以前はつけ麺やラーメンなど複数のメニューを提供されていた天六の「群青」さんですが、一昨年ぐらいに手を怪我されてからはメニューを絞った営業に切り替わり、さらに最近では完全に日替わりで1種類だけを提供される営業形態になってしまっています。
その日のメニューは公式Instagramで発表されるのですが、ラーメン屋のはずなのにカレーまぜそばとか、どろソース焼きそばなんかもあったりして面食らいます。（麺だけに・・・）
たまたま、この時は通院のため午後から出社予定で、どっか昼飯を食べてから出社しようとInstagramを見たら、群青さんのところで豚ガラ出汁の太麺を使った「らぁめん」が提供されると書いてありました。
豚ガラと太麺でピンと来たのは、もしかするとこれは「家系ラーメン」リスペクトのメニューじゃないかと思い、病院に寄った後で天六までチャリンコを飛ばして訪れました。
平日の昼前なのに店は満席で待ち客もいるぐらい、相変わらずの人気ですな。寒い中、15分ほど待たされてようやく着席。
サイドメニューには200円でカレーが用意されていて、これがめちゃくちゃ旨そうだったんですが、自分の胃袋じゃラーメンと両方平らげるのは不可能と諦め、泣く泣くラーメン単品でオーダー。
出て来たラーメンは、やっぱり予想通り家系ラーメンのルックス。でも緑色はほうれん草じゃなくて、長く切った青ネギをバーナーで炙ったもの。あとはたっぷりの肩ロース肉のレアチャーシュー、海苔という構成。
スープを飲んでみると、ほんのり甘くて豚臭さや醤油の存在はあまり感じられず、唇がベタつくぐらいゼラチンを感じる豚ガラを徹底的に煮出してシンプルに味付けした印象。
麺は平打ち気味の多加水太麺で、もちもちした食感。家系御用達の酒井製麺に似せて麺をあえて短くしてるのが面白いですな。レアチャーシューは柔らかく上々の仕上がり。
見た目は家系でも中身はかなり違ったけど、これはこれで美味いです。何より今どき値段が650円で、本当にこれでいいの？と聞きたくなる安さ。
でもその後だいたいInstagramはチェックしてますが、家系リスペクトラーメンは出てこないので、文字通りの一発芸、店主さんの気まぐれだったのかもしれません。
あまり気軽に来れない人気ぶりだけど、また気になるメニューがあったら寄らせてもらいます。どうもご馳走様！
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