うちは嫁さんが商売をしているので、お盆だろうが正月休みだろうが家族でまとまって旅行に行く事がほとんどありません。
しかも今は野暮用の関係で遠出もしにくく、4連休はグルコバの準備を進めるぐらいで、さすがにそれだけではつまらないので、ラーメン屋の新規開拓に出かけました。
第1弾は上新庄にある「つきよみ」。上新庄エリアにはご存知大御所の「天神旗」がそびえ立っており、最近になって家系ラーメンがある事に気づいたぐらいで、それ以外の店に気持ちが行く事がほとんど無かったんですよね。
今回、ラーメン好きの私にしては珍しくつけ麺が食べたくなり、以前から少し気になっていた「自家製麺つきよみ」へ訪問してみたという次第。でも、最後まで天神旗の極老豚骨とどちらにしようか迷っていたのは内緒です(笑)。
店はアパートの1階にあり、最近のトレンドらしく一見するとラーメンを出すとは思えないシックな外見。中に入ってもスタジオ風にオーブンや羽釜などの調理器具が並び、10人ほどが座れるカウンターが伸びています。
注文は「魚介豚骨つけ麺」(900円)。麺量は特大の350gまであり、今回は250gの並にしました。
さて登場しましたつけ麺ですが、麺は自家製でやや平打ち気味の極太麺。ムチムチとした粘り腰な食感と小麦の甘みが感じられ、とても美味しい麺です。
上に乗っているのは、おそらく低温調理された豚もも肉のレアチャーシューが1枚。こういうタイプはやたらとハーブを効かせたハムっぽいものが多かったりするのですが、香りが薄めで嫌味が無いのがいいですね。
もう1つはバラ肉を炙ったチャーシュー。悪くないですが、この値段ならもうちょっと肉のボリュームが欲しいですね。添えられた海苔はどうという事も無し。
つけ汁は、まさにドロドロという形容がふさわしい超粘度の豚骨スープ。魚介系は節粉でプラスされる模様ですが、混ぜても粉が全然溶けてくれません・・・ゆずの香りもかすかに感じられますが、豚骨の存在感が巨大過ぎます。味は甘めに偏っていて、少し前の「群青@天六」を思わせるタイプ。
スープの中には短く切ったメンマが入ってますが、存在感が薄いのでもうちょっと長くして欲しいところ。あとは刻んだ白ネギがたっぷり。
いや、ここまでドロドロなつけ汁の濃さに匹敵するのは群青や「麺屋たけ井R1号店」ぐらいでしょうか。甘さが個人的にはやや過剰に感じられはしましたが、志の高さを感じる一杯。
場所的になかなか集客に苦戦をしている様子ですが、何とか頑張って欲しい店です。つけ麺は食べたので、今度はラーメンがメニューに載ったらまた再訪したいと思います。どうもご馳走様!
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