家系ラーメンファンとして、大阪における自家製スープの家系ラーメンについてはアンテナを立てていたつもりの私ですが、こちらに関しては2年前にオープンしていながら、最近まで全くその存在に気づいてませんでした。
場所は上新庄駅の東、東海道新幹線に沿った道にあり、確か以前は上新庄にある「博多とんこつ天神旗」のセカンドブランド店だった「野望天」があった、そのすぐそばに位置しています。
まだ緊急事態宣言解除前とあって、入店時にはお客さんが誰もいませんでしたが、その後3人ぐらい立て続けに若い人が入って来ました。近所に大阪経済大学があるので、そこの学生さんっぽいですね。
メニューは家系らしく極めてシンプル、ラーメンのサイズにチャーシュー麺、海苔増しなどのオプションのみ。麺の硬さ、味の濃さ、油の量を指定出来るのもおなじみのスタイルです。ただ、同じ大学前にある教道家がご飯無料なのに対し、こちらは有料なのがちと残念。
そしてオーダーは、やはり最初なので並ラーメン、味の濃さなどは全部ノーマルで行ってみました。
まず意外だったのは、スープがあまり乳化しておらず、第一旭のような清湯豚骨醤油スープだった事。
家系のまったりした乳化スープを想像していたので頭が一瞬混乱しましたが、改めて味わってみると、調味料控えめではあるけど豚の出汁がしっかり出ていて、真面目に作られているのがわかります。
麺は家系標準のブリブリした酒井製麺で、チャーシューはホロッと崩れる肩ロースで分厚く食べごたえがあります。海苔もクォリティが高いもの、そしてほうれん草と、フォーマットは完全に家系ラーメンですな。
いや、何の予断も無しで食べたら美味しい一杯だと納得したかもしれませんが、あのしっかり鶏油と白濁した乳化スープのイメージで頭がぎっしりな状態で食べてしまったので、正直なところかなり拍子抜けしてしまいました・・・
デフォルトの味だとスープの塩気が足りなくて、やや味がボケたように感じてしまったのも一因かもしれません。また脳みそをフラットにした状態で、今度は味濃いめ、油多めでインパクトを付けた状態でリベンジしてみたいですな。どうもご馳走様~。
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