ツタの絡まるレトロな青山ビルの地下にある、北浜を代表する中華の人気店「龍門」さん。
もう20年以上前からシグネチャーメニューである天津カレーチャーハンを目当てに何度も訪れた名店ですが、ボリュームが凄いため最近は少食になってしまった事もあって、すっかり足が遠のいておりました。
しかしこの日は、休肝日明けで腹が減っていたのもあって、思い切って課題のメニューを消化しにやって来ました。
店の雰囲気は昔と全く変わらず、1階にあるオムライスの北極星に並ぶ人を見ながら、地下への扉を開けて細い階段を降りていきます。もちろんオーダーは目的である「カレー丼」(860円)。
カレー丼というと通常は御飯の上に具が入ったカレーがかかっているものを想像すると思いますが、こちらのカレー丼は予想を覆す驚きの内容。
白ご飯の上に天津飯と同じ卵焼きをバサッと載せ、片栗粉でとじたカレー味の餡がなみなみと注がれて出来上がり~。まあぶっちゃけ天津飯カレー餡ってとこですかね。
おそらく卵3個分は使ったであろう卵焼きは、厚みがあってフワフワ。ご飯を半分のサイズにしてもらったので、ほとんどご飯をおかずに卵を食べているような状態(笑)。
カレー餡は、ほんのり甘くてカレーの風味もしっかり感じられる絶妙のバランスで、思わずレンゲでワシワシとかきこんでしまいます。途中で餡に酢をたらして甘酸っぱさを加えても良い感じ。
夢中で食べ終わったら、ご飯は半分サイズだったのにきっちり腹パンパン。相変わらずボリューム満点の老舗中華、いつまでも街の遺産として営業を続けていただきたいですな。どうもご馳走様!






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