今年の阪神駅弁大会で、高野商店さんは「金澤味づくし」という駅弁を実演で販売されているのですが、その販売窓口の脇に2~3個ほどひっそりと「輪島朝市弁当」が置かれているのを発見。
東京での駅弁大会で評判が良かったのを聞いていて、以前から食べてみたいと思っていたのでラッキーとばかり、「金澤味づくし」をスルーして購入しました。
弁当の蓋を開けてみると、能登産の牡蠣を使ったかき飯、サザエのいしる煮、小木港のいかとわかめの酢の物、ぶり角煮、たらの子旨煮、中島菜の堅豆腐、厚焼き玉子、白身魚ふんわり揚げ、ごり佃煮、大根味噌漬け、のりと盛りだくさん、地元の食材がふんだんに使われている事が分かります。
出色だったのは能登産の牡蠣。煮込んでも十分大きなサイズの牡蠣が3個も載っていて、海の香りが満喫できます。そしてサザエのいしる煮も、コリコリとした歯ごたえとにじみ出る旨味がたまらないです。
ご飯の方は、2kgの米に牡蠣を3kg使ったグルコバのビリヤニには及びませんが(笑)、牡蠣の風味がしっかり効いていて旨いです。たらの子も丁寧に作られていて美味。イカとわかめは、わかめは良かったですがイカが硬かった・・・
あと全体的にちょっと味が濃いかな・・・酒のアテには良いですが、この濃さのせいで松山の「醤油めし」に比べると若干ケレン味が感じられて、感動とまではいかなかったところですかね~。
それでもこれで1050円という値段は、ちょっと牛肉を盛っただけで1500円以上もする駅弁の中にあって、素晴らしいコストパフォーマンスと言わざるを得ません。
実演販売も、海鮮メインの金澤味づくしじゃなくて、こっちにすればいいのにと思うのですが、あんまり一般受けはしないんしょうかね~。でも会場で見つけたら是非購入をおすすめする駅弁ですよ!
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