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近鉄布施駅から府道24号線を北上、1kmほど行ったところにある地元密着型の焼肉店。西光園と名がつく店は生野区を中心にいくつかあるが、炭火のカンテキを使用して、なおかつ但馬牛なのに値段がリーズナブルなのが素晴らしい。
まずオーダーすべきは、上塩タン(1500円)。皿に美しく盛り付けされた霜降りのタンは肉厚できめ細かく非常にジューシー。上ハラミ(1500円)は驚くほどの肉汁がほとばしる。肉はデフォルトで110gあるので食べごたえも満点。上ロース、上タン、上ミノの上盛り合わせ(1500円)は、歯がいらない柔らかさのロースとサクサクと軽く噛み切れるミノが絶妙。ハネシタ炙り焼き(1600円)は、霜降りの脂が舌の上で溶けて何とも官能的でたまらない。
上物でなくても、並バラ(1200円)は揃ってないだけで見事な霜降りぶりに驚嘆。テッチャン、アカセン、ハツ、センマイが入ったホルモン盛り合わせ(900円)はプリプリで新鮮そのもの。大ぶりのウルテ(600円)は味噌味で繊細な包丁が入っていて食べやすい。本ツラミ(900円)はツラミと思えないほど柔らかく、塩アゴ(600円)は脂と肉味のコンビがビールに最高。タンツラミ(700円)はまあ普通かな。
またサイドメニューも秀逸で、生センマイ(800円)は肉厚、幅広でシャキッとした歯ごたえが実に楽しい。キムチは自家製で丁寧な仕込みが伺われる。ナムル(600円)も皿にたっぷりで味にメリハリがある。トロンと柔らかいマッコリ(300円)も美味しい。
そして締めで絶対に頼むべきは冷麺。牛肉の旨味が効いた出汁に極細のシコシコ麺が浸かり、キムチと甘酸っぱいナムルが良いアクセントになって、思わず全部飲み干してしまうぐらいの美味しさだ。
(23/03/28 更新)
コリアタウンからほど近い疎開道路の東側、極めて分かりにくい狭い路地の奥にある、古びた民家を使った立ち飲み店。カウンターは4人、テーブルは4人ぐらいが限界の狭い店。
しかしイタリアンを中心にしたメニューは非常に豊富で、とびっ子のぷちぷちした食感が楽しいわずか100円のポテサラ、オムレツもプレーンが100円にクリームチーズや生ハムの追加がそれぞれ+100円、サイズは小さめだけどマルガリータピザが200円と目を疑う激安なのに、手作りの本格派。
肉系は、もも肉・胸肉・肝・ずり・ハツなどが揃う鳥刺しが350円から、本格的なきのこ入りドミグラスソースがかかったハンバーグが350円、明太子ソーセージも350円、サクサクのささみフライタルタルソースが400円、霜降りの千葉県産ランプ肉のステーキ(1300円、ハーフ700円)といろいろ豊富。
奥の黒板には、?レギュラー以外の料理がまたギッシリ、いろいろテキトーな盛り合わせは、ササミのサラダ、ナスのピクルス、ホワイトニングソースバゲット、ミートソースバゲット、ツナとキャベツのオープンオムレツがのって600円と超サービス価格。ハーフで700円の気まぐれパスタは、自分の時はパプリカ・なす・キャベツ・しめじ・ほうれん草・玉ねぎ・トマト・生のりなどの野菜と砂ずりが入って食べごたえ満点。毎月20日はカレーの日だそうで、ワインをふんだんに使った本格的な欧風カレーがルー(500円)、バゲット付き(600円)という値段で楽しめる。
酒はマルエフが350円、サッポロ赤星大瓶が500円、日替わりのクラフトビール、焼酎、日本酒といろいろ豊富。中でもオススメは、赤・白・泡と日替わりで3種類が揃うグラスワインで、値段の割にビックリするぐらい美味しい。
(22/11/28 更新)
地下鉄千日前線玉川駅5番出口降りてすぐ、カウンターのみ6席程度のスナックを居抜きにしたような超ローカル焼肉店。店は年配のマスター1人が切り盛り、手が空くとテレビの前の席に移って阪神の試合を見ていたりするマイペースぶり。
席に座ると、キャベツとキムチ、味噌、タレのセットが自動的に出て来る。味噌は生キャベツに付けるもので、タレはおろし玉ねぎと味噌が入った独特のあっさり甘辛風味。注文が入ってから切られるシャキシャキの生センマイ(580円)はオリジナルの酸っぱいタレでいただくなど、あちこちに不思議なオリジナリティがある。
一皿のボリュームはやや少なめだが、ポン酢で食べるキメの細かい特上タンが1100円、サシが入った特上ハラミが1000円と激安。オススメは、マスターが仕入れた選りすぐりの部位をコースのように出してくれる「店長おまかせ」。値段は時価だがだいたい1皿1000円弱で決して高くない。途中でストップも可能なので気軽にオーダー出来る。
ホルモンは単品は600円だが、4種フルサイズで乗ったホルモン盛りは1100円とバグのような割引具合。ミノはシャキシャキと歯切れ良く、テッチャンは脂が乗って、ハツはエッジが立って新鮮、ツラミはサクッと噛み切れる柔らかさ。ビール中瓶が500円、焼酎水割りやチューハイは380円。
(22/09/15 更新)
JR学研都市線徳庵駅の西側に沿った商店街にある居酒屋。すぐそばの人気立ち飲み屋「まさ」で働いていた方が独立された店らしい。店内は広々していて、カウンター席とテーブル席があってゆったりできる。
メニューは「まさ」譲りで海鮮物が豊富、690円の造り盛り合わせは、日替わりで例えばマグロ、鯛の炙り、サバのきずし、赤海老、イカ、サーモン、タコ、つぶ貝と載って豪華さ満点。赤海老の塩焼きは大きなエビが2尾載って480円と格安。エビとハムのピザは直径20cmはあってこれもたったの480円。
油が良いので、自家製タルタルソースがたっぷり入った大粒のカキフライ(440円)はカラッと香ばしく、鶏の唐揚げ(390円)もサクサクで実に美味しい。天ぷらの盛り合わせ(600円)は頭付きのエビ、ナス、れんこん、ピーマン、いんげん、しいたけ、魚の大葉包み超もりだくさん。
390円のだし巻きは大きくてアツアツのふわふわ、柔らかい牛ロースの串焼きは2本で350円。ひねどりのタタキはネギ、しょうが千切りと一緒にどっさり盛られて400円。390円でたっぷり2種盛りの惣菜は、自家製のスパサラ、ナスの揚げ煮、里芋の煮付け、自家製南蛮漬け、鳥の肝煮、まかない明太子など10種類以上から選ぶことが可能。
酒はビール大瓶が500円、チューハイが340円、焼酎が300円からと座り飲みにしてはリーズナブル。
(22/07/28 更新)
大阪西成区の北東、山王市場商店街付近で系列店舗を広げつつある「ToRi坊主」グループ。こちらは焼肉に特化した3号店で、朝の8時からオープンしているのがユニーク。
メニューはタブレットから注文する方式になっており、味噌ベースのタレ、梅味のタレ、ポン酢、ヤンニョム、おろしニンニクなど卓上のタレや調味料が充実している。酒はビール大瓶が330円、午前中ならチューハイとハイボールが180円と激安。
山形牛の和牛ハラミ(1480円)はキメは粗めだけどとてもジューシー。上カルビ(960円)はちゃんとした霜降りで脂が乗っており、ツラミ(740円)も細かくサシが入って品のある味わい。ホルモンは520円均一でミノ、ウルテといった固い部位は細かく包丁が入って食べやすく、アカセンも脂が良く乗っている。ただレバーは鮮度がイマイチだったかな。並タン(840円)は肉のように厚切りなのが面白く、カッパのような珍しい品もある。
一品料理も意外と充実していて、ホロホロに崩れるまでじっくり煮込まれたテールスープや、大量の白ネギをみじん切りにして胡麻油で和えた「元祖ネギバカ」などがあり、キムチも本格的。生センマイはシャキシャキでとても新鮮。
(22/07/06 更新)
JR大正駅の北側、小さな飲み屋が密集しているエリア、あの名店「クラスノ」の隣に2021年6月からオープンした立ち飲み店。板前の方が島根出身の家系という事で、いづもという店名になっている。メニューはほとんどが日替わりで、壁にかかったホワイトボード2枚に書かれている。全体的に一品の量は少なめで、その分価格は激安と、1人客に嬉しい内容になっている。
レギュラーでは、丹波鶏上刺し身盛り合わせ(400円)は、新鮮プリプリの肝、ハツ、胸肉たたきが小鉢にギッシリ。丹波鶏にんにく醤油レア炒め(300円)は、シャキシャキの野菜と鶏の胸肉、キモに軽く火が通された一品。焼き立てフワフワのだし巻きはたったの150円、タルタルソースがかかったポテサラはたったの100円。牛すじカレールウ(200円)は、トマト、スジ肉、玉ねぎ、薄揚げ、人参が入り、ガラムマサラが効いたサラッと甘辛いカレー。カニグラタンコロッケ(250円)は、優しい味のホワイトソースにマカロニが入っている。
刺し身はマグロ中トロを中心に、サーモン、生桜海老、生白魚など季節の品が揃う。もちろん脂が乗った鯖寿司も美味。チーズがアクセントになった鱈白子の茶碗蒸し(250円)、ゼラチンねっとりのアラ塩焼き(300円)、高級食材のクジラさえずり・ベーコン・オバケは400円と激安、神戸牛とハツのたたきも600円と大変お求めやすい。
ホロホロと柔らかいうなぎ串焼き(300円)、鶏皮串焼き(100円)は1本から頼む事が可能。自家製のイカ塩辛は肉厚で、燗酒が良く合う。黄身と和えた明太子のユッケ(150円)やタラコのからすみ風も日本酒にピッタリ。
(22/06/03 更新)
西成区の鶴見橋商店街の西端付近から少し北に上がった場所にある町中華。二代目のご主人が調理を、先代の女将さんがホールを切り盛りされている。
店名の通り、餃子の種類が豊富で、ノーマルの餃子(330円)は野菜がたっぷり、ニンニクがほんのり香るあっさりタイプでいくらでも食べられる。これにスダチのスライスを載せてそのまま食べるスダチ餃子、青じそが半枚入った梅干しダレでいただくシソ餃子、酢胡椒で食べるのがオススメなニラたっぷりのニラ餃子、ニンジン餃子(各400円)といった豊富なバリエーションを誇る。皿にこれでもかと載って400円と激安な、女将さん手作りのぬか漬けとの相性は抜群。
さらに料理のボリュームが凄まじいのも特徴で、中華定食(950円)は肉ゴロゴロの酢豚に、大きな卵焼き、チャーシュー、もやし炒めが皿を埋め尽くす壮観ぶり。鶏のから揚げ(900円)は子供のこぶし大のモモ肉が皿に積み上げられ、カリッとクリスピーでビールに良く合う。海老天ぷら(800円)は小エビではなくエビフライに使うようなサイズが6尾もズラリ。餃子の中身が詰まった春巻き(700円)も1本がリレーバトンのように巨大な物が2本。
焼きめし(630円)は何故かどんぶりで出てきて、卵たっぷりでニンジンとチャーシューが入ったしっとりタイプ。中華風オムライス(730円)は、焼きめしに天津飯の卵が乗っかってケチャップをプラス。チャンポン(700円)は肉と野菜がたっぷりの熱々スープ餡に沈み、舌のやけどは確実。またセットメニューも、チャーハンにから揚げ3個が付いて800円、餃子2人前とから揚げ2個、ライスで900円など、さらにお得な組み合わせになっているのは嬉しい限り。
(22/04/05 更新)
守口市南寺方の住宅街のど真ん中に忽然と現れる焼肉店。御年80歳のオモニが元気にフロアを切り盛りする店内は、毎晩地元客で大賑わいの人気ぶりで予約は必須。焼き肉単品のボリュームはいずれも100g以上、タレは甘めでキムチも甘いのが特徴的。
メニューでは最高額の塩タン(1100円)は、薄切りながら極めてジューシー、塩レモンダレに漬け込んであるのでそのままいただける。バラ(800円)はこの値段からすると信じられない霜降りが出てきて驚愕。ハラミ(700円)はこの値段ではあり得ないなかなかの肉質。ツラミ(500円)は分厚いのにとても柔らかい。オクタンはツラミとタンの中間のようで食感が面白い。
焼きホルモンは濃い目の味噌ダレで合えられ、ミノ(650円)はシャキシャキの歯ごたえ、アカセン(450円)は脂がノリノリ、ハツ(450円)はエッジが立ってプリプリ。細かく包丁が入ったウルテ(450円)はジューシーでとても食べやすい。レバー(450円)はまあまあ。
生センマイ(500円)はワンコインなのに新鮮で食べごたえ満点のボリューム、ナムル(350円)は直径15cm大の皿にてんこ盛り。テールスープは肉が繊維状になるまで徹底的に煮込まれ、野菜もたっぷりで栄養満点。シレギと呼ばれる干し菜でじっくりイワシの身を煮込んだスープも独特で行ける。そして締めのオススメは平壌式の冷麺(600円)で、腰のある細麺にあっさりスープ、キムチ、かまぼこ、きゅうりが入ってボリューム満点!
(22/03/11 更新)
JR京橋駅から国道1号線をはさんで北に伸びる、京橋中央商店街の北端、スーパーサンコーが入るビルの入口横にある立ち飲み店。ビールは赤星やアサヒの大瓶が499円、キンミヤ焼酎を使用したバイスサワー、レモンサワーが299円、焼酎とお酒が199円、八海山が299円などとリーズナブル。
アテの方も一捻りがあってなおかつお値打ちで、オリーブオイルとマスタード、ブラックペッパーを効かせたポテサラが199円、酒枡の上に刺し身を盛り込んだ「本日のお造り」が299円、イカフライ、汲み上げ湯葉、煮穴子など3種のアテを盛り込んだ「ゆきちゃん3種盛」も299円。揚げ物も充実していて、巨大なカキフライ(299円)や分厚いハムカツ(299円)、アンチョビソースが添えられた山盛りポテトフライ(199円)、大きな唐揚げは1個単位で89円、3個も食べれば満腹である。
コリコリの鶏肉タタキは299円、巨大なスジ肉が入った肉豆腐が399円。エビチリは399円で大きなエビがたっぷり。納豆とキムチが入った巨大なオムレツはボリューム満点。おまけに鍋メニューまであって、味噌モツ鍋は白味噌仕立てでモツたっぷり、ニラ、キャベツ、もやし、そして餃子の皮と盛りだくさんで777円という安さ。
(22/01/12 更新)
京阪守口市駅と、地下鉄谷町線守口駅の間にある飲み屋街の一角に、2016年にオープンした立ち飲み店。店の手前にはテーブル席、奥には6人ほどが並べるカウンターがあり、女性店主が1人で切り盛りしている。
店の売りは朝引き鶏を使った刺身類で、プリプリで新鮮な鶏の肝、ハツがてんこ盛りになった「合盛り」が450円、小鉢になみなみと入った鶏ユッケが380円と破格のお値段でびっくりする。
女将さんが作る惣菜にもセンスが光り、チキンハンバーグ(350円)にはキノコ入りドミグラスソースと目玉焼きが乗っかる豪華版、メンチカツ(350円)は肉汁があふれるジューシーさ、クリームマカロニが入ったコロッケも当然手作り、ちょっと甘辛味のポテトサラダも他店の2倍は盛られて200円という激安、ポテトフライも200円でてんこ盛り、チーズを載せて焼いたポテサラグラタンもワインに合う。洋風だけじゃなくて、小鉢にぎっしり盛られるクリスピーで香ばしい自家製のじゃこピーナッツ(150円)。手作りのあん肝なんかもあって実に守備範囲が広い。
お酒もこだわりがあり、アサヒ樽生ビール「マルエフ」が中ジョッキで380円、ハートランドの中瓶が440円、キリン樽生シードルが380円と、通好みなラインナップで嬉しくなる。
(21/12/14 更新)
地下鉄堺筋本町駅に直結した地下街、船場センタービル2号館地下2Fの「ジョイ船場50」にある、シュウマイで有名な中華料理店。難波にある本店はいつも観光客で溢れているが、船場店は地元客の支持が熱い。
店の看板メニューであるシュウマイ(5個330円)は、薄焼き卵で作った皮にフワッと柔らかい具が乗っかり、口の中で溶けていく美味しさ。半身をまるまる素揚げした若鶏の唐揚げ(お一人様用には手羽の唐揚げ)は外がカリッとクリスピーで、中はフワッと柔らかく絶品。メニューには大(1250円)と小(1150円)があるが、大が背骨がついた方に当たるそうだ。
その他にもメニューは充実、白菜、人参、筍、ピーマン、きくらげ、エビ、豚ひき肉がギッシリ詰まった春巻き(930円)は、シャキシャキパリッとした歯ごたえでビールが進む名品。鶏のレバーと砂ずり、玉ねぎを甘辛く炒めたボリューム満点の「きも照り」(510円)もビールには欠かせない。ふんわりした衣でたっぷりの小エビを揚げた海老天(510円)、柔らかい豚肉を揚げた豚天(510円)も期待を裏切らない旨さ。
皿うどん(650円)は極細の揚げ麺に海老とイカがたっぷり入った上品なあんかけがかかり、値段以上のクォリティ。焼豚(580円)は大きな豚バラ肉で脂身がトロトロで口の中で溶けていくよう。何故か定食に無くて単品飲みの豚しょうが焼き(720円)は、プリプリの豚肉がどっさりで食べごたえ満点である。
(21/11/29 更新)
JR学研都市線鴫野駅に接する、南側の道を西へ行ったところにあるテイクアウト専門の粉もん屋。
7個200円のたこ焼きは、大阪最大クラスの大玉で1個1個がずっしり重たいヘビー級。生地は濃い目のトロトロで、タコのサイズは大玉に負けないしっかりサイズ。出汁、天かす、ショウガは控えめ程度。マヨネーズを希望すると、スチロール箱の端っこにどっぷり盛られて驚く。
お好み焼きは、豚玉とイカ玉がそれぞれ280円で、みじん切りのキャベツと卵がたっぷり入ったふんわりサクサクの口当たり。そばが入ったモダン焼きにしてもたったの350円だ。そして一番人気の焼きそばは、280円という値段で豚とキャベツがたっぷり、粉鰹が効いた味わいが特徴で、透明プラケースにみっしり入って280円とこれまた格安、男性でも満足必至のボリュームである。
(21/10/14 更新)
京阪電車守口市駅の南側、住宅街の中にあるカウンター7席と狭いテーブル1卓のみのこじんまりとした中華料理店。いかにも大衆中華な安っぽい店構えとは裏腹に、料理はどれも丁寧かつ上品で、どれも高級中華レベルという恐るべき店。
看板メニューの「中華定食」は、大ぶりのエビ天はサクサク。酢豚は甘くなく肉はカリッと野菜はシャッキリ、卵焼きはフワフワかつ中身が半熟なのに値段はたったの850円だから驚嘆する。ご飯ものに付いているスープでさえ手抜き無く、鶏ガラの自然な旨味で調味料はほとんど感じさせない完成度が見事。
最も驚いたのはイカの天ぷらで、真っ白な衣の中にはミディアムに火を通した肉厚のイカが入っていて、中華街レベルのクォリティに驚嘆する。たった520円のラーメンは、あっさり滋味深い鶏ガラスープにプリッとした生麺、豚バラ肉をローストしたチャーシュー、甘く味付けしたメンマ、ゴマ油であえたもやしと、大衆中華ではあり得ない格の高い仕事っぷりで圧倒される。
肉野菜炒めは大衆的なソース味なのにあくまで上品な味わい。ニラレバはプリプリのレバーにシャッキリ炒められた細もやしがテクニックを際立たせている。ナスの味噌炒めはトロトロのナスにショウガが効いたひき肉餡が絡み、エビチリはプリッとしたエビに上品なチリソースがたっぷり。回鍋肉はパリッとしたキャベツと濃厚な味噌でご飯とビールが進む。鶏のから揚げはほんのり甘辛くあくまでクリスピー。
羽根がついた餃子は、ショウガの香りとキャベツの甘味が際立つトロトロの餡が絶妙、チャーハン(中サイズ550円)はハム、ネギ、卵で何の変哲も無いが、フワッと軽くていくらでも食べられそう。カレーラーメン(700円)は、濃厚なカレースープと炒め野菜、ひき肉でインパクト満点。チャンポン(650円)はとろみ強めの醤油餡で体が暖まる。
中華カツ丼は、ラードでカラッと揚げた薄手のとんかつは衣と一体化しており、あっさりと滋味深い野菜と玉子の餡とのコンビが絶妙、しかも値段はたったの600円。天津飯(550円)はふわふわの卵に醤油餡でインパクト強めにしているのが心憎い。しょうゆ焼きそば(580円)は、上海風にコクのある醤油味とシャキッと炒められた野菜のコンビネーションがバッチリでビールに合う。
(21/05/14 更新)
住所:大阪府大阪市北区長柄西1-8-2 【MAP】
電話:06-6357-9354
天神橋八丁目交差点から城北公園通を東へ、天然温泉なにわの湯を過ぎたところにある小ぢんまりとしたお好み焼き店。年配の女将さんと親父さん2人で昼から切り盛りされている。
お好み焼き屋なのに、ほとんどの人がまずオーダーする餃子(370円)は、あの有名店「天平」と姿形がそっくりで、トロトロの餡にはニンニクとショウガが効いていてビールにベストマッチ。
焼きそば(500円から)は、しなやかな細麺で千切りのキャベツともやしがたっぷりとボリューム満点。お好み焼き(600円から)は粗みじんのキャベツと山芋たっぷりの生地でふんわりした仕上がり、豚、イカ、海老入りのミックス焼き(950円)には大きなエビが入っていてとても豪華。
ランチメニューも何故か充実していて、コナモンだけじゃなくトンカツやエビフライ、唐揚げ、牛焼肉定食などバリエーション豊富で驚いてしまう。
(21/04/14 更新)
近鉄布施駅から北へ伸びる「ブランドーリふせ」商店街を歩いてすぐのところにある居酒屋。店はテーブル4つにカウンターと小ぢんまりしており、昼から地元客が詰めかけている。
瓶ビールが390円と立ち飲み以下のお値段にまず驚愕。自慢は海鮮類で、刺し身の盛り合わせ(690円)はマグロ、鯛、サーモン、シイラなどが日替わりで盛り込まれ、とても脂が載っていて新鮮。3貫セットで290円の握り寿司はどれも大ぶり。ハモの湯引き(490円)は濃厚な旨味で梅肉ダレが実に爽やか。ガッチョ(メゴチ)のから揚げは器にてんこ盛りで290円、手作りで肉厚のアジフライは2匹で250円と激安、スルメイカの塩焼き(390円)はまるまる一杯姿焼きという豪快さ。
海鮮以外もメニューは豊富で、3・5・7本セットで安くなる串カツ(100円〜)は、大きな豚肉やマグロ、野菜がじっくり揚げられ食べごたえ十分。肉豆腐は湯豆腐に甘辛く煮込んだ牛肉のしぐれ煮がどっさりで290円、大きなスジ肉がゴロゴロ入っているどて焼きが390円、マヨネーズが隠し味の卵焼きが250円、手作りで卵たっぷりのポテサラは250円。
酒はビール大瓶が390円と酒屋価格なのも嬉しい限り。日本酒、チューハイ、焼酎は290円と同様にリーズナブルだ。
(21/02/26 更新)
住所:大阪府大阪市旭区今市2-21-8 【MAP】
電話:06-6951-4284
営業時間:11:00-15:00 17:00-21:00 土日祝10:00-15:00 17:00-21:00月・火曜
定休日:月・火曜
地下鉄太子橋今市駅に近い、国道1号線沿いに立つ大衆食堂。フロアを仕切るお母さんたちはとても親切で心遣いが温かい。メニューはうどんや丼もの、洋食と幅広く、奥のケースにはおかずがあって一膳飯屋としての機能も併せ持っている。
夜でも食べられるランチ(780円)は、メインがハンバーグ、ラードで揚げた香ばしいとんかつ、ビフカツ、コロッケ2個、エビカツ2個が選べ、それにプラスしてエビフライ2本に目玉焼き、サラダ、ケチャスパ、ライスが付くシステム。メインとエビフライは小ぶりだけど手作りで素朴に美味しい。1個100円で単品にも出来るイワシフライランチ(580円)は、肉厚のイワシフライが3個ついてボリューム満点。冬場は大ぶりの牡蠣を使ったジューシーなカキフライ(600円)もラインナップに並ぶ。
何がカルカッタなのか謎なカルカッタピラフ(780円)は、ひき肉とニンジン、ネギが入った薄味のドライカレーを卵で包み、甘辛なカレーをかけた手の混んだ品。すき焼き(720円)は、ちょっと硬いけど赤身の牛肉がどっさり入り、白菜、ネギ、豆腐、しらたきとボリューム満点。牛肉、卵、かまぼことシンプルな具を天然出汁で煮込んだ鍋焼きうどんは540円で激安。カツ丼(600円)は、甘さ控えめでほんのり酸味を感じるキリッとしたタレで、カリッとラードで揚げたカツをとじたカツ丼(600円)も絶品。
単品の焼豚サラダはだし巻きとチャーシューが野菜を覆って見えない威容で260円。フワフワの卵焼き(280円)もオススメ。ご飯のお供には、たっぷりの豚肉にもやし、豆腐が入った大ぶりの豚汁(190円)を是非。
(21/01/22 更新)
JR京橋駅北口改札を東に出て、、立ち飲みストリートに向かう道の途中で階段を上がったところにある、カウンターのみの焼肉店。1人前が220gあるのが特徴で、1人客ならハーフで頼むことも可能。肉は、オーダーごとに店主のやっちゃん氏が和牛の塊肉からカット、筋や脂身をバッサリ切り落としてぶつ切り状態で出してくれる。味付けは、塩・ワサビ醤油・タレを選ぶことが出来る。
メニューは少ないが全て九州産の黒毛和牛で厳選されていて、生姜醤油でいただくココロ刺し(700円)はプリプリで臭みはまるで無し、生センマイは驚くぐらい分厚く、シャキシャキとした歯ざわりが快感そのもの。
上塩タン(2200円)は、表面に細かく包丁が入っていてステーキのように分厚くジューシーさが際立っている。ココロ、アカセン、テッチャンが入ったホルモンは新鮮そのもので肉が甘い。ミノは真っ白な脂肪をたっぷり含んでいてとても柔らかい。バラやロースは脂っぽくなく、熟成された旨味がたまらない。肉厚のハラミは肉汁たっぷりで、辛くない韓国唐辛子をまぶした濃厚なタレが良く合う。
サイドメニューのタンシチュー(ミニライス付きで700円)は、ホロホロのタン先をあっさりしたトマトベースのスープで煮込んだもの。スープ(480円)は溶き卵とタンの切れ端が入ってあっさりスパイシーな味。ドリンクは生中やチューハイ、赤ワインなどが480円からとややお高め。
(20/11/24 更新)
京阪門真市駅の北西、「住友通り商店街」にある韓国系の大衆焼肉店。店内はテーブル席と座敷席がメインだが、3席ほどの小さなカウンターがあって1人客も楽しめる。
ホルモンや並肉が600円から、最も高いものでも1300円と肉はリーズナブルで、量も1人前が確実に100g以上入っている。中でも絶対のイチオシは塩上タン。厚みのあるキレイなタンがたっぷり入って値段は980円と驚愕の三桁。1200円の特上ロースは肉厚でまずまずの霜降りレベル。1000円の上バラは霜降りではないが、脂が乗っていて食べごたえ満点。ハラミ、バラ、レバー、ハツ、タンが3切れずつ入った盛り合わせは650円で、肉質は輸入物だけどボリューム満点の品だ。
サイドメニューもたっぷりで、馬肉ユッケは皿にあふれんばかり、生センマイも他店の1.5倍は入っている。スープやピビンバ、クッパ、サラダ、果ては焼き飯や牛丼、オムライスなどサイドメニューはやたらと豊富だが、どれも全体的に値段は高めで、瓶ビールは560円、チューハイは450円と酒もやや高め、やはりファミリー層がメインのターゲットという感じだ。
(20/10/12 更新)
JR大正駅の北側、「クラスノ」や「さのや」が並ぶ飲み屋街の一角にあるホルモン料理専門の立ち飲み。元は焼肉店を営んでいたそうで、牛へのこだわりが感じられる。卓上にはおろしニンニクと一味唐辛子が置いてあり、西成のマルフクを彷彿とさせるスタイル。
1皿150円のホルモンはフワ(肺)と小腸のミックスで、臭みが無く甘めのタレが良くマッチして旨い。イチボステーキ(350円)はレアでさっぱりといただけ、塩タン(400円)はシャキッとした歯ごたえでボリュームたっぷり、上ハラミ(400円)は驚くほど柔らかくてジューシー。ロースとバラ、ハラミのMix(600円)はボリューム満点。レバーはまあ普通かな。どれも鉄板でじっくり火を通して焼かれるせいか、とても柔らかいのが特徴。
牛すじ煮込み(400円)はあっさりと塩味で煮込まれ量もたっぷり。肺(フク)のから揚げ(250円)は臭みなく皿にどっさり。馬肉のユッケも450円とリーズナブル。200円の卵スープは牛スジの出汁が良く出ていてほっこり美味しい。キャベツのピクルスはたった100円で食べごた十分、キムチとポテサラは出来合いだけど150円と激安。
酒はチューハイとハイボールが200円、生ビールが250円、日本酒が250円、ジョッキは今どきの小さめサイズだけど値段は概ね良心的。
(20/08/13 更新)
JR大正駅のすぐ南側にある、元は酒屋併設の角打ちだったが、改装して店内は全て居酒屋スペースになっている。料理は全てグループ客仕様でボリュームたっぷりだが、ほとんどのメニューでハーフサイズが頼めるのが嬉しい。
店の名物である、さばきたて、揚げたてのイワシフライ(450円)は、外側はカリッと揚がっているのに中が驚くほど肉厚でフワフワ、臭みも無く絶品! 店で炙られるカツオのたたき(800円)、ピカピカのきずし(550円)も素材は抜群。注文を受けてから串に刺される焼鳥は、締まった肉質で専門店顔負けで、かしわのから揚げ(550円)は醤油が効いた竜田揚げと、料理は本職に引けを取らないクォリティ。
茶色く染まったおでんは、辛そうに見えて意外にあっさりと上品。いもサラダ(380円)はマヨネーズが効いていてネットリとコクがあり、ハーフサイズでもたっぷり。焼きそば(700円)はイカ、豚、ネギ、キャベツ、生姜と具だくさん。
たっぷりの白味噌で煮込んだどて焼き(450円)はトロトロで、口の中で溶けるよう。半丁が乗った大きな湯豆腐はたったの150円。卵焼き(小400円)は小サイズでも巨大、出汁とネギが入ってホクホク絶品。ぬた(280円)は辛子が効いた酢味噌とイカ、わけぎ、薄揚げのコンビがGood。ただ串カツ(3本550円)はちょっと肉が小さく拍子抜け。
酒はビール大瓶が450円、チューハイが320円、日本酒が320円とまずまず標準的なお値段。
(20/07/21 更新)