水戸駅しまだフーズ「釜揚げしらす弁当」@京阪百貨店駅弁大会2021

守口市
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いくら駅弁好きとは言え、和牛やウニ、カニ、いくらなどの高級食材を安直に盛った1500円オーバーの駅弁が当たり前になった現状は、まるで商店街が寂れて大型SCだらけになった地方の実態を象徴しているようで、極めて寂しいものがあります。

やはりB級グルメ愛好家としては、なるべく安くて美味しい、工夫とアイデアに溢れた、高級食材だけじゃない地元産品を活かした弁当を選びたいところ。

そんなわけで、二度目にいただいたのが茨城県水戸駅の「釜揚げしらす弁当」(税抜1050円)。地元大洗名産のしらすをメインに据えた駅弁です。

ご飯一面に敷かれた釜揚げしらすは、雪のようにフワフワで塩気はごく抑えられていて、とても上品な味わい。ご飯も単なる白ごはんじゃなくて、ほんのり醤油がかかっているのがまた憎いところです。

さらに、海苔の佃煮、ふっくらと大粒の地元産梅干し、明太子、漬物とご飯のお供が勢揃いで、とてもご飯が足りなくて嬉しい悲鳴。でも明太子だけはしらすの繊細な海の香りが消えてしまって相性はイマイチかな・・・

他のおかずは、ムチムチとしたスパイシーな、これも地元名物あんこうの唐揚げ、野菜の炊合せも味が濃すぎず良い塩梅。

いや、派手さは無いけど非常に良い駅弁でした。他の地方も、もっとこういった地元ならではの個性を活かした弁当を作っていただきたいものですなあ。どうもご馳走様!

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