この日は野暮用で平日の京都へ。午前と午後で別の用事があり、間に結構時間が出来てしまったので、京都駅周辺で暇つぶし。ランチは久々にとんかつ一番へ行くことにしました。
「とんかつ一番」という屋号を付けた店は、京都や大阪のあちこち点在していますが、実は発祥の地は京都でして、数十年前は木屋町や四条大宮にも店があり、ソースは店で作っているドミグラス、他にもコキーユやオムレツなどの当時はモダンなメニューも出す洋食店という位置づけでした。
しかし、その京都では閉店が相次ぎ、最後に残ったのが七条大宮交差点の南東、細い道沿いにあるこちらの京町家。
老舗の割に、昔から公式ホームページを開設していて、さらに京都観光のページまで作っているというIT先進度合いのミスマッチが、古い街でありながら任天堂や島津製作所のようなハイテクメーカーを擁する、新しもん好きの”京都らしさ”を体現しているとも言えます。
今でもメニューは幅広いですが、平日のランチタイムは700円の日替わりランチがあり、ミンチカツが出されるという事だったのでそれをオーダー。
皿を覆い尽くす大きなミンチカツは、厚みは1cmほどで平べったく、中の具には合いびき肉の他に玉ねぎ、粗みじんに切られたキャベツが入っていて、大きさの割に軽やかにいただけます。
カツの下にドミグラスソースを敷くのがこちらのスタイルで、ソースはほのかなビター感とトマトの酸味、旨味が効いているタイプで、味わいとしては比較的ライト。もっとどっしりしているイメージがあったのですが、思い出補正ですかね～。
おかず2品に漬物、赤出汁、ご飯がついて700円はとってもお得。京町家の雰囲気も楽しめますし、相変わらずオススメのお店です。どうもご馳走様！
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