あえて今年の阪神駅弁大会の目玉を上げるなら、この弁当になるのではないかと思います。
特急ゆふいんの森の中だけで車内販売されている「折鶴」。ミシュラン1つ星の料亭、「寿司 竹本」が監修した1500円のお弁当です。
今週は日曜日にグルコバがあるので、整理券が必要な駅弁は土曜日にしか買うことが出来ず、頑張って長い行列に並んで来ましたよ。
列自体は、あなごめしのほうが長かったのですが、整理券は数種類あっていちいち渡す時に確認をしているので、行列が全然はけて行きません・・・結局開店から30分経ってようやく整理券をもらえました。
その後、グルコバの買い出しのためにチャリで鶴橋まで走り、弁当が到着する昼頃に戻ってみると、また受け取りのレジが混雑していて長い行列が・・・トータルで1時間以上も費やしてしまいましたよ。百貨店側もちょっと考えて欲しいですよね。
さて苦労の果てにようやくゲットした折鶴。家に帰って出してみると、まず紫の風呂敷に入った仕立てが美しいですね。
入れ物も凝っていて、経木ではなく発泡スチロールですが、パカっと左右に開くと上下二段の折が自動的に分かれるようになっています。
上段は、う巻き、魚の西京焼き、蛸の桜煮、合鴨ロース、あさりとほうれん草煮浸し、酢取り茗荷、野菜炊き合わせ、生麩という内容。
う巻きの鰻は大きくて厚みがあり、タコはとても柔らかい。炊合せも上品な味付けの出汁が煮含められていて美味しいです。
ご飯は、うすいえんどうのご飯と鯛めし。鯛めしはふくよかな旨味と薄揚げのコクが合わさって絶品。
いや、どれも弁当屋じゃなくちゃんとした料理屋の仕事が為されていてお見事。これで1500円は格安じゃないでしょうか。
でも知名度が無いせいか、早々に売り切れたチキン弁当や栗おこわに比べると、整理券の中では最後まで残っているっぽいので、行列に並ぶのが難しくてもキャンセル待ちを狙ってみるのが良いかもしれません。どうもご馳走様!
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