京阪百貨店の催事担当者にはよほどの曲者がいるのか、時々「山元麺蔵」とか「翁達磨」のような「こんな人気店が！」と驚くような店を呼んで来る事があります。
良く催事に来るようなラーメン店の場合は、持ち帰り用のパックを温めてお茶を濁すような事も多いようですが、京阪百貨店に来る店はだいたい本店を閉めて催事に備えてくれるようです。
失礼だけど、梅田や難波にあるような百貨店よりもはるかに集客が劣る立地でありながら、何故こんな事が出来るのか不思議でなりません。
そして今回の北海道展でやって来たのは、札幌でも屈指の人気を誇る「狼スープ」。
とは言え、北海道地震の影響で一時は出店中止とのアナウンスがあったのですが、お店の努力で14日から出店が復活した模様です。ありがたいですね。
日曜日の開店10分前に行ったのですが、すぐに店の前には行列ができ始め、退店した後だと10人ぐらい待っている人がいましたよ。京阪百貨店のイートインで、これだけの行列が出来る事は本当に珍しいです。
メニューにはホタテが入ったものもあったりしましたが、私が頼むのはいつもノーマルなラーメンなので、今回も普通の味噌ラーメン（税抜き900円）をオーダー。
「すみれ」の系列を組むラーメンらしく、スープの表面には多めのラードが浮かんでいて舌をやけどしそうな熱さです。
一口スープを飲んでみると、ベースの豚骨スープにしっかりしたボディがあり、味噌や生姜が強めに効いてますが、旨味とコクのバランスが取れていて非常に美味しいです。ひき肉とキャベツ、もやし、玉ねぎを炒めた甘みも良いアクセントになっています。
あと、スープにはちょっと独特のとろみと香りがあるのですが、どうやらじゃがいもの「キタアカリ」がすりおろされて入っているみたいですね。
麺は中加水の縮れ麺で歯ごたえがよく、量もたっぷり入っていて食べごたえがあります。肩ロースのチャーシューは小さめですが肉質は良好。
まさに王道の札幌味噌ラーメン、美味しい一杯を堪能させていただきました。どうもご馳走様！
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