最近は「そらの星」に常時行列が出来るなど、関西でもようやく家系ラーメンが市民権を得つつあるようで嬉しい限り。
そんな中、奈良の天理市に突然、家系ラーメンの総本山である「吉村家」の直系にあたる人気系列の「王道家」、そのまた直系の店が出来たというニュースが飛び込んで来ました。
個人的に、オープンしたての店はオペレーションが乱れている事が多く、あまり良い経験をした事が無いので訪問は避けているのですが、やはり吉村家直系となると家系ラーメン好きとしては黙っておれません(笑)。
店は元コンビニを流用したようで、駐車場が広くて車でのアクセスは抜群です。
初日は、大勢のラーメンマニアや家系ファンが詰めかけて3時間待ちとかだったようですが、1週間後になるとさすがに落ち着いたようで、開店5分前で10人程度の並び、最初の一巡目に余裕で滑り込み成功。
鶏ホルモンや豚トロといったトッピングが豊富ですが、まずは基本の「並盛ラーメン」(750円)と小ライス(80円)をオーダー、味のオプションは全てノーマルで。
卓上の無料オプションは、OhHOT!粗挽き唐辛子、コショウ、お酢、すりゴマ、刻みショウガ、マヨネーズと来て、なんと刻みニンニク、おろしニンニク、フライドガーリック、そして”無限ニンニク”と、ニンニクアイテム4連発(笑)。
試しに無限ニンニクをご飯にかけてみましたが、ぶっちゃけ刻みニンニクの醤油漬けでかなり塩辛く、かけ過ぎ注意。帰りの車内がニンニク臭くなった事は言うまでもありません・・・
スープをまず飲んでみますと、いきなり良い意味での豚臭さがガツンと来て、後から豚の深い旨みが押し寄せてきます。どうも王道家では豚ガラを熟成させているそうで、この豚臭さは今までの関西家系ラーメンには無かった味わいですな!
ネットでは塩辛いという意見が多いようですが、もともと家系ラーメンとはこんなもんなので個人的には無問題。でも店の人は気になるようで、しきりに後からでも味の調節が出来ますとアピールしてましたね。
麺はブリっとした家系ならではの多加水平打太麺。自家製麺だそうですが、酒井製麺との違いが分からないぐらいに良く似ています。ほうれん草はクタッと茹でられ、海苔は逆にバリッと固めなタイプ。
そして特筆すべきはチャーシュー。ワイルドな燻煙香が香る豚もも肉のチャーシューは歯ごたえもしっかり、存在感が抜群。これも関西の家系ではお目にかかれない家系本来のチャーシューです。
いやこれは、家系直系のプライドを感じる予想以上の本格派。本当はこういう店が大阪に出来て欲しかったですが、ひとまず関西に誕生した事を喜びたいと思います。
今回はノーマルのラーメンでしたが、つけ麺も気になるのでまた近いうちに再訪したいと思います。どうもご馳走様!
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