粉もん名店リバイバル第3弾は、地下鉄四つ橋線花園町駅から鶴見橋商店街を西に行き、なにわ筋の手前ぐらいにある「だるま」さん。
いかにもな家族経営のお店で、幸いにもYoutubeやInstagramにはまだ毒されておらず、客層は完全に地元客オンリー。
テーブル席がメインですが、おっちゃんが1人で黙々と食べている姿が多いのは西成ならではの光景。
メニューはお好み焼きの豚玉が500円と激安。前回訪れたのはほぼ10年前ですが、そこから90円しか値上げされてません。エビ、イカ、豚、目玉焼き入りのデラックス玉でもたったの850円ですよ。
冬季に供される牡蠣焼き(950円)は、どっさり1ダースもある牡蠣のむき身を醤油ダレで炒めた一品。鉄板で火を通した醤油味のおこげをコテで削り、フーフーしながら牡蠣と一緒に食べるとビールが進んで困りますなあ。
最後にマヨネーズととんかつソースをかけて仕上げられる豚・イカ入りミックスそば(750円)は、分厚いイカがゴロゴロ飛び出す気前の良さ。
卓上に置かれた一味唐辛子は辛口と通常タイプが2種類あって、使い分けるのも楽しいです。
豚・イカ・エビ入りのスペシャル玉(800円)。ぼってり多めの生地でしっかり目に焼き上げられる昔ながらのタイプですが、ちゃんと空気を含ませて焼かれているので重さは全く感じません。玉子のコクと細かく切られたキャベツの甘味が実に美味しい。
何より、お好み焼きのどこを切っても小エビとイカがコンニチワするぐらい、具がぎっしり入っているのに思わず感動。豚肉のクォリティも悪くないです。
いや相変わらず安くて旨い、大阪でトップクラスのコストパフォーマンスを誇る隠れた名店。このままあまり有名にならず、ふらっと入店できるお店であって欲しいですなあ。どうもご馳走様!
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