JR京都駅東側に広がる崇仁地区は、京都市立芸術大学の移転を中心とした再開発が進み、市営住宅などで営業していた店は移転するか閉店するかで、すっかり寂しい様子になってしまいました。
ただ、そこからさらに東側にある高瀬川と鴨川に挟まれたエリアだけは、まだ再開発の波が進んでおらず土着の商店がいくつか頑張っておられます。
その中の1つが、お好み焼き屋「あいこちゃん」。
傾いた屋根に「崇仁楽苦美自治町改善会」と仰々しい看板が乗って相当な排他圧力を感じますが、中に入ってみると改装したのか意外とこざっぱりとした印象。ご夫婦なんでしょうか、女将さんと男性の方がカウンターで働いておられ、焼き場は女将さんが担当。
メニューはお好み焼き、焼きそば、マンボ焼きと大きく分けて3種類、その中から油かす入りマンボ焼き(700円)をオーダー。
まず鉄板に小麦粉を溶いた生地を広げ、キャベツ、べったら漬っぽいたくあん、生姜、油かす、そばが載せられ、再び生地をかけてひっくり返し、最後に卵の上に載せてまたひっくり返す「ベタ焼き」スタイル。
食べてみると、濃厚な油かすがたっぷり入っていてビールに合いますな~・・・と書きたいところですが、この時は緊急事態宣言中でアルコールは無し。ジョッキに入ったお茶で我慢したのでありました(涙)。
それにしても、今やグラム500円は下らない高級食材の油かすが惜しげもなく入って700円は間違いなく格安。不明だった営業時間と定休日も分かったので、今度はビールと一緒に食べたいと思います。どうもご馳走様!
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