またまたやって来ました、「中国料理 食生々」の日替わりランチ定点観測。
この日のメニューは、これまたマニアックな「地三鮮」(^o^)!
地三鮮というメニュー名を見ても、どんな料理かイメージしにくい事では中国でも五本の指に入る品なのは間違いありません。
日本の中華屋ではまず見かけませんが、中国残留孤児の方やその血縁者が多く住んでいる門真団地付近では、中国料理店に行くとたいてい見つける事が出来ます。
これはいわゆる旧満州、東北地方の郷土料理で、つまり畑(地)から取れる美味しいものベスト3を揃えた(三鮮)料理という意味で、エビ、イカ、ホタテの海鮮3つを海三鮮(炒三鮮)と呼ぶのと対称になってます。
その3つとは、じゃがいも、茄子、ピーマンで、それらを油で揚げて甘辛く炒めた中国版おふくろの味。ホクホクとしたじゃがいも、シャキシャキのピーマン、ねっとりとした茄子のコンビネーションが命です。
さて登場しました、食生々さんの地三鮮。狭義には肉が入らないベジ料理ですが、こちらは豚肉も入っているようですな。
本式ではじゃがいもは一口大にゴロッと切るのですが、こちらは薄切りにしてあるのが特徴的。ホックリしながらも軽い歯ざわり。
ピーマンは少なめでしゃきっと、茄子は油を吸ってトロトロ、甘辛さはあくまで上品で洗練された味わい。豚肉が入っているのでご飯のおかずに合います。
副菜は、揚げ出し豆腐に雪菜っぽい漬物が入った酸味のあるタレがかかったもの。あとはいつもどおり、ショウガが聞いた溶き卵スープ、ご飯、杏仁豆腐。
いや~、予想とは若干違いましたが、普通のランチではまず見かけないマニアックな料理が食べられて満足です。またあっと驚くような隠し玉を楽しみにしております。どうもご馳走様!
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