あまから手帖11月号のの奈良特集を見て、ちょっと気になっていた焼き鳥店へ、飲み食い仲間のえて吉さんを誘って訪問してきました。
だいたい、初見の店は1人で行って良ければ皆を誘うのが自分ルールなのですが、場所は奈良市三条町の住宅街のど真ん中、看板や暖簾はかかっておらず、営業日は月・火・金の平日3日間のみという超アウェイ環境は、さすがに1人では心細かったですからね(笑)。
暗がりにぽつんと光る、中が見えないガラス戸を思い切って開けてみると、既にお客さんで完全に満員。その後も入ってくるお客さんを満員で断ったり、打診の電話もひっきりなしだったので、予約しておいて良かったです。
調理しているところは完全に自宅の台所で、高齢で腰が曲がったお母さんがカウンター手前に陣取り、ビールとかは別の女性が奥の扉から外を回って持ってきてくれるのが面白いです。
料理メニューを眺めてみると、値段は安めだけど超激安というほどでは無いなと思いきや・・・
料理はとにかく一品がめちゃくちゃ量が多くて、玉ひも煮は大きめの小鉢にてんこ盛り。一人で来てたらこれ1品で終わっていたかもしれません(笑)。
鶏肝の刺身は直径20cmはある皿にビッシリ敷き詰められています。肝は脂が乗って絶品でしたが、これも1人で食べ切れる量じゃないですね~。
スープは濃厚な鶏ガラベースで玉ひもなど鳥モツがゴロゴロ入っていて、もはやごった煮状態。
ズリのから揚げも、注文から砂ズリを掃除して揚げているのでシャキシャキ新鮮。酸味が効いた鶏スープベースのつけダレがユニークです。
えて吉さんも自分も食うより飲むほうなので、2人で来たのにこれだけの料理でもう腹が一杯になってしまいましたよ・・・(^_^;)
焼き鳥も頼んだのですが、どうやら注文を受けてから串を刺し、焼くのは電気のグリラーで凄まじく時間がかかり、これは完全に注文を忘れられていると確信、お勘定を申し出たところで、今焼いていると言われて、仕方なくテイクアウトにしてもらいました。
いや~、今の時代に生き残っているのが不思議なくらいの、雰囲気も値段もシーラカンスのようなお店。味云々よりも、こんな貴重な経験が出来たのは嬉しい限りです。またチャンスがあれば再訪してみたいですな、どうもご馳走様!








コメント