京都での食事というと、雅ではんなり、お値段もなかなかのものというイメージがあるでしょうが、そういう店はだいたい河原町・祇園のような繁華街か、東山の観光地に固まっています。
逆に、今出川から北大路にかけては大学が集中している学生街になっており、はんなりとは無縁なボリューム満点の食事処が目立つようになります。
しかしもういい加減オッサンな私としては、もう学生向けの店に行っても食べ切れないので、実家関係で京都に良く来るようになっても、あまりその手の店には訪れてなかったのですが、この時は朝から食事せずに用事で暑い中を走り回り、究極に腹が減っていたのでつい魔が差してしまいました(笑)。
場所は、叡山電車を出町柳駅から1駅の元田中駅から少し西に歩いたところ。外観はちょっとした小料理屋のような雰囲気ですな。
中に入るとカウンターとテーブル席になっていて、平日の12時前なのにどんどん客が入って来ます。
注文はジャンボロースカツとカツが2枚入った上カツ丼が人気のようですが、絶対に食べきれないのでノーマルのロースかつ定食にしました。
カツは厚みが1cm以上はあり、キャベツ、ポテサラの付け合せもたっぷり、ご飯はどんぶりめしで出て来ましたよ・・・
ロースかつを一口食べてみると、肉質は最上では無いですが十分美味しく、衣が薄手なのに均一で揚げ上がりが美しいです。
かかっているドミグラスソースは、ちょっとシャバシャバ気味でほんのりビターで甘酸っぱい独特の味わい。もう少し塩気が欲しいところですが、ご飯に合っていて悪くないです。
赤出汁もしっかり出汁が効いていて絶妙。腹パンパンになりましたけど、美味しく全部食べ切ってしまいました。値段は950円しますが、ボリュームとクォリティを考えたらコストパフォーマンスは合格以上でしょう。
でも夜まで全く腹が減らなかったので、今度はひとくちカツにしてご飯少なめで頼んでみたいですな。どうもご馳走様!
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