関西でも家系ラーメンを標榜する店がかなり増えていますが、大半はいわゆる”工場系”と呼ばれる、セントラルキッチンで作ったスープを店で温めて出している店だったりします。
自分の店でスープを炊いている店は、私が知る限りでは大阪府内には6軒ぐらいでしょうか。そのうちの3軒が東大阪市内にあるのは不思議としか言いようがありません。
中でも、近鉄吉田駅にある「満月家」は、場所的には辺鄙ですが駐車場があるので比較的アクセスしやすい店だと言えます。この日も寒かったので、マイカーでやって来ました。
店は雑居ビルの1F、奥まったところにあって目立たないですが、昼前の時間なのに店は満員、10分ほど待つ羽目になりましたよ。
オーダーはいつものようにラーメン並(750円)。こちらはフルタイムでご飯が無料でいただけるのが嬉しいです。しかもちゃんとご飯が美味しい。
こちらのラーメンは、スープがクリーミーでマイルドなのが特徴ですが、今回はややシャバ目にぶれた感じがします。でも豚の出汁はきっちり出ていて美味しいです。そして、関西の家系では珍しく鶏油の風味が濃いのも好みです。
麺は酒井製麺特有の多加水縮れ太麺で、長さが短めでブリブリした歯ごたえ。ほうれん草はクタッと柔らかいタイプ。チャーシューは厚めの肩ロースでホロホロと柔らかいです。
いや、家系ラーメン欲をしっかり満たしてくれる充実した一杯でした。どうもご馳走様!
コメント