昨日から山鉾が建てられ、いよいよ今年も祇園祭のクライマックスが近づいてきました。
四条烏丸にある「膳處漢(ぜぜかん)ぽっちり」という中国料理店で、その祇園祭宵山(7/13~16)の期間中だけ「しみだれ豚饅」を販売するという情報を聞いたのは15年ほど前。
売り出すのが昼からで、宵山は夜に行かないと風情が楽しめないので、まあタイミングが合ったら買えばいいかと思って気がついたら十数年。今では世間に名を知られて毎年大行列が当たり前になってしまい、すっかりタイミングどころでは無くなってしまいました・・・
今は通販でしみだれ豚饅の冷凍品が購入可能になっていますが、どうせなら出来立てが食べたいですからね~。
でも今年は販売開始の13日が土曜日で、気温もそれほど暑くなさそうだったので、しみだれ豚饅だけを目当てに京都までチャレンジしてみる事にしました。
販売開始の30分前に着いてみましたが、錦通りはおろか南に伸びる撞木辻子まで、おそらく200人以上の大行列が出来ていて仰天。でも幸いなことに、11時過ぎには列が進み始めました。
店の隣では、霰天神山がちょうど建てられているところでした。
いったん錦通りに入っても、向かいの駐車場に作られた待機列のつづら折りが待ち構えておりました・・・
厨房では戦場のように次から次へと巨大なせいろで豚饅が蒸し上げられ、販売所のテントへと運び込まれていきます。
テントの脇では、蒸し上がった豚饅に、刷毛で醤油ダレがさっと塗られます。これがしみだれと呼ばれる所以ですな。
結局並び始めてから1時間ほどで購入に成功。その場で食べてしまうつもりだったので1個だけ購入。他の方も、近くで立ち食いされている方が多かったですね。
すかさずコンビニでビールを買って、さっそく近所の公園でいただきました!
醤油ダレが染み込んで焦げ茶色の豚まんは、直径15cmはある巨大なサイズで、かぶりつくのに顎が外れそうになります。
皮には甘辛いタレがたっぷり染み込み、皮だけでビールが飲めますな~♪
中にギッシリ詰まった餡も、肉肉しい超粗挽きの豚肉に、筍や山クラゲのコリコリとした食感、オイスターソースのようなコッテリした味わいで食べごたえ満点!
いや~、値段は1個500円とお高いですが、頑張って並んだ甲斐がありましたな。一つ大きな宿題を終わらせて満足しました(笑)。どうもご馳走様!
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