ネオルネッサンスますたに系背脂ラーメン「壬生さだかず」

ラーメン
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この日は、平日の午前中に野暮用の打ち合わせがあり、午後からは仕事なので大阪にとんぼ返り。

いつもなら大急ぎで阪急に乗り、天六の十八番あたりで食事をしてから仕事場に向かうのですが、この日はちょっとだけ時間の余裕があったので、実家の近所でランチを調べてみました。

すると、壬生操車場前に新しく、と言っても2年前からのようですが、ラーメン屋が出来ている事に気づき、そちらに寄ってみる事に。

場所は壬生団地のすぐそば、黄色いのれんが目印だけの極めて目立たない外観。店内に入ると開店直後なのに4人ほど先客がいて、私が入店してからすぐ満員になったので人気ぶりが伺えます。

展開は7席程度のカウンターのみで、メニューはラーメン、ラーメン大、特製ラーメンの3種類のみ、サイドメニュー一切無しと極めてシンプル。なので、今回はラーメン大を頼むことに。

見た目はよくある「ますたに」系の背脂チャッチャラーメン。しかしスープを一口飲んでみると、醤油味のまろやかさ、ボディの奥深さに驚かされます。

よほど上質な豚肉を使っているんでしょうが、スープに溶け込んだ豚肉の旨味が凄い。鶏ガラ、豚骨の動物系のみですが、物足りなさは全く感じません。

スープに浮かんだ唐辛子は、ますたにだと豆板醤を使うのですが、こちらは純粋に韓国唐辛子だけな様子。背脂もかなり細かくてサラッと上質。

普通は出し殻になったチャーシューも、肩ロースがピンク色のレア気味に仕上げられ、肉味がバッチリ残っています。

麺は京都ラーメン特有のテロンとした中細ストレート。メンマはコリコリでしっかり味が付けられて美味しいけど、乗っている量が少ないのが残念。

ますたにの要素をそれぞれ洗練させて再構築したような、ネオルネッサンスますたに系と呼びたい、完成度の高い一杯でした。どうもご馳走様!

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