先日、またも野暮用で京都まで出かけておりまして、その日は午前中のみで用事を終わらせて会社に行ったのですが、少しだけ時間があったので高島屋の地下に寄ったところ、こんなものを見つけてしまいました。
村上重本店の千枚漬けです。他にもいろいろ漬物の種類があったのですが、村上重といえば千枚漬けが代名詞。この1パックで1000円と、漬物にしてはなかなかなお値段。
最近は休肝日以外で晩御飯に白ご飯を食べませんし、そんなに漬物好きというわけでも無いのですが、正月気分がまだ残っていて気が大きくなっていたので、つい購入してしまいました。
家に帰って封を空けてみると、薄く切った聖護院かぶらを包むように大量の肉厚な昆布が同封されていて、かぶらを引き出そうとするとヌルヌル滑ってどうにもならないぐらいです。良い昆布は本当に高いし、こりゃコストがかかるわけですな~。
酒のアテに1枚食べてみましたが、砂糖も酢も使っておらず、塩のみで乳酸発酵させた自然な甘味と酸味は、そのへんのスーパーなんかで売っている千枚漬けとは全く違う食べ物です。うむ、確かにこれは値段分の価値がある贅沢品ですなあ。
ただ、惜しむらくは原材料にアミノ酸液を使っているせいか少し旨味が過剰で、印象がダルい感じになってしまっている事。個人的には昆布の旨味だけで十分だと思うんですがねえ・・・
ラーメン好きだから別に調味料を嫌っているわけじゃないですが、こういう繊細な味の和食に入っていると、素材本来の持ち味がスポイルされてしまっているように感じてしまいます。
昔は使ってなかったという意見もネットで見かけたので、その頃の千枚漬けを食べてみたかったですなあ。どうもご馳走様!
コメント
そこなんですよね~、私の知る限り25年前は既に使ってましたw
>キャマラードさん
私らの子供時代は味の素万能主義で、漬物にはだいたい味の素ぶっかけてましたからねw