越源、鶴見橋商店街（地下鉄花園町）まで足を伸ばせるなら「ひげ勝」ならもっと空いていて質も遜色ない。
道頓堀名物の行列が出来るたこ焼き屋。別にけなすほどまずくは無い。が、たこが大きいからと言ってあの大行列に並ぶ必要は無いと思う。5分歩いてワナカあたりに行きませう。
道頓堀の行列店と言えば、○たこと並んで挙げられる店。まあ好き嫌いはあるだろうが、個人的にはどっちもラーメンを味わうという目的ではあんまり行きたくない店である。飲み会後の酔い覚ましとしてはいいのかもしれないが・・・
ひんぱんにマスコミに取り上げられる京橋の名物屋台。確かにウニとイクラの寿司などのボリュームは凄いのだが、出来合いのカッパ巻きにただネタを乗せただけの料理とも言えない代物だし、立ち飲みである事を考えれば値段も決して安くない。あの「いかにもB級」という雰囲気だけに金を出せるならどうぞ。
日本蕎麦の超有名店ののれん分けの店。いや、蕎麦自体はうまいと思うし店の雰囲気も高級感はある。しかし、3人前は食べないとお腹がふくれないような量で1000円近くも取られるのではなあ・・・
昔は日本橋での定番メシ処として名を馳せていたところだが、値段の上昇と反比例にすっかりカツが薄くなってしまった。今では「たくあんお代わり攻撃」を楽しむだけの場所でしかない。日本橋でカツ丼ならポミエに行くのが吉。
安くてうまいカツ丼の店としてグルメ雑誌に良く載る心斎橋の店。確かに安いんだけど、硬くてパサついた豚肉に、すぐに飽きが来てしまう平板なダシと、味までしっかり値段に比例してしまっているようでは・・・お新香が別料金なのも不満。
天満付近にある有名韓国料理店。いや、キムチ餃子やチヂミはうまいけど焼肉やチゲはもう一つだし、値段もあんまり安くないし、なんちゅうか評価に困る店。店の対応も雑。とりあえず巷が絶賛するほどではないのは確か。
鶴橋駅すぐそばにある漢字1文字の人気焼肉店。量を少なめにして種類を多く食べてもらおうというコンセプトなのだが、その分たくさん食べると結果的に値段が高くつく。特にサイドメニューがかなりの割高。肉質も他店に比べてとりわけ良いわけでもない。まあ、一人でも気軽に食べられるので、立ち飲み感覚でちょっと利用する分にはいいのでは。
大阪でカレーと言えばまずここが挙がるほどの有名店。確かに、ブイヨンを作る過程で出来たであろうたくさんの肉が乗っているビールカレーを見ても、手間とコストがかかっているのは分かるのだが、これだけ本格派カレーが浸透した現在となっては、やはりこういったスパイス感の無いシチュー風カレーは古い印象を持ってしまう。ヒレカツカレーともなれば1600円もしたりするのもなあ・・・
マヨネーズを派手にぶっ掛ける演出で一斉を風靡したたこ焼き屋。今でも人気店のようだが生地にあまり味がついてないので、食べてみるとマヨネーズの味しかしない。繁華街の割に値段は良心的なので、ジャンクフードと割り切ればOKか。
鶴橋駅付近にある、割と有名な韓国料理屋（≠お好み焼き店）。量は多いし安いんだけど、サムギョプサルは凍ったままの肉が出され、海鮮鍋は具材がほとんど丸のまま放り込まれるなど、ケンチャナヨ精神の権化のようなお店（苦笑）。精神的にタフじゃない人は隣の漢松に行くべし。
最近、大阪市内にも増殖している激安海鮮居酒屋。ランチの売りは500円でご飯と生卵、味噌汁が食べ放題の日替わり定食だが、おかずはいかにも冷凍ものだし、ご飯も味噌汁もうまくない。腹は一杯になるかもしれないが心は空腹のままだ。
吉本NGKそばにあるたこ焼き店群の一角にある店。とにかく天カスがこれでもかとぶち込まれていて、ダシが薄いので味はほとんどが天カスの油。これじゃたこ焼きじゃなくて天カス焼きだよ。おかげで8個も食べると胸焼け必至。
谷六の超有名洋食店。女性にはサービスと称したサラダが出たり頼めるメニューが多かったりするが、男性には何もなし。名物のハンバーグは、早く焼くために平たく潰されるので肉汁が外に出てしまっている。あまり店には清潔感もないし、残念ながら行列に並ぶ価値があるとは思えない。
食べログで大阪トップの評価を得ているカレー店。12時からなのに14時から開く事も珍しくないルーズな営業時間の上に、1回で3人分の調理しか出来ないので行列の進みが非常に悪い。それでいて手が込んでるわけじゃなくて、単に手際と段取りが全く工夫されていないだけ。味には調和と言うものが存在せず、多量のスパイスと酸味でトリップするための食い物である。
昔から根強いファンを多数持ち、東京にまで支店を持っている大阪を代表するカレーチェーン。味的にどうこう言うわけじゃないが、とにかく値段が高くてコストパフォーマンス著しく悪し。ライスはもちろんの事、ルー増量、ピクルス増量でも追加料金で倍々ゲーム。
天神橋筋2丁目あたりにある激辛カレーの店として、一時は辛いものマニアの聖地となっていたハチを名前だけ引き継ぎ、中身は別物のチェーン店になってしまった。「南森町あのカレー」と称した、本来のハチに近いカレーを出している他の店があるので間違わないように。
昔はチキンカレーが確か700円で食べられたはずなのに、今やランチは最低でも1800円、ディナーは何とライスだけで800円と、デフレ日本の中でここだけがハイパーインフレを起こしてしまった。
ニンニクがたくさん入っているだけのライト豚骨ラーメンが1杯850円、チャーシュー麺大盛に至っては1500円とどこの高級中華料理店かというお値段。暴利小売なので客がいなくても道頓堀店は維持できているのだろう。この手のラーメンをもっと安く出す店が今はたくさんあるので選ぶ意味なし。