フランス・パリ飲み食いこぼれ話(小ネタ集)

フランス
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ようやく4月のフランス・ベルギー旅行ネタもラスト、最後はこの旅行で5度目の訪問となったパリ。

とは言え、それまでの4度は全てトランジットで通過するだけ。5度目は初めての宿泊になったものの、当日は朝にリールを出発してTGVで移動、翌日は午前発の帰国便だったので、実質半日しか滞在しませんでした。

せっかくの花の都に半日しか滞在しなかったのは、大学時代の放浪でパリには合計2週間ぐらい滞在し、ルーブルやオルセー美術館、ポンピドゥー・センターなど目ぼしいところはだいたい観光し尽くしていたので、今回は本当に土産を買うだけに寄った感じです。

まずはパリ北駅で荷物を預けたのですが、オリンピックのテロ対策なのかコインロッカーは完全に撤去され、全てレントゲンで中を確認してから手動で預ける方式になっていました。ここの行列で30分ぐらい時間の浪費。

そしてまずはシャンゼリゼ大通りへ行きました。一応、凱旋門の写真を取らないとパリに行った証拠にはならないですからね(笑)。

ルイ・ヴィトンが所有するシャンゼリゼにある建物が工事中だったのですが、ルイ・ヴィトンのトランクを模した巨大なカバーで覆われていて、観光客のフォトスポットになっていました。

次に向かったのは、セーヌ川左岸のカルチェ・ラタン。パリ大学の学生街で、自分が大学時代に泊まったドミトリーの安宿もここにありました。でも今はもう無くなってしまいましたけどね。

カフェ・ド・フロール@パリ サンジェルマン・デ・プレ お登りさん気分でオニオングラタンスープ
最終日はパリで1日お土産のお買い物。貧乏旅行の時には、表通りのカフェで飲み食いなんてできなかったので、サンジェルマン・デ・プレにある老舗カフェ、カフェ・ド・フロールに立ち寄りました。最初はビールだけのつもりでしたが、お腹が空いていたので、渡...

当時は貧乏旅行だったので、カフェでビールを飲むときは必ず安っぽい店のカウンター(立ち飲みは値段が安くなる)しか使えなかったのですが、パリを代表するカフェの名店、カフェ・ド・フロールでオニオングラタンスープをいただく贅沢をしました。

その後は、徒歩でパリ最大の食料品デパートである、「ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ」へ行きました。

さすがフランスだけあって、フォアグラ売り場だけで壁一面を埋め尽くすバリエーションがあります。他にもトリュフ、キャビア、生ハム、肉、魚介などありとあらゆる食材でいっぱい、目移りが止まりません。

バターだけでこんなに種類があるなんて、日本じゃ考えられないですよ。バターは真空パックにしてくれるので、ボルディエの海藻入りバターを自分土産に購入しました。

職場の土産用にビスケットなどを購入し、次はメトロでパリで最も大きな百貨店「ギャラリー・ラファイエット」へ向かいました。こちらのメゾン・グルメ館の2Fには、「ラ・カーヴ」という巨大なワイン売り場があるんですよね。

圧巻は、売り場の真ん中に設えた”グラン・ヴァン”の小部屋。マルゴー、ラフィット、ムートン、ラ・トゥール、オー・ブリオン、ディケムなどボルドーの超銘醸ワインがずらりとディスプレイされています。

値段は最も安い年代のものでも最低1000ユーロから、ものによっては6万ユーロを超えるものもあります。

シャンパンももちろん揃っていて、サロンの2022年は何と8900ユーロ!

ホテルのチェックイン時間が来たので、パリ北駅に預けた荷物を持ってホテルにチェックイン。場所はピガール駅から近いところ。

そこからブラブラ歩いて、風俗街として有名なサンドニ通りへやって来ました。インドやトルコ人の店も立ち並び、ゴミも散乱して汚いです。自分的にはパリはシャンゼリゼなんかじゃなくてこっちのイメージだったりするので、こういう場所に来るとパリに来た実感が湧きますな(笑)。

でも、昔はたくさんあった、アラブ人が経営するクスクスの店を全く見かけなくなったのは寂しいです。貧乏旅行の時は、1杯500円ぐらいでクスクスが食べられたので随分助かりました。まだ店があったら食べてみたかったんですけどね~。

Le Santé Bonheur@パリ 最後のディナーはフォワグラとシャンパン
帰国便が翌日の午前中なので、この日が実質旅行の最終日。もういい加減。胃が疲れて体重も明らかに増えているので、最後はワインバーで軽く締めようと思いました。ネットで検索して評判が良さそうだった、アンヴァリット近くの「Le Santé Bonhe...

そこからワインバーで大量のフォアグラだけを食べる夕食を取り、その後はホテルの近所をブラブラ。

有名なピガールのキャバレー、ムーラン・ルージュもまだ元気で営業してました。翌日の出発は朝6時なので、早めに戻って大人しく就寝・・・

そして帰国当日。ホテルの共用冷蔵庫に預けていたバターを忘れず受け取り、パリ北駅からRER-B線でシャルル・ド・ゴール空港まで。

荷物を預けてから免税店のあるエリアまで随分歩かされ、途中でゲートも3回ぐらい通りましたが、何とか到着。

まずは免税エリアにあるカフェ、ビストロ・ブノワでビールを一杯。

その後は食料品の免税店でワインを物色。ヨーロッパの航空会社が使うターミナル2にはもっと立派なワインショップがあるみたいですが、ターミナル1は正直しょぼいですなあ。

でも日本で売ってる値段よりも3割ぐらい安くて売っているボルドーワインがあったので、つい購入してしまいました。

そしてアブダビ行きの飛行機に搭乗。さすがパリ発便、軽食のピザトーストはなかなかイケました。

中継地のアブダビ国際空港で、特に値段を確認せずにオハラズのアイリッシュビールを飲んだのですが、あとからカードの明細を確認したら何と1杯2600円!! 日本のオクトーバーフェストもビックリのぼったくり価格で仰天しましたよ。間違いなく、人生で最も高価なビールになりました・・・

アブダビからの便では、ヒンズーミールをお願いしたのですが、料理は何とチキンビリヤニ。しっかりバスマティライスが使われて美味しかったです。まあ、その後の朝食はいただけませんでしたが・・・

しかしこう振り返ってみると、本当に終始バタバタ、セコセコしていましたな。本当は、もっとゆったりちょいと贅沢に旅を楽しむつもりだったのですが、やはり生来の貧乏性は変えようがないんだと諦めるしかないんでしょうなあ(笑)。

コメント

  1. ish より:

    小ネタ集、最後も楽しませていただきました!
    僕はヨーロッパは一度フランスを駆け足で巡っただけなので、もっと色々行ってみたいです。でも円が弱くなってるし、年を食うと長距離の飛行機はつらいですしねえ。行けるうちに何とかしたいなあ。

    • こばやしりょーじ より:

      >ishさん
      やはりヨーロッパはそれぞれ食文化に個性があって楽しいです。
      ワインやビールも、現地で飲むのが一番美味しくてお得です。
      隣の国に行くのも比較的簡単なので、いろいろ楽しめますし。
      ネックは物価が高い事と往復の移動時間&時差でしょうねえ・・・

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