下市の「やま十」さんで、塩で締めた柿の葉寿司の美味しさに目覚めた私。
昨年末に、「大滝茶屋」という同じような製法で定評のある店を見つけたので、これから行こうかと思って営業時間などを調べていたら、何と12月から3月までの冬季は休んでしまうそうで、あえなく断念。
ようやく4月になり、桜のシーズンと被って道が混雑しそうでちょっと迷ったのですが、やっぱり我慢しきれず吉野行きを決行。
場所は「やま十」のある下市よりもさらに東へ奥まった奥吉野・川上村、大滝ダムの下流の川沿いにお店があります。
大きな看板をくぐって中に入ると、割烹着姿のお母さんたち数名が手作業で柿の葉寿司を作っておられます。
値段は、パック入りの鯖寿司6個で780円からあり、今回は鯖と鮭が4個ずつの8個入り(1120円)でオーダー。
赤く色づいた柿の葉が使われていて実に見た目が美しいですな~。そして柿の葉自体に厚みがあって、香りが素晴らしいです。
家に帰って1日置いてから食べてみましたが、塩でしっかり目に締められていて、鯖は良い感じに脂が乗って旨味が立っていますが、鮭はちょっと塩気に負けている印象。
酢飯はほんのり甘めで、魚の存在感が立った感じのバランスでしょうか。個人的には「やま十」のほうが好みですが、柿の葉のクォリティは「大滝茶屋」のほうが勝っているように思いました。
お店までは遠かったですが、秘境的なロケーションといい、家庭的な手作りの工程といい、柿の葉寿司の原風景と呼べる貴重な経験をさせてもらい、とても楽しかったです。どうもご馳走様!
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