私は大学から大阪に移り住んで久しい元京都人なので、いわゆる京都のトレンド的な事には極めて疎いんですけど、いつの間にか京都の中華屋で出している「からしそば」というメニューが注目されるようになっていたんですな。
いや、からしそばは以前からその存在を知ってはいたのですが、特に食べようと思ったことはありませんし、そのメニューを出す店が京都中にあって、「デイリーポータルZ」でも取り上げられるようになっていたとは知りませんでした。
この日は、お彼岸の墓参りで東山へ出かけ、ラーメンの人気店などへ行くには時間的に出遅れたので、どこへ行こうか思案した結果、ちょうどからしそばの事を思い出したというわけです。
そのからしそばを提供している店の1軒が、新京極商店街から六角通りを少し東に入ったところにある「龍鳳」というお店。ちょうど隣にある公衆便所の存在は昔から知ってましたが、ここに中華屋があるとは全然知りませんでしたね~。
メニューはごくごく普通の中華屋で、値段は少し高め。でも繁華街ど真ん中という場所を考えたら良心的かな。その中に「カラシ入りそば」(750円)というメニューがあるのでこれの事なんでしょうな。
そして登場したからしそば。半数以上のお客さんが頼んでいるぐらいに有名なようで、一気に6人前ぐらい作られて出てきました。
ちょっとダマになっている柔らかめの麺の上には、かしわ(鶏肉)、小エビ、干し椎茸、小松菜、ネギが入ったあんかけがたっぷりかかっています。
確かにあんかけを食べて見ると、辛子のツーンとした刺激がやって来ます。それよりも、大量に入った干し椎茸の風味がかなり強烈で、これは椎茸が苦手な人は地獄でしょうな(笑)。
正直、からしそば自体は、辛子の刺激が取ってつけたような感じで自分的にはあまり感心はしなかったのですが、こういう形で町中華が注目されるのは良い事だと思いましたね。どうもご馳走様~。
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