こちらのお好み焼き屋は、ずっと前から気になっていはいたのですが、あらかじめ電話で来店日時と何を食べるか事前にオーダーしておかなければならず、どうも窮屈に感じて二の足を踏んでおりました。
でもある日の週末、ふとベタ焼きタイプのお好み焼きが食べたくなり、この店の事を思い出して思い切って電話をかけてみました。時間は開店時間の17時を指定、オーダーを聞かれてドギマギしましたが、安牌の”ミックス”にそば1玉入りで頼んでみました。
約束の時間に着いてみると、まだ誰もお客さんは来てなくて自分が一番乗り。年期の入ったテントは紫外線で劣化したのか、店名のところだけが腐食して穴が空いています(笑)。
店内はコの字型のカウンター席のみで、年配の御夫婦でお店を切り盛りされています。
自分のオーダーしたミックスお好み焼きは既にほぼ焼き上がっており、すぐに瓶ビールと一緒に提供されました。
店の人がお好み焼きを作る手順を観察しながら、ビールをチビチビ飲みつつ焼き上がるのを待つ時間も楽しみだったりするので、すぐ出されるのは楽だけど寂しさもありますなあ。
お好み焼きを食べてみると、はみ出したそばはパリッとクリスピーで、中のキャベツはふっくらと焼き上がっていて美味しいです。イカはかなり細かく切られていて、豚肉も薄切りでお好み焼きの中に存在が溶け込んでいるのが特徴的。
卓上には青のり、粉がつお、一味唐辛子というおなじみの入れ物に加え、”にんにくオイル”なるものも置かれており、ひとたらしかけてみるとお好み焼きがいきなりイタリアン風に変化するのが面白いです。
具の中にエビを探したけど無かったので、改めてメニューを見てみたら、イカ豚エビ入りはスペシャルという名前で、ミックスはイカと豚のみだったんですね。次回は今度こそスペシャルをオーダーしようと思います。どうもご馳走様!
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