京都の南はずれにある城陽市というロケーションで、毎日すごい行列を作っている「俺のラーメン あっぱれ屋」という店があるのですが、そこで修行された店が京都市内にオープンしたという情報はキャッチしておりました。
しかし交通至便な京都駅付近で、もっと長い行列だったらとても行けそうにないなと半分あきらめていたのですが、オープンが午前10時半からと早く、平日なら相当楽に座れそうな雰囲気だったので、京都での野暮用があった機会に訪れてみました。
店に到着したのは11時ぐらいと口開けには間に合わなかったのですが、ちょうど開店から一巡したタイミングだったようで、店内の入りは1/3ぐらいでした。でも12時近くなると満席になっていたのでタイミングが良かったんでしょうね。
今回のオーダーは、まずはノーマルの「こくとん塩ラーメン」をオーダー。圧力鍋で徹底的に豚骨を煮出したのか、スープの底には髄の粉末が沈殿しています。
でも和出汁成分が多めで、思ったよりもサラッとしていて粘度が低く、ハンドミキサーで泡立てているのでマイルドな口当たり。
麺は平打気味の太麺でツルツル、ムッチリした食感。やや麺の強さがスープに勝ってしまっているかな。
チャーシューは、表面にブラックペッパーをまぶして中をレア気味にローストした肩ロース。決して生っぽくはなく厚みがあり食べごたえ十分。隠し包丁が入った極太メンマは、しょうがの香りが効いてます。あとは半熟卵と青ネギ。
1つ1つの要素を見ていると、それぞれ非常にレベルの高い仕事をしているのですが、やはり圧力鍋で煮出したスープは濃厚度に比べて旨味のボディが弱くなりがちで、無化調なのがさらにその印象を強めているような気がします。
「あっぱれ屋」は京都でも随一の人気を誇る行列店という事で、ちょっと期待しすぎた部分は多かったかもしれませんね。どうもご馳走様!
あいつのラーメン かたぐるま (ラーメン / 丹波口駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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