近鉄の単元株を保有していると半年に1度、全線どこまでも乗れる片道切符が4枚セットになった、沿線招待乗車券が送られてきます。
過去の写真なんで日付が古くてすいません。そのうち2枚を使用して、恒例の日帰り飲兵衛旅に出て来ました。
今回の行き先は名古屋。地下鉄伏見駅の交差点にある、明治40年創業の名古屋を代表する名居酒屋との誉れ高い「大甚」さんが目的地です。
お店の営業開始は15時45分から。名古屋には昼過ぎぐらいに着いて、どっかで軽く味噌おでんでも食べようかと思っていたのですが、名古屋って昼酒できるところが全然ないんですね~(T_T)
Googleマップで探して開いてそうなところに行ったら、見事に午後からの営業に変わっていました・・・仕方なく安居酒屋っぽいところに入っておでんを頼んだら普通のおでんでガッカリ。その後は大須商店街あたりでぶらぶらしながら時間つぶし。
15時半ぐらいに大甚の前に着いたら、既に10人ぐらいのお客さんが並んでいて、さらにあとから代表待ちをしている人にどんどん追加され、オープン時には40人ぐらいの大行列と化して焦りましたが、2階まで席がある大箱なので問題なく1階のテーブル席に座れました。それでも開店して30分もすると満席の人気ぶり。
まずはビールを頼んだら、フロアの真ん中にあるガラスケースに入った料理を自分で取りに行きます。
目移りするぐらい豊富な種類のアテが並んだガラスケース。どうやら皿の種類によって値段が決められているようですな。
刺し身や揚げ物、焼き魚などは、奥の調理場でその都度オーダーするシステム。
店を入ったところにある竈には大きな賀茂鶴の酒樽が置かれてあり、いかにも日本酒が美味しそうです。
まずはポテサラ。マヨネーズがたっぷり、大ぶりに刻まれた角切りのハムが良い感じ。
キンカン(卵巣)が入った鶏もつの煮物。あっさりとした甘辛味で、ごぼうの香りが効いています。
新鮮なイワシの煮付けは、たまり醤油でこっくり甘く仕上げられ、たっぷりの生姜で酒が進む味。
ここで燗酒にスイッチ。店名の入ったどっしりした徳利がいいですな。
調理場で牡蠣の土手煮を注文。大ぶりの牡蠣4つ、豆腐、こんにゃく、卵黄が八丁味噌でグツグツ煮込まれ、実に燗酒が合いますな~。
ラストは焼き穴子の小鉢。サクッとキレのある味わいで、これも燗酒がバッチリなアテでした。
いや、クォリティと値段、雰囲気を兼ね備えた、噂に違わぬ素晴らしい居酒屋でした。名古屋は急行で来るには遠いですが、わざわざ訪れるだけの価値はありましたよ!
でもさすがに帰りは時間が遅くなるので、特急券を追加して時短をしました(笑)。まだまだ食べたいアテはいっぱいあったので、必ず再訪させていただきます。どうもご馳走様!
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