とある土曜日、車で上新庄の付近を通る用事があったので、久々にボリューム満点のちゃんぽん目当てで「博多とんこつ天神旗」へと行ってみました。
が、現在はちゃんぽんをやっているのは平日の昼のみになったようで、券売機にはバツ印。仕方ないので、子供はあっさりの若塩とんこつ(700円)、私は超こってりの極老とんこつ(750円)を注文。
若塩とんこつは、あっさりとは書いていますが、軽く泡立ってすりゴマが入ったスープは普通の博多ラーメンよりもはるかに濃厚、ガツンと髄から絞り出したコク、塩ダレのパンチが効いています。麺は博多式の細麺で、トロトロの巻バラチャーシュー、青ネギ、きくらげが載っています。
そして、呼び戻し製法で発酵させた老スープを10割使った極老ラーメン。
スープがドロドロなのはもちろんですが、ほっとくと下に骨髄の沈殿物が溜まって粘土みたいなペースト状になってしまうので、かき混ぜながら食べないと危険なぐらいです。
しかしそこまで濃厚でありながらくどくはなく、以前に比べると鼻が曲がるほどの豚骨臭は感じられず、意外と食べやすいスープに仕上がっています。個人的には、もっと臭くて発酵で生まれたコクがあっても良かったかな。
スープに負けないよう、麺はブリッと多加水の太麺が使われており、若塩に比べると厚めに切られたチャーシューが2枚、極太メンマ、そして海苔、青ネギできくらげは無し。具にもパンチが効かせてあってバランスが考慮されています。
子供とご飯を分けて食べたのですが、帰ってから晩御飯の時間になってもずっとスープが胃に残っていて、結局9時ぐらいになるまで何も食べられませんでしたよ(笑)。
とても満足したのですが、個人的には老とんこつラーメンぐらいがスープのバランスとしてちょうど良い感じかなと思いましたね。どうもご馳走様!
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