江戸時代から油屋を営んでおられる山中油店さんは、西陣に町家を多数所有されており、その中の1つで、とんかつを中心とした料理を提供する町家カフェがこちら。
「綾綺殿」（りょうきでん）という難読な店名は、かつて平安時代にこの場所が舞を披露する同名の建物があった事から名付けられたそうです。
昼時のお店は、修学旅行に来ている高校生のグループや、外国人のゲストを連れたお客さんでほぼ満員。店内にはタレントの色紙も多数飾られていて、結構有名な店なんですね。
個人的にはこんな小洒落た店に自分から進んで行くことはないのですが（笑）、この日はこちらと取引がある親戚に誘われてお邪魔しました。
オーダーは、お店からオススメされたとんかつ定食（1250円）。
とんかつは、大きさはそれなりですが肉質は良好で脂が甘いです。そして何と言っても油屋が経営しているだけに、揚げ油のキレが良くてカラッと揚がっていて、嫌な油臭さが全くありません。油が良いだけでここまで違うんだと感嘆します。
具沢山の豚汁、つやつやのご飯、小鉢の和え物と他の要素も手抜きなし。値段はちと張りますが、古い町家をそのまま利用した店内の雰囲気は素晴らしく、割高には思えません。
いや、とても美味しい昼ごはんをいただきました。どうもご馳走様！
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