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地下鉄蒲生四丁目駅の東側、城東商店街から府道8号線を渡って北へ100mほど行った場所にある、いかにも昭和ローカルな焼肉店。年配の大将1人で店を切り盛りされ、小さなカウンターと小上がり、奥には座敷席も完備されている。
肉はどれも丁寧に仕込みがされており、牛タン(1800円)は分厚いのに驚くほど柔らかく、ハラミ(1300円)も少しジューシーさには欠けるが歯がいらないぐらい。上ロース(1600円)は肉汁たっぷりでこれまた柔らかい。盛合せ(850円)はミノ、ハツ、バラ、ロース、ハラミ、レバーと盛りだくさんで鮮度は文句なし。タレはあっさりで甘みと酸味のバランスが良くて美味しい。塩ツラミ(850円)は厚みがあるのにこれまた柔らかい。塩焼三点盛はハツ、豚トロ、かしわで、かしわが意外にも肉味が豊かで美味い。総じて1人前のボリュームは標準的。
生センマイ(650円)はシャキシャキでボリュームたっぷり、チョジャンは手作りっぽい。ユッケ(850円)はちゃんと本物の生肉が使われ、梨の千切りが添えられ芸が細かい。大根キムチ(350円)は、ペースト状になった漬け汁に大根が沈んでいて独特の味わい。どんぶりで出てくる卵スープ(400円)は、溶き卵がたっぷり入った優しい味わい。酒はビール中瓶が500円、日本酒、焼酎、チューハイが400円。
(24/09/27 更新)
千林商店街から南へ伸びる森小路京かい道商店街沿いに佇む、創業50年を超えるお好み焼きの老舗。土曜日の営業中は地元のお客さんで5卓のテーブルが常時満席の人気で、開店20分前には並んでおくのがベター。
一品料理はメニューに無く、粉モンオンリーの潔さ。お好み焼きは豚玉が700円からで、豚、イカ、エビ、牡蠣(冬季のみ)のオプションがあり、モダン焼き、ネギ焼きは100円アップ。焼きそばはイカと豚が入って650円と激安。アルコールはビールのみで、大瓶が650円。卓上には青のり、花がつお、一味唐辛子があって自由に使用可能。
お好み焼きは、ワンオペの女将さんが各テーブルの鉄板でスプーンで空気をしっかり含ませてから焼いてくれる。サイズは直径20cm以上でボリューム満点。山芋が入った生地は強めの火で香ばしく焼かれ、外側サクサク、中はふんわり、出汁の旨味と粗みじん切りにされたキャベツの甘みのバランスが見事。表面には豚バラ肉が隙間なく敷きつめられ、イカは身の部分が使われ厚みがあり、エビは大きくプリプリ。
ねぎ焼きは、青ネギのトロリとした食感と熱した香りがプラス、醤油とマヨネーズをかけると違った味わいでビールが進む。焼きそばは豚とイカ、キャベツが具で、そばもごく普通でありきたりだけど焼き加減とソースのバランスが良くてストレートに美味しい。モダンはしっかり目に焼かれたそばが半玉ほど入り、ザクッとした歯ごたえが増して食べごたえがさらにアップする。
(24/08/16 更新)
守口市の西端、菊水通の住宅街にポツンと佇む家族経営の焼肉店。カウンターとテーブル、2Fには座敷もあって週末は近所の家族連れで賑わっている。とにかくビックリするのは値段の安さで、最も高い肉で1人前1000円とギリギリ4桁だから驚くしか無い。ドリンクはビール1本500円とこれまた安い。しかも焼酎をロックで頼むと、大きなタンブラーになみなみ注がれて出てくるからまた驚嘆させられる。
たった800円の塩タンは、肉質こそ硬いけれど薄く切ったタンが皿いっぱいに並べられ、肉汁たっぷり旨味しっかり。ハラミ(800円)は脂少なめだけど大変ジューシー。ロース(800円)はサシはそこそこだけど肉味はしっかり。バラ(800円)はちょっと肌理は荒いけど霜降りで脂が乗っている。
ワンコインの生センマイはシャキシャキでボリュームたっぷり。ローストビーフユッケ(800円)は、外を炙った薄切り肉がどっさりで食べごたえ満点。上ミノ(600円)はサクッとした歯ごたえで食べやすく、アカセン(500円)は十分柔らかく、ウルテ(500円)は細かく包丁が入って食べやすい。ハツ(500円)はエッジが立ってとても新鮮。
きゅうりのキムチは本格的な作りで量がたっぷり。無骨なナムル(400円)も皿にてんこ盛り。ユッケジャン(600円)は牛テールの肉がたっぷり、豆もやし、ごぼう、ネギが入って卵で閉じられている。冷麺(600円)は麺がツルツルシコシコ、水キムチの酸味の効いた出汁がとても美味しい。
(24/07/01 更新)
大阪メトロ千日前線少路駅から西へ200mほど入った場所にある、創業68年と息の長い地域密着型の焼肉店。入り口近くにはカウンター席があって、1人焼肉も可能。
上タン(税抜1800円)は一切れは小さめだけど、柔らかくて肉質抜群。上ハラミ(1800円)も大変ジューシー。ウチヒラ薄切り(1200円)はふんわり口の中で溶けるよう。ロース(1200円)は適度な霜降りでご飯が進む味。ツラミはちょっと肉が固かったかな。赤身系は超一流の肉質ではないけど、熟成が上手いのか、肉の旨味がしっかり引き出されている印象。そしてトロリとしたコクのあるつけダレが実に美味しい。
生センマイ(700円)は新鮮でボリュームたっぷり。テッチャン、アカセン、レバー、タンツラ、シンゾウが入ったホルモン盛り合わせ(980円)も鮮度良し、ホルモン類も外れがない。
お店の名物は、牛テール肉をほぐれるまで煮込み、溶き卵とトロみで仕上げた「コンク汁」で、一口飲めば体中にパワーが漲る事確実。通常はでかい器で提供されるが、お椀サイズ(400円)もあって頼みやすい。自家製キムチ(380円)は、魚介が効いていてとても美味しい。ナムル(600円)も野菜がシャキシャキ、それぞれに異なる味付けがされていて楽しい。冷麺は麺こそ普通だけど、スープはコクがあって上質と、一品料理も粒ぞろいである。
(24/02/16 更新)
昔から湯豆腐が有名で、店名からして居酒屋のように思えるのだが、実質は大衆割烹。階段を上がって入店すると、白木のカウンターとテーブルはいつもお客さんでぎっしり。18時半までは予約が可能で、フリだとだいたい20時過ぎまで入れない事が多い人気店。値段はどこにも書いていないが、だいたいアテは1品1000円前後と思われる。
まず頼むべきは「炊合せ」で、甘めのダシで炊かれた小芋、かぼちゃ、さつまいも、たけのこ、絹さや、生麩など精進素材の上には、絶妙な火入れのピンク色の鴨ロースが3枚(内容は季節によって異なる)。鉢巻と呼ばれる名物の2合徳利がすぐ空いてしまう。
マグロ、イカ、鯛の刺身盛りは、顔ぶれは平凡だがそれぞれの素材がねっとりと妖艶、旨味十分。鯛のあら炊きはキリッと辛口で日本酒との相性は抜群。ワケギの酢味噌は半生プリプリの明石ダコが入って、辛子の効いた酢味噌が絶妙。
角切りの柔らかいウナギがたっぷり入った「う巻き」はトロトロで至福の味わい。カラッと固めに揚がった天ぷら盛り合わせ、サクサクのエビフライなど、揚げ物はいつも油がキレイで胃もたれとは無縁。焼鳥や鶏キモの焼き加減もバッチリ。
名物の松前寿司は1切れからオーダーが可能、肉厚でレアに浅く締めた「きずし」は単品でもいただく事が出来る。寿司は握り、巻きずしもあって、今どきの寿司屋とは異なり1つ1つのボリュームが凄い。小芋、えんどう豆など煮物は甘めの出汁でこっくりと仕上げられている。稚鮎の天ぷら、鱈の白子、鱧、松茸等、季節のメニューも豊富。
そして締めはもちろん看板メニューの湯豆腐。キリッと辛口香り高い出汁がなみなみと注がれ、添えられるのはとろろ昆布じゃなくておぼろ昆布、出汁に溶け込まないので味がくどくならず、こういうところに割烹としての矜持が感じられる。食後には熱いお茶の嬉しいサービスもある。
(23/06/15 更新)
関東を中心に展開している焼き鳥・焼きとんのチェーンが、新世界のジャンジャン横丁に大阪初出店。店内は奥に広々と伸びており、カウンターとテーブル席がある。今は大阪駅前第3ビルに2号店が出来ている。
1本120円と均一料金の焼きとんは、肉のサイズは小さめながら鮮度良し。タンはシコシコと肉厚、柔らかいハラミは辛ダレが合う。アゴやカシラ、テッポウ、ハツモトは硬いけど噛みしめるほどに旨味が楽しめる。コブクロはちょっと臭みあり。つくねは軟骨が入ってコリコリした食感。豚バラも脂が乗っている。
ハチノス、豚タン、レバー、ガツ、ミノと冷製も豊富で4〜500円とリーズナブル、豚タンはシコシコの歯ごたえ、レバーはネットリときめ細かくフォアグラのよう。しかし牛のホルモンは専門外なのかセンマイは避けたほうが良いかも。一品物も、関東風に辛口の味噌で仕上げた煮込み、トロトロに煮込まれた豚足煮込み(350円)、揚げたじゃがいもを自分で潰すポテサラ(390円)、味噌とマヨネーズがたっぷり添えられた生キャベツと、少しひねったアレンジで楽しい。
またサイドメニューも秀逸で、生センマイ(800円)は肉厚、幅広でシャキッとした歯ごたえが実に楽しい。キムチは自家製で丁寧な仕込みが伺われる。ナムル(600円)も皿にたっぷりで味にメリハリがある。トロンと柔らかいマッコリ(300円)も美味しい。
酒はビール大瓶が550円、もちろんホッピーセット(450円)、キンミヤ焼酎梅割り(350円)も完備で、関東風の流儀で行くのもOKだ。
(23/03/28 更新)
近鉄布施駅から府道24号線を北上、1kmほど行ったところにある地元密着型の焼肉店。西光園と名がつく店は生野区を中心にいくつかあるが、炭火のカンテキを使用して、なおかつ但馬牛なのに値段がリーズナブルなのが素晴らしい。
まずオーダーすべきは、上塩タン(1500円)。皿に美しく盛り付けされた霜降りのタンは肉厚できめ細かく非常にジューシー。上ハラミ(1500円)は驚くほどの肉汁がほとばしる。肉はデフォルトで110gあるので食べごたえも満点。上ロース、上タン、上ミノの上盛り合わせ(1500円)は、歯がいらない柔らかさのロースとサクサクと軽く噛み切れるミノが絶妙。ハネシタ炙り焼き(1600円)は、霜降りの脂が舌の上で溶けて何とも官能的でたまらない。
上物でなくても、並バラ(1200円)は揃ってないだけで見事な霜降りぶりに驚嘆。テッチャン、アカセン、ハツ、センマイが入ったホルモン盛り合わせ(900円)はプリプリで新鮮そのもの。大ぶりのウルテ(600円)は味噌味で繊細な包丁が入っていて食べやすい。本ツラミ(900円)はツラミと思えないほど柔らかく、塩アゴ(600円)は脂と肉味のコンビがビールに最高。タンツラミ(700円)はまあ普通かな。
またサイドメニューも秀逸で、生センマイ(800円)は肉厚、幅広でシャキッとした歯ごたえが実に楽しい。キムチは自家製で丁寧な仕込みが伺われる。ナムル(600円)も皿にたっぷりで味にメリハリがある。トロンと柔らかいマッコリ(300円)も美味しい。
そして締めで絶対に頼むべきは冷麺。牛肉の旨味が効いた出汁に極細のシコシコ麺が浸かり、キムチと甘酸っぱいナムルが良いアクセントになって、思わず全部飲み干してしまうぐらいの美味しさだ。
(23/03/28 更新)
コリアタウンからほど近い疎開道路の東側、極めて分かりにくい狭い路地の奥にある、古びた民家を使った立ち飲み店。カウンターは4人、テーブルは4人ぐらいが限界の狭い店。
しかしイタリアンを中心にしたメニューは非常に豊富で、とびっ子のぷちぷちした食感が楽しいわずか100円のポテサラ、オムレツもプレーンが100円にクリームチーズや生ハムの追加がそれぞれ+100円、サイズは小さめだけどマルガリータピザが200円と目を疑う激安なのに、手作りの本格派。
肉系は、もも肉・胸肉・肝・ずり・ハツなどが揃う鳥刺しが350円から、本格的なきのこ入りドミグラスソースがかかったハンバーグが350円、明太子ソーセージも350円、サクサクのささみフライタルタルソースが400円、霜降りの千葉県産ランプ肉のステーキ(1300円、ハーフ700円)といろいろ豊富。
奥の黒板には、?レギュラー以外の料理がまたギッシリ、いろいろテキトーな盛り合わせは、ササミのサラダ、ナスのピクルス、ホワイトニングソースバゲット、ミートソースバゲット、ツナとキャベツのオープンオムレツがのって600円と超サービス価格。ハーフで700円の気まぐれパスタは、自分の時はパプリカ・なす・キャベツ・しめじ・ほうれん草・玉ねぎ・トマト・生のりなどの野菜と砂ずりが入って食べごたえ満点。毎月20日はカレーの日だそうで、ワインをふんだんに使った本格的な欧風カレーがルー(500円)、バゲット付き(600円)という値段で楽しめる。
酒はマルエフが350円、サッポロ赤星大瓶が500円、日替わりのクラフトビール、焼酎、日本酒といろいろ豊富。中でもオススメは、赤・白・泡と日替わりで3種類が揃うグラスワインで、値段の割にビックリするぐらい美味しい。
(22/11/28 更新)
地下鉄千日前線玉川駅5番出口降りてすぐ、カウンターのみ6席程度のスナックを居抜きにしたような超ローカル焼肉店。店は年配のマスター1人が切り盛り、手が空くとテレビの前の席に移って阪神の試合を見ていたりするマイペースぶり。
席に座ると、キャベツとキムチ、味噌、タレのセットが自動的に出て来る。味噌は生キャベツに付けるもので、タレはおろし玉ねぎと味噌が入った独特のあっさり甘辛風味。注文が入ってから切られるシャキシャキの生センマイ(580円)はオリジナルの酸っぱいタレでいただくなど、あちこちに不思議なオリジナリティがある。
一皿のボリュームはやや少なめだが、ポン酢で食べるキメの細かい特上タンが1100円、サシが入った特上ハラミが1000円と激安。オススメは、マスターが仕入れた選りすぐりの部位をコースのように出してくれる「店長おまかせ」。値段は時価だがだいたい1皿1000円弱で決して高くない。途中でストップも可能なので気軽にオーダー出来る。
ホルモンは単品は600円だが、4種フルサイズで乗ったホルモン盛りは1100円とバグのような割引具合。ミノはシャキシャキと歯切れ良く、テッチャンは脂が乗って、ハツはエッジが立って新鮮、ツラミはサクッと噛み切れる柔らかさ。ビール中瓶が500円、焼酎水割りやチューハイは380円。
(22/09/15 更新)
JR学研都市線徳庵駅の西側に沿った商店街にある居酒屋。すぐそばの人気立ち飲み屋「まさ」で働いていた方が独立された店らしい。店内は広々していて、カウンター席とテーブル席があってゆったりできる。
メニューは「まさ」譲りで海鮮物が豊富、690円の造り盛り合わせは、日替わりで例えばマグロ、鯛の炙り、サバのきずし、赤海老、イカ、サーモン、タコ、つぶ貝と載って豪華さ満点。赤海老の塩焼きは大きなエビが2尾載って480円と格安。エビとハムのピザは直径20cmはあってこれもたったの480円。
油が良いので、自家製タルタルソースがたっぷり入った大粒のカキフライ(440円)はカラッと香ばしく、鶏の唐揚げ(390円)もサクサクで実に美味しい。天ぷらの盛り合わせ(600円)は頭付きのエビ、ナス、れんこん、ピーマン、いんげん、しいたけ、魚の大葉包み超もりだくさん。
390円のだし巻きは大きくてアツアツのふわふわ、柔らかい牛ロースの串焼きは2本で350円。ひねどりのタタキはネギ、しょうが千切りと一緒にどっさり盛られて400円。390円でたっぷり2種盛りの惣菜は、自家製のスパサラ、ナスの揚げ煮、里芋の煮付け、自家製南蛮漬け、鳥の肝煮、まかない明太子など10種類以上から選ぶことが可能。
酒はビール大瓶が500円、チューハイが340円、焼酎が300円からと座り飲みにしてはリーズナブル。
(22/07/28 更新)
大阪西成区の北東、山王市場商店街付近で系列店舗を広げつつある「ToRi坊主」グループ。こちらは焼肉に特化した3号店で、朝の8時からオープンしているのがユニーク。
メニューはタブレットから注文する方式になっており、味噌ベースのタレ、梅味のタレ、ポン酢、ヤンニョム、おろしニンニクなど卓上のタレや調味料が充実している。酒はビール大瓶が330円、午前中ならチューハイとハイボールが180円と激安。
山形牛の和牛ハラミ(1480円)はキメは粗めだけどとてもジューシー。上カルビ(960円)はちゃんとした霜降りで脂が乗っており、ツラミ(740円)も細かくサシが入って品のある味わい。ホルモンは520円均一でミノ、ウルテといった固い部位は細かく包丁が入って食べやすく、アカセンも脂が良く乗っている。ただレバーは鮮度がイマイチだったかな。並タン(840円)は肉のように厚切りなのが面白く、カッパのような珍しい品もある。
一品料理も意外と充実していて、ホロホロに崩れるまでじっくり煮込まれたテールスープや、大量の白ネギをみじん切りにして胡麻油で和えた「元祖ネギバカ」などがあり、キムチも本格的。生センマイはシャキシャキでとても新鮮。
(22/07/06 更新)
JR大正駅の北側、小さな飲み屋が密集しているエリア、あの名店「クラスノ」の隣に2021年6月からオープンした立ち飲み店。板前の方が島根出身の家系という事で、いづもという店名になっている。メニューはほとんどが日替わりで、壁にかかったホワイトボード2枚に書かれている。全体的に一品の量は少なめで、その分価格は激安と、1人客に嬉しい内容になっている。
レギュラーでは、丹波鶏上刺し身盛り合わせ(400円)は、新鮮プリプリの肝、ハツ、胸肉たたきが小鉢にギッシリ。丹波鶏にんにく醤油レア炒め(300円)は、シャキシャキの野菜と鶏の胸肉、キモに軽く火が通された一品。焼き立てフワフワのだし巻きはたったの150円、タルタルソースがかかったポテサラはたったの100円。牛すじカレールウ(200円)は、トマト、スジ肉、玉ねぎ、薄揚げ、人参が入り、ガラムマサラが効いたサラッと甘辛いカレー。カニグラタンコロッケ(250円)は、優しい味のホワイトソースにマカロニが入っている。
刺し身はマグロ中トロを中心に、サーモン、生桜海老、生白魚など季節の品が揃う。もちろん脂が乗った鯖寿司も美味。チーズがアクセントになった鱈白子の茶碗蒸し(250円)、ゼラチンねっとりのアラ塩焼き(300円)、高級食材のクジラさえずり・ベーコン・オバケは400円と激安、神戸牛とハツのたたきも600円と大変お求めやすい。
ホロホロと柔らかいうなぎ串焼き(300円)、鶏皮串焼き(100円)は1本から頼む事が可能。自家製のイカ塩辛は肉厚で、燗酒が良く合う。黄身と和えた明太子のユッケ(150円)やタラコのからすみ風も日本酒にピッタリ。
(22/06/03 更新)
西成区の鶴見橋商店街の西端付近から少し北に上がった場所にある町中華。二代目のご主人が調理を、先代の女将さんがホールを切り盛りされている。
店名の通り、餃子の種類が豊富で、ノーマルの餃子(330円)は野菜がたっぷり、ニンニクがほんのり香るあっさりタイプでいくらでも食べられる。これにスダチのスライスを載せてそのまま食べるスダチ餃子、青じそが半枚入った梅干しダレでいただくシソ餃子、酢胡椒で食べるのがオススメなニラたっぷりのニラ餃子、ニンジン餃子(各400円)といった豊富なバリエーションを誇る。皿にこれでもかと載って400円と激安な、女将さん手作りのぬか漬けとの相性は抜群。
さらに料理のボリュームが凄まじいのも特徴で、中華定食(950円)は肉ゴロゴロの酢豚に、大きな卵焼き、チャーシュー、もやし炒めが皿を埋め尽くす壮観ぶり。鶏のから揚げ(900円)は子供のこぶし大のモモ肉が皿に積み上げられ、カリッとクリスピーでビールに良く合う。海老天ぷら(800円)は小エビではなくエビフライに使うようなサイズが6尾もズラリ。餃子の中身が詰まった春巻き(700円)も1本がリレーバトンのように巨大な物が2本。
焼きめし(630円)は何故かどんぶりで出てきて、卵たっぷりでニンジンとチャーシューが入ったしっとりタイプ。中華風オムライス(730円)は、焼きめしに天津飯の卵が乗っかってケチャップをプラス。チャンポン(700円)は肉と野菜がたっぷりの熱々スープ餡に沈み、舌のやけどは確実。またセットメニューも、チャーハンにから揚げ3個が付いて800円、餃子2人前とから揚げ2個、ライスで900円など、さらにお得な組み合わせになっているのは嬉しい限り。
(22/04/05 更新)
守口市南寺方の住宅街のど真ん中に忽然と現れる焼肉店。御年80歳のオモニが元気にフロアを切り盛りする店内は、毎晩地元客で大賑わいの人気ぶりで予約は必須。焼き肉単品のボリュームはいずれも100g以上、タレは甘めでキムチも甘いのが特徴的。
メニューでは最高額の塩タン(1100円)は、薄切りながら極めてジューシー、塩レモンダレに漬け込んであるのでそのままいただける。バラ(800円)はこの値段からすると信じられない霜降りが出てきて驚愕。ハラミ(700円)はこの値段ではあり得ないなかなかの肉質。ツラミ(500円)は分厚いのにとても柔らかい。オクタンはツラミとタンの中間のようで食感が面白い。
焼きホルモンは濃い目の味噌ダレで合えられ、ミノ(650円)はシャキシャキの歯ごたえ、アカセン(450円)は脂がノリノリ、ハツ(450円)はエッジが立ってプリプリ。細かく包丁が入ったウルテ(450円)はジューシーでとても食べやすい。レバー(450円)はまあまあ。
生センマイ(500円)はワンコインなのに新鮮で食べごたえ満点のボリューム、ナムル(350円)は直径15cm大の皿にてんこ盛り。テールスープは肉が繊維状になるまで徹底的に煮込まれ、野菜もたっぷりで栄養満点。シレギと呼ばれる干し菜でじっくりイワシの身を煮込んだスープも独特で行ける。そして締めのオススメは平壌式の冷麺(600円)で、腰のある細麺にあっさりスープ、キムチ、かまぼこ、きゅうりが入ってボリューム満点!
(22/03/11 更新)
JR京橋駅から国道1号線をはさんで北に伸びる、京橋中央商店街の北端、スーパーサンコーが入るビルの入口横にある立ち飲み店。ビールは赤星やアサヒの大瓶が499円、キンミヤ焼酎を使用したバイスサワー、レモンサワーが299円、焼酎とお酒が199円、八海山が299円などとリーズナブル。
アテの方も一捻りがあってなおかつお値打ちで、オリーブオイルとマスタード、ブラックペッパーを効かせたポテサラが199円、酒枡の上に刺し身を盛り込んだ「本日のお造り」が299円、イカフライ、汲み上げ湯葉、煮穴子など3種のアテを盛り込んだ「ゆきちゃん3種盛」も299円。揚げ物も充実していて、巨大なカキフライ(299円)や分厚いハムカツ(299円)、アンチョビソースが添えられた山盛りポテトフライ(199円)、大きな唐揚げは1個単位で89円、3個も食べれば満腹である。
コリコリの鶏肉タタキは299円、巨大なスジ肉が入った肉豆腐が399円。エビチリは399円で大きなエビがたっぷり。納豆とキムチが入った巨大なオムレツはボリューム満点。おまけに鍋メニューまであって、味噌モツ鍋は白味噌仕立てでモツたっぷり、ニラ、キャベツ、もやし、そして餃子の皮と盛りだくさんで777円という安さ。
(22/01/12 更新)
京阪守口市駅と、地下鉄谷町線守口駅の間にある飲み屋街の一角に、2016年にオープンした立ち飲み店。店の手前にはテーブル席、奥には6人ほどが並べるカウンターがあり、女性店主が1人で切り盛りしている。
店の売りは朝引き鶏を使った刺身類で、プリプリで新鮮な鶏の肝、ハツがてんこ盛りになった「合盛り」が450円、小鉢になみなみと入った鶏ユッケが380円と破格のお値段でびっくりする。
女将さんが作る惣菜にもセンスが光り、チキンハンバーグ(350円)にはキノコ入りドミグラスソースと目玉焼きが乗っかる豪華版、メンチカツ(350円)は肉汁があふれるジューシーさ、クリームマカロニが入ったコロッケも当然手作り、ちょっと甘辛味のポテトサラダも他店の2倍は盛られて200円という激安、ポテトフライも200円でてんこ盛り、チーズを載せて焼いたポテサラグラタンもワインに合う。洋風だけじゃなくて、小鉢にぎっしり盛られるクリスピーで香ばしい自家製のじゃこピーナッツ(150円)。手作りのあん肝なんかもあって実に守備範囲が広い。
お酒もこだわりがあり、アサヒ樽生ビール「マルエフ」が中ジョッキで380円、ハートランドの中瓶が440円、キリン樽生シードルが380円と、通好みなラインナップで嬉しくなる。
(21/12/14 更新)
地下鉄堺筋本町駅に直結した地下街、船場センタービル2号館地下2Fの「ジョイ船場50」にある、シュウマイで有名な中華料理店。難波にある本店はいつも観光客で溢れているが、船場店は地元客の支持が熱い。
店の看板メニューであるシュウマイ(5個330円)は、薄焼き卵で作った皮にフワッと柔らかい具が乗っかり、口の中で溶けていく美味しさ。半身をまるまる素揚げした若鶏の唐揚げ(お一人様用には手羽の唐揚げ)は外がカリッとクリスピーで、中はフワッと柔らかく絶品。メニューには大(1250円)と小(1150円)があるが、大が背骨がついた方に当たるそうだ。
その他にもメニューは充実、白菜、人参、筍、ピーマン、きくらげ、エビ、豚ひき肉がギッシリ詰まった春巻き(930円)は、シャキシャキパリッとした歯ごたえでビールが進む名品。鶏のレバーと砂ずり、玉ねぎを甘辛く炒めたボリューム満点の「きも照り」(510円)もビールには欠かせない。ふんわりした衣でたっぷりの小エビを揚げた海老天(510円)、柔らかい豚肉を揚げた豚天(510円)も期待を裏切らない旨さ。
皿うどん(650円)は極細の揚げ麺に海老とイカがたっぷり入った上品なあんかけがかかり、値段以上のクォリティ。焼豚(580円)は大きな豚バラ肉で脂身がトロトロで口の中で溶けていくよう。何故か定食に無くて単品飲みの豚しょうが焼き(720円)は、プリプリの豚肉がどっさりで食べごたえ満点である。
(21/11/29 更新)
JR学研都市線鴫野駅に接する、南側の道を西へ行ったところにあるテイクアウト専門の粉もん屋。
7個200円のたこ焼きは、大阪最大クラスの大玉で1個1個がずっしり重たいヘビー級。生地は濃い目のトロトロで、タコのサイズは大玉に負けないしっかりサイズ。出汁、天かす、ショウガは控えめ程度。マヨネーズを希望すると、スチロール箱の端っこにどっぷり盛られて驚く。
お好み焼きは、豚玉とイカ玉がそれぞれ280円で、みじん切りのキャベツと卵がたっぷり入ったふんわりサクサクの口当たり。そばが入ったモダン焼きにしてもたったの350円だ。そして一番人気の焼きそばは、280円という値段で豚とキャベツがたっぷり、粉鰹が効いた味わいが特徴で、透明プラケースにみっしり入って280円とこれまた格安、男性でも満足必至のボリュームである。
(21/10/14 更新)
京阪電車守口市駅の南側、住宅街の中にあるカウンター7席と狭いテーブル1卓のみのこじんまりとした中華料理店。いかにも大衆中華な安っぽい店構えとは裏腹に、料理はどれも丁寧かつ上品で、どれも高級中華レベルという恐るべき店。
看板メニューの「中華定食」は、大ぶりのエビ天はサクサク。酢豚は甘くなく肉はカリッと野菜はシャッキリ、卵焼きはフワフワかつ中身が半熟なのに値段はたったの850円だから驚嘆する。ご飯ものに付いているスープでさえ手抜き無く、鶏ガラの自然な旨味で調味料はほとんど感じさせない完成度が見事。
最も驚いたのはイカの天ぷらで、真っ白な衣の中にはミディアムに火を通した肉厚のイカが入っていて、中華街レベルのクォリティに驚嘆する。たった520円のラーメンは、あっさり滋味深い鶏ガラスープにプリッとした生麺、豚バラ肉をローストしたチャーシュー、甘く味付けしたメンマ、ゴマ油であえたもやしと、大衆中華ではあり得ない格の高い仕事っぷりで圧倒される。
肉野菜炒めは大衆的なソース味なのにあくまで上品な味わい。ニラレバはプリプリのレバーにシャッキリ炒められた細もやしがテクニックを際立たせている。ナスの味噌炒めはトロトロのナスにショウガが効いたひき肉餡が絡み、エビチリはプリッとしたエビに上品なチリソースがたっぷり。回鍋肉はパリッとしたキャベツと濃厚な味噌でご飯とビールが進む。鶏のから揚げはほんのり甘辛くあくまでクリスピー。
羽根がついた餃子は、ショウガの香りとキャベツの甘味が際立つトロトロの餡が絶妙、チャーハン(中サイズ550円)はハム、ネギ、卵で何の変哲も無いが、フワッと軽くていくらでも食べられそう。カレーラーメン(700円)は、濃厚なカレースープと炒め野菜、ひき肉でインパクト満点。チャンポン(650円)はとろみ強めの醤油餡で体が暖まる。
中華カツ丼は、ラードでカラッと揚げた薄手のとんかつは衣と一体化しており、あっさりと滋味深い野菜と玉子の餡とのコンビが絶妙、しかも値段はたったの600円。天津飯(550円)はふわふわの卵に醤油餡でインパクト強めにしているのが心憎い。しょうゆ焼きそば(580円)は、上海風にコクのある醤油味とシャキッと炒められた野菜のコンビネーションがバッチリでビールに合う。
(21/05/14 更新)
住所:大阪府大阪市北区長柄西1-8-2 【MAP】
電話:06-6357-9354
天神橋八丁目交差点から城北公園通を東へ、天然温泉なにわの湯を過ぎたところにある小ぢんまりとしたお好み焼き店。年配の女将さんと親父さん2人で昼から切り盛りされている。
お好み焼き屋なのに、ほとんどの人がまずオーダーする餃子(370円)は、あの有名店「天平」と姿形がそっくりで、トロトロの餡にはニンニクとショウガが効いていてビールにベストマッチ。
焼きそば(500円から)は、しなやかな細麺で千切りのキャベツともやしがたっぷりとボリューム満点。お好み焼き(600円から)は粗みじんのキャベツと山芋たっぷりの生地でふんわりした仕上がり、豚、イカ、海老入りのミックス焼き(950円)には大きなエビが入っていてとても豪華。
ランチメニューも何故か充実していて、コナモンだけじゃなくトンカツやエビフライ、唐揚げ、牛焼肉定食などバリエーション豊富で驚いてしまう。
(21/04/14 更新)