サッカーコラムマガジン「蹴閑ガゼッタ」別冊 大阪府メインの激安グルメ特集
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芦池更科 【心斎橋 / うどん・そば

味:C+ CP:C+  ランチ 女性向け 上級者向け お薦め店
住所:大阪府大阪市中央区南船場3-3-22 【MAP】
電話:06-6251-1763
営業時間:8:00-20:00
定休日:日・月曜


心斎橋の北西、大きなオフィスビルが立ち並ぶビジネス街の中に、ほとんど埋もれるようにしてひっそりと営まれている、昭和25年創業の老舗うどん屋。おそらく開店時から何も変わっていない店内には、骨董化している鉄製レジスターや黒電話が置いてあって、本物のレトロな空気が味わえる。
メニューはうどん、そば、卵とじの丼ものに、カレーうどん、カツ丼などひと通りのラインナップが揃っている。うどん出汁は鯖節が主体のようで軽い酸味とパワフルな旨味の下町風味。どんぶりものは、たっぷり目な甘めのダシとフワフワに閉じられた卵がご飯をびっちり覆っており、見た目よりも食べごたえがある。牛肉と玉ねぎ、水菜が出汁で煮込まれた「肉すい」(500円)や、ふわんふわんに焼きあげられるだし巻き(定食の場合は何故か玉子焼きと表記される)、ふんわりと絶妙の力加減で握られるおにぎりといった品もお薦め。ご飯物には必ずキュウリと白菜の漬物が2皿付いてくるのが特徴で、きっちり漬かった昔ながらの漬け方なのがまた泣かせるポイント。
ただし、うどんとそば自体のクォリティはあくまで大阪風のフニャっとした食感で腰は無し。カレーうどんは昔ながらの黄色いルーで、天ぷらも、エビは巨大だけど衣はフリッター風で洗練とは程遠い。全体的なコストパフォーマンスは微妙だけど、そういう物差しからは超越したB級グルメ遺産である。
カウンターの中央に君臨し、調理と注文を同時にこなしつつスタッフにバシバシ指示を飛ばしまくる久美子さんの客あしらいは人を選びそうだが、明治屋が地下に移転してハリボテになった今となっては大阪ナンバーワンの居酒屋と言って良いかもしれない。なお酒のメニューは無いので、店の方に好みを尋ねてみよう。
(15/12/11 更新)

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