京阪守口市駅の京阪百貨店で、先週から2週に渡って開催されている「秋の北海道物産展」。
店の規模の割には、何故か毎回マニアックなラーメン店を引っ張って来て驚くのですが、今回は何と道外初出店となる取材一切お断りの「円山 嬉」がやって来ました。
札幌ラーメンというと、ラードが浮かんだ味噌ラーメンが定番ですが、何とこちらは無化調でサバ節・鰹節・煮干・帆立・昆布といった魚介素材のみを使用したスープだそうで。以前は豚骨しか食べなかった九州でも、最近はこういった意識高い系のラーメンが広まってるみたいですね。
意識高い系のラーメンはちと苦手な私ですが、時間もあったしちょっと興味が湧いたので、開店時間を狙って食べに行く事にしました。
開店してからそんなにダッシュはしなかったのですが、余裕の5人目ぐらいに到着。やはり京阪百貨店は梅田の店に比べると楽勝ですな。メニューは税込972円の「琥珀醤油ラーメン」のみで、選択の余地はありません。
出て来た一杯ですが、まずかなり大量のきくらげが目を引きます。麺は、魚介系に良くある低加水細麺じゃなくて、札幌風のぷりぷりした中太縮れ麺なのが面白いですね。
メンマはかなり太めでしっかり味が付いており、チャーシューは肩ロースでこれもじっくりローストされて肉味良好。そしておろししょうがと白ネギ。
スープを飲んでみると、多めの香味油が浮かんでいますが、やはり非常に優しい味。無化調ですが旨味に物足りなさは無く、丁寧に作られている事が分かります。ちょっと多過ぎに見えるおろししょうがも、アクセントになかなか良い感じ。
うん、なかなか美味しかったのですが、やっぱりこういうタイプは「ラーメンを食べた!」という実感に乏しいんですよね・・・なら食うなって言われそうですが、つい味見したくなっちゃうのだから困りものです。どうもご馳走様!
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