小麦粉の皮ではなくて薄焼き卵で包んだ独特のシュウマイは、今やデパ地下でも販売されるぐらい、大阪の名物となって久しい「一芳亭」。
難波の本店は、常時観光客らが行列を作る人気店ですが、地下鉄堺筋本町駅から直結する船場センタービル2号館の地下2階にある船場店は、勤め人が集まる平日のランチタイムを除けば比較的入りやすい穴場だったりします。
以前から、たまにランチでシュウマイを食べたりはしていたのですが、コロナで時短営業が行われていた時に、仕事場から近くで確実に座って飲めるところとして白羽の矢を立て、この際だから一通りのメニューをいただいて情報をアップする事にしました。
で、夜に通ってみて改めて気づいたのが、料理の単品がとても安くてボリュームがある事。普通の飲食店は、ランチを割安にして夜のお酒と単品で利益を出す策を取っているパターンが多いですよね。
でも、一芳亭さんのメニューを見てみると、例えば「豚天定食」は950円なのに、豚天単品が510円、シュウマイが330円、ライスが180円なので足しても70円しか変わらないんですよ。料理の量は定食より単品のほうが多いように思えるので、むしろ単品のほうがお得という不思議な現象になっています。
海老のコクと玉ねぎの甘さが効いた、ふんわりアツアツのシュウマイは当然マストアイテム。
シュウマイに次ぐ人気の春巻き。シャキシャキの野菜とパリッとした皮の、彩りと味のコントラストはビール必須です。
夜なら是非頼んでほしいのが鶏のから揚げ。丸鶏の半身を衣を付けずに油で素揚げし、パリッとした皮とふっくらした身のコンビネーションが絶妙です。今回は1人身なので手羽先で我慢・・・
新鮮な鶏の肝と砂ずり、玉ねぎがどっさり入った甘辛い「きも照やき」。
プリッとしたエビをかき揚げ状にしてまとめた「えび天」は食べごたえ満点。
パリッとシンプルなサラダは、たっぷりのマヨネーズでいただきます。
短冊状に切った柔らかい豚肉を揚げた豚天は、フリッター風にふわっとした衣なのが面白いです。
焼豚は大きな豚バラ肉を使用、脂身がトロトロでお酒が進みます。
豚しょうが焼きは、とろみのあるタレが絡まったむっちりした肩ロースがこれでもかと皿に乗っかり実に壮観。
皿うどんは、海老とイカがたっぷり入ったあっさり餡と極細の揚げ麺で実に上品な味わい。
シュウマイだけじゃなく、是非いろんな一品料理を頼んで楽しむのがオススメな名店です!
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
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