毎年恒例、これを食べないと冬が来た気がしないセイコガニのコロッケをいただきに、福井のレストラントミーにやって来ました。
私達は青春18きっぷでやって来たのですが、店のマダムによると、最近は関西ナンバーの車で食べに来る人がめちゃくちゃ増えたとおっしゃってました。
おまけに、今年はセイコガニが不漁で、予約しないと食べられないぐらいだと嘆いておられました。確かに大阪でも、シーズン真っ最中だと1杯500円ぐらいで買えるセコガニが、今年は700円以上の値段しか見たことが無いですからね。
まずは前菜の盛り合わせ。相変わらず素晴らしく美味しいマグロを使ったカルパッチョに、巨大なホタテの冷製、鴨のローストはおなじみの料理なのですが、もう1つ見慣れない料理が盛られていました。
それが、右側にあるフォアグラ。これが甘くて濃厚、久々に美味しいフォアグラがいただけていきなりの先制パンチを喰らいましたよ。
これも、あまりに手間がかかるため予約が必須なオニオングラタンスープ。あまりにも滋味深いコンソメスープは、ある意味洋食の頂点です。
そしてお目当てであるセイコガニのコロッケ!
断面を見ると、セイコガニのフォンで伸ばしたベシャメルソースの中に、セイコガニの身、内子、外子がこれでもかと入っていて、まさに至福の味わい!
ただ、例年に比べるとほんのちょっとカニ度が薄いかな? でも不漁だから仕方ないなと思ったのですが、次の品でそれをあっさり裏切られました(笑)。
それが、このセイコガニのグラタン。
超常連であるishさんが予約を忘れていて当日オーダーしたのですが、この中にカニ2杯分はあるんじゃないかというぐらい、入れ物の半分を占めるぐらいカニ身と卵がギッシリ詰まっていて驚きました! きっとサービスしてくれたんでしょうね~。
怒涛の海鮮攻撃の前に、大量の樽生スパークリングワインを飲み干した我々ですが、ここらでようやく赤ワインにスイッチ。
阪神のワイン会で何本も購入しておられるmyblackmamaさんが選んだのは、シチリアとアルゼンチンのワイン。
myblackmamaさんが未食という事で頼んだポークベロア。豚肉の上に牛タン入りのベシャメルソースを載せ、パン粉で揚げた手の込んだ品。
そして、宮崎豚ロース肉の美味しさがしっかり味わえるポークカツ。値段も990円と素晴らしいコストパフォーマンスで、個人的には、セイコガニのコロッケ、シチューの次に好きな料理です。
肉汁たっぷりで脂が甘くて、おかげで肉が出がらしのようなか○やとか松○やのトンカツが食べられなくなってしまいました(笑)。
そしてトミーに来たら頼まないわけにはいかない、漆黒のドミグラスソースがかかったタンシチューとビーフシチューのあいがけ。
自分でシチューを作ってますけど、全く次元が異なる代物なので、もはや真似しようとすら思えません。
時々週替りランチメニューに登場していて気になっていた、鉄板ナポリタンを事前予約してもらいました。フニャフニャの茹で起きスパゲティに濃厚なトマトソースがかかり、それが周りの卵でマイルドになって何ともB級な味わいです。
最後にデザート。ベイクドチーズケーキ、カスタードプリン、シフォンケーキ、ヨーグルトムースだったそうですが、シフォンケーキを撮り忘れていました。
私は甘いものが苦手なので、それぞれほんのひとかけずつ味見でいただきましたよ。
いや~、今年も満足至極でお腹いっぱい、心もいっぱい。また来年もここで美味しく食べるために、しっかり働いて健康で過ごせるように頑張らないとと思いましたね。どうもご馳走様!
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