少し前に、飲み食い仲間のえて吉さんと、たこふねに行こうという話が持ち上がっていたのですが、最近は休みが多くて安心できないし早い時間のほうが嬉しいという話だったので、飛田本通商店街にある「すし寛」を提案しました。
気軽に飲み食いするには少々お高め、しかも予約を取らないのでリスキーな選択ではあったのですが、あの辺は今福鶴見と違っていくらでも潰しが効きますからね。
事前の調べでは、土日は開店前に行列ができるという話だったので、念の為16時の開店時間の45分前ぐらいに到着したのですが、既に15人以上の方が並んでいて仰天。お店の方が人数を数えに来たところ、ちょうど自分たち2人で満席。その5分後ぐらいに別のお客さんが来たのですが、もう満席だと断られていたので危ないところでした。
ようやく開店時間となり入店。ギリギリだったので自分らの前で満席になるんじゃないかとドキドキしましたが、何とかカウンターへ着席成功しました。
ネタケースの中には、見事な海鮮素材がズラリと並んで実に壮観。手元のメニュー以外にも、カウンターの奥には今日のオススメが書かれていて目移りします。
まずは突き出し的に頼んだトコブシ。非常に柔らかく煮付けられ、甘辛い煮汁がしっかり染み込んでいきなり酒が進みます。
タレを塗って焼かれたフグの白子は、中がとろりと柔らかく溶けており、極上のクリーミーな味わい。今まで食べた白子の中では間違いなくピカ一。
刺し身4種盛りは、分厚く切られた脂ノリノリのブリに、肉厚でプリプリの車海老、中トロ、大きいのに驚くほど柔らかい赤貝、ヒモも全く臭みなし。赤貝の下に敷かれたイカも美味しい。
サシがビッシリ入った中トロは普通の店なら完全に大トロ、濃厚な脂が口の中で溶けていきます。
海老の頭は炭火で焼いて後から登場。カリカリとした歯ごたえとエビの味噌の風味が嬉しいアテ。
あなごの天ぷらは、ふんわりホクホクとした穴子と、軽くサックリした衣のコンビが絶妙。天つゆもスッキリした味わいで好み。
鉄火巻は中トロが凄すぎて、そんなに驚きは無かったかな。
イワシは脂乗りまくり、トロのように舌の上で溶けました。
うなぎは肉厚で上々。ホントは白焼きでオーダーしたのですが、それはまた今度のお楽しみにしましょう。
さばしそ巻き、サバは酢で締めてあってバランスが良い味わい。
締めにいただいた赤出しはさっぱりとした薄味で、魚の大きな切身が入って食べ応え十分。
これでビールと日本酒を思う存分飲みまくり、お会計は2人で13000円ほどで二度ビックリ。この海鮮のクォリティを考えたら安すぎますよ!
待ち時間がネックですが、これは間違いなく再訪必須、季節ごとに訪れたい名店ですな。どうもご馳走様!
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