ここでも何度か書いていますが、最近の立ち飲み屋のターゲットは「インスタ映え」と「女性客」。
キャッチーでお得な目玉商品を置き、インスタ映えする凝った盛り付けの料理、ドリンクは大きめのグラスが生中サイズ、チューハイでレモンを積み上げスマホをパチリ。かつては立ち飲みといえばオヤジの聖地だったはずなのに、うっかりすると店内の半数以上が女性という事も珍しくありません。
料理に凝る立ち飲み路線は、難波にある丑寅がハシリかと思いますが、こうまで同じような店がアチコチに出来るとさすがに食傷気味で、私はあえてそういう店を避けて通るようになってしまいました。
そうなると、今の時代はなかなか良い店を探すのが難しくなり、新規開拓は相当厳しい状況になっております。商売を考えたら、料理はつまみ程度に酒ばかりで時間を潰すオッサンは、生息地を追われるばかりですなあ・・・
それでも探せばオッサン向けの良店もあるもので、こちらは2014年にオープンした比較的新し目の店ながら、毎日常連のオッサン連中で賑わっています。場所は、酒の奥田やまさいち屋などが立ち並ぶ、天満駅から北に伸びる細い道沿いにあります。
一応、トレンドに乗ってなのか目玉商品は存在していて、この店の場合は「馬肉料理」。
脂の乗ったフタエゴと赤身を交互に並べたワンコインの馬刺し、あっさりした馬すじのおでんなどがラインナップ。
それ以外の品も豊富かつボリューム満点で、これは350円でてんこ盛りの野菜天。
注文から焼かれる巨大なだし巻き。
刺し身盛り合わせもこれだけ盛られて400円とワンコインにも行かず。
ステーキのように分厚い豚ロースの味噌漬け。
柔らかいハラミのタレ焼き。
鶏肉も野菜もたっぷりな蒸し鶏ごまだれ。
鶏天も1本が15cmぐらいあって驚きます。
マカロニサラダ、馬のどて焼き、茄子の煮浸し、ポテサラも小鉢に溢れんばかり。
豚キムチ、レンコンきんぴら、豚バラ肉串焼き、ロールキャベツ。
もちろんビール大瓶を完備、値段は390円と天満的価格。さらにホッピーもあって、焼酎2杯分とセットで590円で楽しめますよ!
店の雰囲気はやや雑然としてますが、オッサンの生息地としてはこれぐらいの感じがちょうど良いです(笑)。
ボリュームとクォリティ、値段と全てにバランスが取れているのは、今の時代としては非常に珍しい店と言えるのではないでしょうか
詳細は「大阪・関西のB級グルメガイド 最近の更新店」
>>http://gourmet.gazfootball.com/recent.html
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