今年の1月に、鶴橋の「らぁめん しゅき」などで修行された方がオープンされたこちらのラーメン店。
ちょっと気になって場所を調べてみたら、毎週末はチーズドッグを頬張る女性客でごった返すコリアタウン、御幸森商店街の西端から少し外れた生野区のド下町という、あまりラーメン店向きじゃないロケーション。
しかも完全昭和な喫茶店のお隣で、言われなければ気づかず前を通り過ぎてしまいそうになる地味なしつらえ。営業時間が朝の10時から夕方4時までというのもユニークですな。
メインメニューは、濃厚鶏そば（1050円）と中華そば（950円）の2種類、あとはトッピングとご飯ものがいくつかとシンプル。今回は初見なので、デフォルトの濃厚鶏そばをオーダー。
いわゆるドロドロ系の超濃厚スープで、一般的にこういうタイプはスープの味付けを薄めにしてバランスを取ることが多いのですが、こちらのスープは醤油ダレがガツンと効かせてある濃いめの味付けでビックリ。
しかも、正方形のメンマは佃煮のように甘辛く煮染めてあり、味のバランス的にきついなと思わせたところで、みじん切りされた生玉ねぎの甘みと、甘酢漬け玉ねぎの酸味で塩気がスッと引く面白いコンビネーション。
割と似たような構成になりがちな最近のラーメン店にしては、かなり攻めたバランスで楽しい一杯でした。これはもう1つの中華そばも是非食べてみないといけませんな。どうもご馳走様！
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