今から22年前の2001年にオープンした、大阪での魚介系ラーメンの草分けと呼べるお店。淘汰が激しいラーメン界の中にあって、未だに一線級で勝負し続けているのは敬服するしかありませんな。
私もオープン当初に一度食べたことがあるのですが、まだ煮干し主体のスープに慣れていなくて、えらく魚臭いラーメンだなと思ってそれっきりになって早20年。
たまたま他の方のブログで名前を見つけ、煮干しラーメンが当たり前になった今ならまた違った感想になるだろうなと思って、本当に久しぶりの再訪を果たしました。
店の外見、内装は全く変わってないように思えるのですが、どうなんでしょう。
メニューは和風中華そば、煮干し中華そば、超煮干しそば、2004年式中華そば、そして限定で魚濃つけ麺とありますが、前回訪問時に近い一杯を今の自分で味わってみたいと思い、2004年式中華そば(800円)、そして卵かけご飯(100円)をオーダー。
スープは、ゼラチンを感じるぐらいしっかり煮出した鶏白湯に、かなり魚介の要素がガツンと来ます。かなりスープにザラつきを感じるので魚粉メインの構成になっているんじゃないかと。魚粉のエグみや苦味を強めの塩気で抑え込んでいて、なかなか上手くまとめています。
麺は低加水の縮れた細麺で、サクサクとした独特の歯ざわりが面白いです。チャーシューは、甘めにローストされた豚のもも肉と、シンプルに茹でた鶏の胸肉が1枚ずつ、それぞれ薄手で食べごたえとしてはやや貧弱。
メンマはちょっとピリ辛の幅広タイプが2つ、そして海苔と青ネギ。卵かけご飯は、ちょっとご飯が柔らかすぎてイマイチ・・・
今だと十分美味しく食べられましたが、魚粉に偏った構成は確かにちょっと古臭いかも。今度は現在のデフォルトである和風中華そばを食べてみたいですな。どうもご馳走様!
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