相変わらず大阪では新しい立ち飲み店のオープンが続いている模様ですが、ルクアのバルチカに象徴されるように、ターゲットは完全に女性客にシフト、インスタ映えする料理と豊富な地酒、でもお値段は高めという店ばかり。
そんな時代になってしまうと、我々のような安酒大好き人間はどこへ行って飲めばいいのかと嘆くばかりですが、珍しくオッサンをメインターゲットにした立ち飲み屋が天満にオープンしていました。
場所は天神橋筋に面した天満駅のガード下、以前は「とみや」という焼肉店があったのですが、火事を起こした後に海鮮居酒屋に業種変更、それもいつの間にか無くなってこの店で落ち着いた感じです。
2Fは宴会可能な座敷席ですが、1Fが立ち飲みになっていてオッサンにとっては落ち着く雰囲気なのが嬉しいですな(笑)。
店の売りは串かつのようで、20種類ぐらいあって目移りするのですが、ネタのボリュームは小さめ、衣は硬めでカリカリ、ソースも普通のウスターソースで、そんなに特筆すべきものは無いですね。どて焼きもメンブレン主体で、全品1本100円ですが値段なり。でも焼売とかたこ焼きの串かつは意外とイケますよ。
むしろそれ以外のほうがオススメで、角切りのハマチとマグロ、イカをまぶした海鮮ユッケ、ニラダレがたっぷりかかった冷奴、ポテサラは自家製、だし巻きなど、100~200円台という値段の割にしっかりしたクォリティです。
そしてここからは良かったものシリーズ。カキフライはちゃんと生が使われていて、何故かピンク色をしたタルタルソースがたっぷり。
480円のサーロインステーキは肉が分厚く、脂と肉汁がとてもジューシー。
アツアツの鉄板に乗って出て来るホルモンガーリックは、たっぷり入ったまるごとニンニクと、こってりしたホルモンとタレのコンビネーションが絶妙です。
酒はビール大瓶が360円の安心天満価格。250円の濃いハイボールは、ナニワスタンドほどじゃないですが十分濃くてサラリーマンの懐に優しいです。
料理のクォリティは全体的にソコソコですが、朝の10時から24時まで無休で営業していおり、いつでもちょっとサク飲みが出来る使い勝手の良いお店です。
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