残念ながら、コロナ禍で食べる機会が多くなかった今年の阪神駅弁大会。やはりここは横綱にトリを飾っていただくしかありません。
ご存知、宮島口うえののあなごめし。
もちろんこれもWEB予約で入手したのですが、正月の1月2日から予約が始まり、私も予定表に書き込んではいたものの、駅伝やらを見ている間にすっかり忘れてしまい、翌日の朝になってようやくアクセスしたんですよね。
でも既に予約が相当集まっていたようで、受取日がギリギリ開催最終日しか選べませんでした。あと数時間遅れていたら売り切れになっているところでしたよ。
帰宅してから夜にいただいたあなごめし。今回は当然ながら実演ではなくて輸送で運ばれて来たのでしょうが、いつもよりも穴子が蒸れた感じになってましたね。
何年か前から、蓋が木の皮じゃなく紙とビニールになったので吸湿性が落ちたのもあるのでしょう。
そのせいで、ちょっとタレが穴子に染み込みすぎて歯ざわりが重く味が濃いのが気になりましたが、それでもやっぱり旨いですなあ。
穴子、ご飯ともに温度で味わいが全く異なるのも楽しいところで、温めると穴子は炭の香りが立って柔らかく香ばしくなりますし、ご飯はふっくらとするのですが、素材の味自体は冷たいほうが良く感じられるのが不思議なところです。
漬物はショウガ、たくあん、奈良漬けがたっぷり。これらと一緒に食べるとまた味のバリエーションになるのがたまりません。
これだけ楽しめてこのボリューム、2000円という値段は安くありませんが、コストパフォーマンスで言えば決して悪くない、まさに日本一の駅弁だと言えるでしょう。どうもご馳走様!
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