あまり自分で好んでは行かない意識高い系ラーメンの中では、インパクトがあって割りと気に入ってしまった「上方レインボー」。
最近、「醤油アニマル」という魚介系素材を使わない動物系オンリーのメニューが始まったそうで、ネットでの評判も高そうだったので再訪して来ました。
JR環状線桃谷駅を出て、線路沿いに南へ向かって勝山通りに出たところで右へ向かうとすぐに店があります。ま、今回も自転車で行ったんですけどね。
開店5分前ぐらいに訪れたのですが既にお客さんが並んでいて、店は6席とかなり狭いために、残念ながら二巡目となってしまいました。上は一巡目の人が入り切ったところでの写真。
さて登場しました「醤油アニマル」、お値段は1杯1000円と、とうとう4桁の壁を突破してしまいました。
わたしゃ単品しかよー頼まんのですが、皆さんこれに200円の味玉、730円のチャーシュートッピング、300円～の卵かけご飯、さらにはテイクアウト（！）のコーヒー（400円）までガンガン頼まれているんだからビックリです。総額でフレンチのコースが食べられますよ。
さてスープを一口飲んでみると、これは明らかにフレンチや洋食で使われる牛骨と牛肉、香味野菜を煮出したブイヨンの味わいで、まさかラーメンで来るとはとビックリ。でも鶏、豚の出汁としっかり融合して違和感はありません。醤油には、正金醤油の桶仕込濃口「純」という高級品が使われているそうで、深いコクとキレがあります。
麺は腰のあるしなやかな低加水の平打ち細麺、コリコリとした甘辛いメンマ、白ネギ。面白いのは、水菜の茎だけをお浸しにしたものが乗っている事で、これが絶妙なアクセントになっています。やはり店主さんのセンスは並じゃないですね～。
前回食べた醤油ラーメンはチャーシューでしたが、アニマルの方には麹の風味を感じる煮豚が乗っています。バラ肉はホロホロと柔らかいのですが、モモ肉は赤身がグズグズになっていてイマイチ。個人的にはチャーシューのほうが好きかな。
頻繁に通うには勇気が必要な金額ですが、お値段に見合うコストがかかった美味しいラーメンだと思います。たまには意識高い系も良いですな（笑）、どうもご馳走様！
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