サッカーコラムマガジン「蹴閑ガゼッタ」別冊 大阪府メインの激安グルメ特集
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千一夜 【今宮 / 大阪市南部

味:A CP:B+  ランチ 女性向け 上級者向け お薦め店
住所:大阪府大阪市西成区北開1-3-17 【MAP】
電話:06-6556-6217
営業時間:17:30-24:00 日曜16:00-24:00
定休日:火曜(祝日は営業)


西成区の北開という人の往来が少ない場所、しかもガレージを改装したテーブル2席、3人がけのカウンター1つの小さな店というディープ極まりない営業形態ながら、修行先である「肉匠おか元」譲りのA5ランク和牛がいただけるというギャップが凄まじい。
「A5」を謳っている店ほど怪しいのが業界の常識だが、ここの肉はさすがに一口食べれば分かる本物で、笹身や三角バラ、珍しい「フケ」や「クリ」といった希少部位も日替わりでいろいろと用意される。そして本ミスジは2500円もする一方で、チマキなら1000円、フケやインサイドスカートなら680円で食べられるなど、同じ霜降り和牛でも部位によるマーケットでの人気がそのまま価格に反映されているのが面白く、マニアックな探求の楽しみがある。
もちろん安い部位であっても溢れ出る肉汁や脂には一切しつこさや臭みが無く、まるで水が肉から染み出しているような錯覚を覚えるぐらい。店自慢のハラミやサガリ、切り込みを入れたカッパなど、安物ならちゃんと焼かないとゴムのようになってしまう部位でも、レアでサクサクと食べてしまえる程である。
また、正肉とは流通経路が異なるために、安定した入手が極めて困難な和牛ホルモンもしっかりと常備され、ピンと角が立った甘〜いレバー、まるでホタテのような見た目と柔らかさのミノ、クリーミーな脂だけを残して口の中で溶けるアカセン、真っ白になるまで丁寧に掃除されたセンマイやハチノス、分厚く濃厚なツラミなど瞠目する品ばかり。単品の量は少なめだが、それでも280〜580円という値段は超格安。
サイドメニューも、大皿にたっぷりのネギサラダ、本格派のキムチ、讃岐うどん並みにガッシリした麺のかすうどんなど充実。酒は生ビール380円、中瓶が480円、チューハイが360円と値段的にはまずまず普通。肉はもちろん単品でも頼めるが、おまかせで何種類かが入っているセット(1〜2人前、5品ほどで1800円)を頼むのが最初はお薦め。
(13/09/06 更新)

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