郡山駅福豆屋「松茸のりべん」@阪神駅弁大会2019

大阪市
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さて、いよいよ始まった阪神百貨店の駅弁大会。

まず会場をざっと見てみたのですが、今年はさらに値段のインフレが加速していて、体感的にほとんどの駅弁が1割以上の値上げをしている印象があります。

阪神百貨店が改装中のため、去年に増して催し会場のフロアが狭く、実演・輸送ともに駅弁の種類が少なく、全体的に寂しさは否めません。しかも日曜日はグルコバが待ち構えていて、いろいろ買い漁ることが難しい状況です。

したがって今年については、本命の駅弁を絞り込んだ後は、比較的リーズナブルな駅弁をいくつか抑える方針で行ってみました。

それで選んだのが、福島県の郡山駅、福豆屋が提供する「松茸のりべん」。

福豆屋さんというと、以前に「海苔のりべん」を食べて感銘を受けた調整元で、今回も期待しておりました。

マーケティング上、アイキャッチが必要との事で松茸を入れたのでしょうが、松茸自体はほんのり香る程度で、まああっても無くても良い感じかなと(笑)。

海苔の香り、厚みは良いですが実演じゃないのでパリパリ感が失われてますね。でも下に敷かれた昆布の佃煮が素朴な味でとても美味しい。コンビニやほか弁だと調味料まみれのベタ甘い品が使われていますが、こういうところに手を抜かない姿勢が素晴らしいです。

卵焼きは大ぶりで、ほんのり甘く出汁が効いてます。これは他ののりべん譲りの品。そして、隣にあるなめこっぽいキノコの糀漬けがまた美味しい。

そして海苔ご飯の上には、秋の味覚ぎんなんと栗の甘煮。しかしこの栗の大きくて見事な事! 私にはちょっと甘過ぎましたが、こんな立派な栗はひさしく見たことが無いぐらいです。

弁当は経木の箱に入っており、程よく湿気が抜けたご飯もまた素晴らしい。松茸はあくまで脇役で、それ以外のおかずやご飯がとても丁寧に作られていて感銘を受けました。

効率と客受けを極限まで追求したコンビニ弁当では絶対に生まれない、これが駅弁ならではの価値だと思いました。どうもご馳走様!

福豆屋弁当 / 郡山駅

昼総合点★★★★ 4.0

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