2023年の春にひっそり閉店してしまった、谷町四丁目のグリルSTEREO。気がついたら、その跡地に居抜きの形でとんかつ屋がオープンしていました。
屋号を見ると「味の店一番 谷町店」とあり、ネットで確認すると中百舌鳥に本店がある「とんかつ味の店一番」の支店のようです。
本店の方には以前に訪問した事がありますが、そこから堺東店、谷町店と一気に店を広げられて勢いがありますな。
コック帽をかぶった豚のマークが同じ事から、京都のとんかつ一番と関係がありそうですが、公式サイトには昭和49年創業とあるので、京都の昭和24年とは異なった記述になっています。この辺、ちょっと興味深いところですが詳細は不明。
メニューを見ると、中百舌鳥より値段が高いかなと思ったのですが、今はどうやら共通のメニューと値段になっているみたいですね。
店内はグリルSTEREO時代とほとんど変わらない内装で、ほぼ居抜きの形で入られたみたいですな。
他のお客さんはスペシャル盛り合わせ定食(1500円)を頼まれている方が多いようですが、私はまずベーシックなロースカツ定食(950円)をいただきました。
大人の手のひらサイズはある大判のロースカツに、たっぷりのキャベツサラダとトマト、味噌汁、ライスという内容。
とんかつは、粗目のパン粉を付けて高温のラードでカラッと揚げられており、油切れはいまいちですが、香ばしく肉汁がジューシー。肉質は黒豚クラスには及ばないものの、松のや、かつやといった激安チェーンよりは明らかに上ですな。
味の店一番系列特有のドロっと濃厚なドミグラスソースは、トマト缶ベースながら酸味を上手く飛ばしてあってご飯に合う味わいに仕上げられています。
グリルSTEREOは無くなってしまいましたが、美味しいとんかつをガッツリ食べたい需要はしっかりキャッチアップ出来ているのではないでしょうか。どうもご馳走様!
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