JR京都駅の南東側、十条通までの一体は東九条(通称トンク)といい、お好み焼き屋や焼肉屋が密集する在日朝鮮人が多く住んでいるインバウンドとは一切縁のないエリアです。
その代わり、南に外れた場所にラーメン藤の本店はあるものの、京都に多いラーメン屋をあまり見かけないのもトンクの特徴だったりするのですが、1軒面白そうな店を見つけたので一度行ってみる事にしました。
場所は地下鉄烏丸線の九条駅と十条駅の間ぐらい。店の横には駐車場が完備されており、念の為に25分ほど前に到着したら、もうほとんど埋まっていて慌てました。そして開店20分前には満車となり、駐車場を見て諦める車が何台も続出、実はかなりの人気店でビックリ。
開店時間になっても店は開かず、結局15分ほど過ぎてようやくオープン。後ろを見ると既に20人以上の行列ができていて、長い11席のカウンターがすぐに埋まってしまいました。
自分の注文は、まずデフォルトの醤油ラーメン(850円)。味噌ラーメン、チャーシュー麺、大盛り、ネギ多めなどのオプションもあります。
カウンターで自分のラーメンが出来上がるところを眺めていると、スライサーでこれでもかとチャーシューが載せられ、最後はもやしに加えてガバっと掴んだ青ネギがどっさり。ノーマルでチャーシュー麺、ネギ多めが自動的に付いてる状態です(笑)。
大きなどんぶりになみなみと注がれたスープを飲んでみると、少し酸味を感じるあっさりした豚清湯醤油味で、調味料の効きはやや強め。麺は京都らしいテロンとした中細麺のストレート、湯切りが雑なせいかヌルっとした口当たりでゆで方もやや柔らかめ。麺量はかなり多くて150g はあるんじゃないでしょうか。
これでもかと投入されたチャーシューは豚もも肉で、アキラ系特有の出し殻タイプではありますが、肉はしっとりしといて肉味もちゃんと残っていて美味しいです。シャキシャキののもやしもたっぷり、その上から九条ネギがてんこ盛り。
卓上にはコショウ、ニラキムチ、ニンニクが完備。ニラキムチはトンクという場所柄、客層を反映してか本当のキムチのようにヤンニョムが発酵して酸っぱいのが面白いです。ラーメンにたくさん入れると味が変わってしまうので注意。
豪快、ワイルド方向に振り切ったアキラ系ラーメン、めちゃくちゃ好みというわけでは無かったですが、こういう一杯も楽しくて良かったです。どうもご馳走様!







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