今年の阪神百貨店駅弁大会3つ目の駅弁は、新潟駅新発田三新軒が調製している「まさかいくらなんでも寿司」です。
やっぱり期間中に1つは海鮮系の駅弁を食べたくなってしまうのですが、北海道などのいかにもウニ、カニ、イクラを全面に押し出した駅弁は何となく避けたくなってしまうんですね。そもそも北海道で売っているだけで、中身はほぼロシアとかチリ産のものでしょうし。
かえって天の邪鬼である私は、海鮮が特産でない地方のほうが、味に工夫がされているんじゃないかと思ってしまうんですよね(笑)。
さてこの駅弁の中身ですが、「まさかいくら」と書かれているとおり、「ます」「さけ」「かに」「いくら」と左から並んでいるのが特徴です。
特筆すべきはイクラ。粒が潰れ気味で見栄えはイマイチですが、醤油と味醂に漬けられていてとても美味。鮮度で勝負しにくい駅弁には、こういう工夫が大事だと思いますね。
ます、鮭フレーク、カニについては特に何という事も無いのですが、やはり新潟の駅弁らしくご飯の甘さが際立っていて美味しく、それだけで価値があると言えます。
欲を言えば、もうちょっとショウガと醤油の量があると良かったかな。でも十分に満足できる逸品でした。どうもご馳走様!
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